NuRAVE(ハードコアブレイクス)ムーブメントとはなにか?!

イギリスのアンダーグラウンドで3年前ぐらいに始まっていた、92年頃のオールドスクールハードコアテクノ(それの成り立ちについてはテクノウチさんの解説が詳しい)のリメイク。それがリメイクだけでなく、それを通り過ぎて、去年辺りからNuRAVEと呼ばれる大きなムーブメントになって来ている。
ちなみに、NEWRAVEブームメントはNuRAVEムーブメントとは全く関係が無いので注意。NEWRAVEはあまり調べていないが、一言で言えば「踊れるロック」らしい。しかし、NuRAVEは本物の92年頃に「レイブミュージック」と呼ばれていた物のリバイバルであり、確実な進化系である。
ちなみにジュリアナでかかる様なアゲアゲ4打ち系ではなく、SL2のようなBPM130−150辺りのブレイクビーツトラックが主であり、ブレイクスシーンやドラムンベースシーンとも繋がっている。
Nu Rave のムーブメントの中心的サイトであるhttp://nu-rave.com/に4月30日付けで投稿されていた、「The Strength of the Nu Rave Scene」という記事にNu Raveの経過や現状について詳しく書いてあったのでそれを翻訳してみました。
英語のレベルが低いので勿論エキサイト翻訳様に頼ったので、誤訳、妄想訳が多いが大筋の内容がわかるレベルだとは思うので興味がある人は読んでみてください。

NU RAVEシーンの強さ

Nu Raveシーンは間違いなく順調であり、それは嘘でありません。しかし、最近になってより大きな発展をし続けることが困難になっています。この特集記事はNu Raveシーンに何が起こっているかを調査して、シーンの今後の発展に関する洞察を与え、シーンをより良くしする為の全てのすばらしい出来事をまとめようとします。
 
Nu Raveシーンはとんとん拍子に過去4年間にわたって成長しています。 当時、Hardcore Breaksレーベルとして、2つの主要なレーベルである2FreshWarehouse Waxが主に知られていました。 それ以後、Nu Raveは発展しました。現代的な音のOld Skool Hardcoreを作成することから、新しい音楽ジャンルを考え独自の正しさで定義し、表すことによって、NU RAVEの概念ができました。
 
新しい世代のNu Raveを代表するプロデューサー含む一流のアーティスト達がEnzymeMaliceDarkusDistortionzJunki MunkiTwista、Running Man、Amnexiac、Flashback、Screwball、Peacemakerです。そして、これらアーティストと並んで、昔からレイブシーンを形成し、未だに活発に活動している何人かのプロデューサーがいます。例えばSlipmatt, Orca (E-Lab Ratとして知られている), Basement Phil, Austin, Nebula 2, Phuture Assassins, Vinyl Junkie, Luna-C, Sub LoveBilly Bunterなどの人々です。特筆する事に加えるべきは、シーンの認識を拡大するのを助けるために多くの事をしたSlipmattとBilly Bunterで、彼らは2007年中頃「Ministry of Sound」 からNu RaveのミックスCDをリリースするでしょう。
 
また、ここ数年間の長い間にわたって曲のクオリティーは向上していっています。ドラムンベースとハウスの円熟に直面した時でも、Nu Raveは誇らしげにそれに屈しないでいることができます。最先端の技術とテクニックはフルレンジで精力的な音を発生させるのに定期的に使われます、その音は大きいクラブシステムおよびiPodsの両方を貫いて同じように爆破します。
 
Nu Rave を作る点で最もおもしろい場面の1つは、それ自体をどういう風にオリジナルレイブシーンの情熱とスタイルに位置づけるかということです。しかし、同時にそれは何か新しいものを持って来ることが出来るくらい創造的であり、DJにとって革新的であるという事です。ここ15年間、私たちは、Old Skool Hardcoreの定期的なリバイバルを繰り返し見ましたが、それまでとは違って、Nu Raveプロデューサーは今までのリバイバルの合計より遥かにに多く、初めて何か特別でオリジナルな曲を提供することができています。
 
今日、30個以上のレーベルがあります。そして、シーンには、世界のDrum&BassとNu Raveの主なディストリビュータである「Nu Urban Music」の完全な支援があります。その会社は、いつも一つの段階で仕事に勝つことに評判を持っていて、サポートとシーンが必要とした適切なリリースを与えることによってシーンに多くの貢献を与えました。MP3ダウンロードは音楽産業で大きな役割を演じるようになるでしょう。過去8ヵ月の間、Nu Urbanは世界中の主要なアウトレット、例えばナップスターBeatport、およびHMVに、MP3リリースを行うように申し出ています。会社は80年代後半と最近のNu RaveリリースがRecklessによって管理されて以来、レイブシーンの影の原動力であるBasement Philによって経営されています。
 
主なNu Raveレーベルは現在、Nu Basement2Fresh2FXHardcore ProjektzKniteforceRave BreakzFirewallWarehouse Waxです。もし販売における安定成長が続くと、これらのレーベルは間もなく全てのレコードの生産を数千枚に上げるでしょう。Uppacutzは2007年5月の初めに始められる新しいラベルです。DarkusのトラックによるMad M.C.P(Top Buzz)のボーカル曲を含む多くの興奮させるリリースがあるでしょう。Data Audioは、2007年7月の始まり頃に初めて、Nu Raveシーンの中の新しいTechno適化運動における成長を促進するのを助けるでしょう。 最もおもしろい事の1つは既存のジャンルが鳴るべきシーンがある所にData Audioという新しいレーベルがやって来て、この運動を促進して先入観に挑戦する時です。
 
