今週は嬉し涙がいっぱいあったなぁ。
任天堂の基調講演は、ゲームに対する深い愛情にあふれていて泣いたし、NHKでゲームショーのニュースが流れたら、一番最初に画面に映ったのが今作っているゲームだったし、ふとゲームセンターをのぞいたら異国なのに、9年前に僕がデザインしたゲーム筐体をフツーに楽しんでもらっている姿に遭遇したり、600円で買ったDVDの「サイン」が最高にすばらしかったり。
何と言うか、誰かが何か(誰か)のことを深く思う姿勢ってのは、ただそれだけで心を打つね。よくモノを作るときに「自分が感動できないものは人を感動させられない」みたいに言う人がいて「いやー、種も仕掛けも知ってたら感動なんか出来ないだろうフツー」って思ってたんだけど、そのものを誰よりもまっすぐ愛して、思い込みの愛情じゃなくて、そもそもそいつが持っていたベクトルに最大限背中を押す努力って言う意味なら、とても共感できる。
そんでね、愛を感じた時もうれしいけど、愛を誰かに受け取られた瞬間を見るのはもっとうれしいのね。任天堂基調講演の動画を見てると、なんかアイディアって言うよりその根源の愛の深さと、それを想像以上の賞賛で迎えたみんなとの関係がもうなんかすげー素敵。インターネットもかくありたいね。