やはりキングコング西野亮廣を中心にお笑い界は回っている

キングコング西野亮廣　嫌われるには理由がある!?　天才を悩ませる「出た杭の憂鬱」 - 日刊サイゾー

最近mixiニュースの「注目のピックアップ」に、こういうお笑い関係の硬派なコラムが載ることが、一時に比べて減っていたので、久し振りにこの記事がmixiの右カラムにリンクが貼られていて、もうこれだけ注目される存在というのが、西野の持っている器の違いなんだよと思うわけですが、この記事に対する反応の多くが、お決まりの定型文のような西野叩きばかりということに、改めて辟易とさせられる思いです。そんなお決まりの言葉で、定説となったレッテルに則って、人を叩くことしかできない連中に、他人の才能や面白いかどうかなんて語られるなんて、改めて西野はようやってると思いました。これだけよく存在が大きくなったよ。

[mixi] 【この芸人を見よ！74】キングコング西野亮廣　嫌われるには理由がある!?　天才を悩ませる「出た杭の憂鬱」（日刊サイゾー）

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なんていうか、暗めで大喜利が巧いタイプの芸人を褒めといたら、とりあえずお笑い通ぶれるという風潮は、おそらくダウンタウン松本以降の流れとして、出てきたものだと思うのですが、巷のエンタ批判、レッカペ批判も概ねそんな感じだったけど、「西野、おもんない」って言う連中の半分以上は、「『西野、おもんない』って言ってる俺って、お笑い判ってる」とか「『西野、おもんない』って言っとかないと、おれ、センス悪いって思われる」っていうのを感じるという指摘は、まさにそのまんま、いまのお笑い界を現している状況だと思います。また西野が一部のお笑いファン層に、こんな風に叩かれるようになったのは、それこそ集団心理ではないけれども、みんなが叩いてる存在だから、安心して叩きにいけるというようなことがあるでしょう。M-1の頃とかにあったのには、「吉本がM-1でキングコングを勝たせるブック書いてるに決まってるから」とかいうのが、凄いアンチで叩いてる人の声に多かったけど、それこまでいけば、もうそれはみんなが叩いてる西野は、キングコング西野本人ではなく、「非実在西野」というべき存在を叩いてるようにしか見えない。正直何年か前のM-1の三回戦で生で見た時に、僕は「これが決勝にいかない方がヤラセだよ」って思いましたよ。
素人によるこういう批判は、「優越感ゲーム」でしかなく、はしかみたいなもんだから、ほっておけば良い向きも分かるのですが、ただネット時代というか、いまの掲示板、ブログ、ソーシャルネット群が、目立ちすぎるのと、いっぱい仲間がいる錯覚から、はしかから解けない人が多い問題はありそう。それに西野というのは、サッカー選手でいうとピッチの外では本田△なのに、ピッチの中のプレイスタイルは明神という、なかなか理解しづらいタイプなのも、批判している人たちが、あまりにも分かり辛すぎて思考停止して、定着しているレッテルに則った批判の対象になっているようにも見ています。
あと女性ファンのアンチについて一つだけ思うのは、批判対象について、男として生理的に嫌いというのを、無理矢理理屈にしているような批判が多いように見受けられます。「女としてああいう男は許せない」というような、理由になっていない理由は、そのまま理由がないままで出してくれたほうが、分かりやすくて良いと思います。
あと「西野＝天才」というのを否定したい人たちに言いたいのは、知り合って結成して数ヶ月、まだ養成所在学中の段階から、あんな漫才をできていた奴らが、天才じゃなかったら、何だって言うんだよ。あの努力と修練の結果積み重ねましたみたいな漫才を、デビュー三ヶ月ぐらいの段階で、すでにやっていた。賞レースでも、バラエティでも、劇場でも、それこそ自分たちより芸歴もコンビ歴も、5年も10年も上で、いま売れてるようなポテンシャルを持っていた人たち相手に、戦えていたんだから、荒削りの素質の状態で達成したことを考えれば、天才といわれることを残してきた。
それだけ活躍してきたのは、吉本の事務所のごり押しがあったからとかいう人もいるけど、吉本は年間500人ぐらい大阪だけで、デビュー希望者が入ってきて、しかもキングコングの頃には、吉本にはもうチュートリアルも、ロザンも、ブラックマヨネーズ、ライセンスもいたわけですよ。そこと比較してキングコングを押し出すべきとなったことは、お笑いについて語りたいぐらいまで、興味を広げている人ならば、考えてみて良いんじゃないでしょうか？

だから西野は嫌われる | おわライター疾走

せっかく、お笑いという素敵な趣味に目覚めたんだから、自分の世界を広げるような方向に意識を向けて楽しんだ方がいいんじゃないでしょうか。

このブログで僕も何度も言っていますが、お笑いというのを、狭い括りにしたいという人たちがいるのは、もったいないことのように思います。

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"芸人が売れるまでにはこうあるべき"みたいなのが出来てる気がする。そこに当てはまらない人だって当然いるだろうに。

某大阪の芸人で「バッファロー吾郎に気にいられるが良い芸人、気にいられないで売れてる芸人はダメな芸人」とか、大まじめに言ってた人がいた時は、どないしたもんかと思いましたが、ここの主語を色々と変えていけば、こんなこと考えている人は、沢山いるんだろうなと思います。東京だと誰になるだろうか。
それにしても全体的に、一度付けた評価は変えてはいけないかのような発言が多いよなあ、人間なんだから、相手が進化したり、こっちの考え方が変わったりで、人の評価なんていくらでも変わって当然なのに。まあ僕も一度褒めただけの人について、「○○信者」とか言ってくる人がいるけど、なんでそんなに人をわざわざ叩く時まで、楽したいんだろうねえ。
そんな風に叩いていても、ネットのお遊戯で終わって、テレビで普通にお笑い見ているだけの人には、達者なタレントであり、面白い漫才する人たちという評価は、いつまで経っても変わらないでしょうから、問題はないんでしょうけどね。ただお笑いの濃いところの人たちが、世間との乖離を知らないままに、いまあるところが当然と受け止めることだけを、僕は危惧致します。ネットで叩きたい相手を探しているだけの人は、別にお笑いファンでもないから、ほうっておけば良いと思います。

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