「U12」少女が逃げれば桶屋が儲かる

巻末でのヤギちゃんの（語る）過去話が凶悪すぎました。真っ赤になって可愛いのなんのって。甘いねぇ。
「甘々と稲妻」の最新刊が出ていますが、今回もかなりの飯テロ。あとは、つむぎのお友達話が多かったでしょうか？つむぎの誕生日会がとても良かったなぁと思う第5巻。お母さんがいないことでつむぎにとって一番の幸せは与えてあげられないけど、今の状況で一番の幸せは与えられてあげるかなと最近思います。周りもいい人多いですしね。どうでもいいですが、「バル…なんちゃらかんちゃらに挑む！」って裏表紙に説明文があったんですけど、バルディリスに挑む漫画と間違えないか心配になりました。←ない










さて、そんな甘々と稲妻が連載しているgood!アフタヌーンという雑誌。この作品だけ見ていたらほんわかふわふわ雜誌と勘違いされそうなんですけど、ぶっちゃけ雑誌的にはその逆という・・・・。「亜人」がいい例でしょうか。個人的には「マテリアルポルカ」を推したいところですが、今月1巻が出た「U12」もやばい。かなりやばい。


ロリコンは人間じゃない

表紙からしてかなり攻めているような気がしますね。タイトルは「U12」。U2でもU18（野球惜しかったですね）でもなく、U12。言葉だけを見れば12歳以下となります。いや、12人以下とも考えられますね。とりあえず、PG12かR12にしたほうがいい作品だとは思います。


人権停止ー！

端的に言うと少女とロリコンのお話。ある日、少女たちが集められ、人権が停止されたことを告げられます。というか拉致られました。親が人権停止してもOKというサインをして連れてこられた少女たち。その総数12人。あと、元々“そこ”にいた1人を含めて13人の少女たちが惨劇に放り込まれることになります。


場所は牢獄

連れてこられたのは、牢獄。しかも囚人はみな異常犯罪者ばかり。少女たちはそんな異常犯罪者ととあるゲームをすることになりますが、まさに命がけのゲームになります。仮釈放もNG、執行猶予もありえない。そんなアブネー奴らが集まる場所で彼女たちはいったい・・・・。






　　
異常犯罪者の皆さん

へ、変態だぁー！！！！
この他にも異常犯罪者という名の変態が多数出てきてますが、1巻にして大量に出てきてますが、少女たちはこの変態達から逃げなければなりません。通称「お楽しみ会」。
政府が通常国会で決めた法案により、こんな異常犯罪者たちにもそれなりの人権があるのだから、人権を失った者共が彼らのためにハピハピするにぃ！←検閲のため表現が変わりました
というわけで、amazonからの説明文。

内容紹介
謎の牢獄に囚われた12人の少女。状況を呑み込めぬ彼女たちの前に謎の男が現れ、「君達の人権を停止する」と宣言する。そして、突然始まる囚人たちのためのイベント「お楽しみ会」!!　この理不尽な異常事態を切り抜けるべく、少女たちは闘争を開始する！　戦慄の少女脱獄サバイバル!!

著者について
闇川コウ
謎の新人。本作が初の連載作品となる。

つまるところ、鬼ごっこみたいなものです（←微妙に違う）。少女たちが変態から逃げまわるという作品です。こんな異常な作品を描く闇川コウ先生とはいったい・・・・。今にも少女たちがサッカーを始めそうな絵柄で漫画を描く闇川先生とは。くっそー！これが初連載になる新人漫画家だなんて！なんてすごい新人漫画家を連れてきたんだ。

闇川（ヤミカワ）先生ってどんな若宮（ワカミヤ）先生なんだ―！！！！

親に捨てられた

はい、というわけで少女たちは絶望的な状況に追い込まれています。唯一、救いがあるとすれば、少女たちも反撃してＯＫということ。というかぶっ殺でもＯＫだそうです。それによって彼女たちが不利になることも、捕まることもありません。とりあえず、人権なくなったわーおじさんが言うには、何が起きてもいいよということでした。
とはいえ、少女たちは少女なんです。普通に考えて人を殺す、しかも変態たちを殺すなんてできるかどうか怪しいものです。そんな中、↑の千代田かなめちゃんだけは少し違います。鋭利なリコーダーでぶすーっとやったり、鋭利なワイヤー（ランドセルから採取）でぐいぐいぐいーなわけです。彼女の「ロリコンは人間じゃないから殺していい」は名言中の名言。
もちろん少女たちには逃げきってもらいたいものです。とりあえず現状は、12人無事のまま1巻が終了してます。元々いた子は・・・・。




なんとかなる

ちなみに12人の少女は以下のとおり。
千代田かなめ、三田琴美、浅草日向、蔵門すみれ、福門心愛、丸内彩子、クリス・シルヴァークラン、田中東華、田中西蘭、日比谷優希、有楽原いちご、北澤美波
・・・どこか駅とか地名を思いだしますね。親に捨てられた状況の中、彼女たちは変態から逃げられるのでしょうか。

うーん、ダメかもしれんね。

1巻で既に色々と複線が張られていて面白いです。とりあえず現状気になってるのは、地震が多いという描写、届けられる謎の下着たちといったところでしょうか。もちろんそもそもなんつー設定だというのもありますけどね。少なくとも少女大変！変態が変態すぎて大変！って漫画なだけではないと思ってます。まぁ、ホラーとギャグは紙一重だなと思う類の作品だとは思いましたけど。ロリコンには堪らん作品だとは思います、はい。

「甘々と稲妻」とはコラボさせられんなぁ・・・・。