日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

正月二日

7時起床。初夢?見てないなあ…。今朝も雑煮に、おせちの続きを食べて、ちょっと一杯。ま、正月ですので。
11時過ぎに出掛けて、銀座まで。銀座の三越、そして松屋へ。デパートも、銀座の街も、これが正月の二日目なのか!というほどの人の出で、みなさん、もっと家でノンビリしていても良いのですよ…。福袋は、昨日、酒屋で買ったからもういいや。
有楽町…のドーナツは90分待ち…から上野へ。コンコースでさぬきうどんを食べて、博物館方面に向かう。上野公園も大層な人出で、国立科学博物館で開催中のロボット展は、入場まで40分待ちとなっていた。

東京国立博物館『博物館に初もうで』『宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝』

毎年恒例となった、東京国立博物館。去年は冷たい雨が降っていたけれど、今年は大層晴れ晴れとして、よい気分。本日は無料入館日ということもあって、なかなかの入りとなっている。相変わらず、越後獅子風味の太鼓楽団も演奏中。本館の入り口正面には大きないけばなも飾られて、正月らしい。

本日のお目当ては、何と言っても、長谷川等伯の『松林図屏風』。最近、お正月の公開が定番になっているようだ。国宝中ではNo.1の人気を誇るらしく、毎年、公開のリクエストも多いそうな。というわけで、今年も見られるわけです。嬉しい!

本館二階奥の国宝室には、人だかりが出来ていた。やはり良いものは良い。しかし、ややしらっちゃけた印象を受けたのは、照明の当て方の問題なのかな?このほか、本館の展示では、円山応挙の『波濤図屏風』が素晴らしいですねえ。息を呑む、というか。荒々しくてうねるようで、飲み込まれるような、迫力のある波。
平成館では、企画展の『宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝』を開催中。近衛家伝来のお宝の数々。本当にお宝だらけ、国宝と重要文化財の目白押し。藤原道長の日記とか、歴代天皇の書を切り貼りしたものとか、もう、国宝だらけでございます。書ばっかりだから地味っちゃ地味なんだけれど、いや、地味じゃないな、書いてる面々が豪華絢爛過ぎる。とにかく、1000年前の人が書いたものがこれだけずらずらと並んでいると、それが書かれた当時に想いを馳せて、遠い旅が出来るのだった。んー、ほいで。江戸時代の、近衞家熙の書は、確かに端正で良いんだけれど、端正すぎる。神経質そうな感じがして、こんな当主はちょっといやだなー。
書以外にも、人形が膨大な数展示されていて、これは純粋に眺めるだけで面白いのでした。

六本木で

上野を後に、歩いて根津の駅まで。千代田線に乗って乃木坂まで。東京ミッドタウンと六本木ヒルズ、お正月はそれぞれどんなもんでしょう。観察してみましょう。
東京ミッドタウンは、入り口前の正面で太鼓の演奏。なんか、どこも、正月は太鼓だらけだな…。ミッドタウンは3階のインテリアと台所用品のコーナーが好きなんだけれど、これといって目ぼしい特売品も無し。次は六本木ヒルズ行きましょう。
六本木ヒルズは、とりあえず展望台へ。


正月の空は澄んでいて、遠くまで見通せる良い天気。少し夕方にかかり、西のほうには富士山が


ああ、結構な富士山を拝んで、今年も良い年になりそうです。富士山を見て満足したので、みなとみらいに出て、ジャックモールのニトリでお買い物、家に荷物を運んだのでした