Nu Raveシーンはいくつかの最もよく知られているラベルから90年代前半から支えられてきました。伝説的なBasement Recordsが新しい世代のためにNu Basementとして再展開して、今までのところRiches、Enzyme、Malice、Junki Munki、Amnexiac、Ragga to Richesらのリリースを出しました。 Kniteforce Recordsは今も人気がある状態で、現在になってもハードコアブレイクスをとてもポピュラーにした個性や情熱のいずれも失っていません。彼らの最初のNu RaveリリースはKFA034で1994年にLuna-cによってリリースされた「Piano Progression」をMaliceがリミックスした物です。
 
レコードをイギリス中で買うためにRed Eye, Hard to Find, Chemical, JunoIMOなどのオンラインストアを利用することが可能です。2006年以来Nu RaveのレコードはいくつかのHMV店に入荷されています、そして「Nu Basement Vol.1」も全国40店以上の店で買うことが出来ます。 All-4-1, Choice, Hardcore Projektz, NEC や Tornadoなどの専門店は増加するNuRAVEリリースの販売をすべて扱っていて、シーンの成長を大いに助けます。
 
また、Nu Raveレコードの販売は世界中の国で順調です。いくつかの注目すべき店はテネリフェのFactory Records、スペインのAnother Dimension、ポーランドのSkylark、フランスのStamina、日本のU-Recordsなどです。これらの国の多くが大きなレベルでレイブ文化を初めて発見しているように思えます。そして、それらの国のインスピレーションがUKの方を向いているように見えます。
 
Dance Energy」はレイブ音楽の新しい世代に捧げる世界初の主要なイベントであり、そのちょうど1年目の誕生日を祝ったところです。シーンでにおいて最も有名で、何人かの最も好意的で最も偏見のない人々を引き付ける評判を確立したイベントとして良く知られています。ロンドンとリーズでDance Energyが楽しまれイベントとして成功したことにとどまらず、これからも世界中でパーティーを行う予定です。次回の「Dance Energy」の開催をテネリフェポーランドですることを決めています。
 
リーズのUnificationなどの、より多くのイベントがNuRAVEをイギリスの北部にもたらすのに原因となっています。そして、ブリストルでは、Rusty NeedleとByteが次の強いファンを募集しています。ロンドンを拠点とするプロモーターAscendanceは、2006年9月以来、人気がありいつも最高の雰囲気です。また、イギリスの有名なダンスのプロモーターの多くが現在、彼らのイベントでNu Rave DJをブッキングしています。例えば、Hardcore Till I Die、Raverbaby、Innovation、Raindance、Moondance、Fantazia、Epidemik、Wildchildなどです。 これだけではなく、NuRAVEはルーツに戻って、倉庫のフリーパーティーやイギリスのオーバーグランドそして、アンダーグラウンドの野外でも行われています。あなたが音楽が既に持っている影響力を分かり、未来が保持されるならば、興奮は終わらないでしょう。
 
既に話しているように、Nu Raveは世界中の国での成功を楽しんでいます。 テネリフェでは、いくつかのこれまで最も大きいNu Raveパーティーが開かれていて、NuRAVEをレベルアップさせるための次の流れが本当に始められます。最近では、Enzyme、Malice、Recklessが島で行われる大きいレイブである「Tropicana」の目玉としてブッキングされました。スペインで行われる「Sunshine Promotion」では責任のあるブッキングされたDJとしてDistortionz, Enzyme, Malice, Stu & NeeやスペインのアーティストRascoやAmnexiac が全国いたるところのレイバーに音楽を届けます。ポーランドにはイベントをする多くのプロモーターがいますが、最も注目に値するのは、ルージ(ポーランド第二の都市)のCubeで、Beagle Brosによって開かれたされた「Firewall Records night」です。Tornado RecordsはScrewballや、Hyper MotionやProve Correctなどの多くのポーランド人のプロデューサーと契約しています、そして彼等の曲は非常に良いものとして受け取られました。Running Manは最近ポーランドでプレイしました。また、DistortionzとEnzymeは数年前に東京(日本)でプレイしました。
 
ここ最近、世界初の専用Nu Rave放送局が毎晩グリニッジ標準時午後6時からNu-Rave.comで放送をはじめました。 これは本当にシーンが前進する出来事で、最終的に初めてこのジャンルを世界的なリスナーに聞かせる機会を与えます。将来、最終的に放送局は年中無休24時間放送することを計画しています。 それはシーンが提供する人材のすばらしい多様性を聞けるこの放送局を支える本当に素晴らしい案です。また、Eruption FMや、Origin FMやFMロンドンなどの昔からある、イギリスの海賊放送局の多くでNu Raveを聞くことができます。
 
Nu Raveシーンの未来は非常に明るい様に見えます。 レイブは世界中の地下やあらゆるレベルにおいて起こっています。 シーンには、専門の流通システムがあります、そして、以前からのレイブシーンのベテランプロデューサーで作られたの非常に強いグループと、この動きを開拓する新しいの世代がいます。人々が音楽をできるだけ多くの聴衆にもたらすのを助け、お互いを支持しながら一緒に働いているのを見るのは輝かしいです。レイブは長い間、到来しています。しかし、レイブミュージックにおける2番目の革命は最終的には私たちとここにいる...

おまけ オールドスクールハードコアというのはこんな音!!!

Acen - Trip II The Moon(1992年)

☆こういう記事は音楽専門誌がやるべきだと思いますがハードコア、レイブ系の情報を網羅している物が日本には全くないので…
☆ハードコアミュージックの過去の流れからみて、出始めの今が一番熱い時期では無いかと個人的予測…イギリスのイケイケドンドン音楽であるのでいつ衰退してもおかしくはありません。