絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

なんかすげー

ピンポン球をバウンドさせてゴールに入れる暇つぶし。
http://www.youtube.com/watch?v=aAjrFHcP2lw
すごい。

 確かドーキンスの本に書いてあったんだけど、一枚の鉄板にバウンドさせて、片方の穴から出た鉄の球をもう片方の穴に入れるのはそんなに難しい計算はいらないんだそうだ。だけど、その板が曲がっていて、三つあったら……つまりピンボールのバンパーに球が当たったら、三回を超えたあたりで現実的な計算が不可能になるらしい。
 で、この映像。
 確かに平面上をバウンドしているんだけど、木の椅子じゃないですか、てことは当たる場所によって少しだけ斜めになってるわけですよ。三つの平面と球の反射角度を計算した人に「実はところどころ斜めでしてね」って言ったら発狂すると思う。
 それがきれいにバウンドしてヤカンに入る。
 ここから、人間の脳がものすごい計算を無意識のうちにして、最適な射出角度と力を導き出している、ってことがわかる。すごい。脳すごい。脳やばい。