絶叫機械

造形する脚本家、麻草郁のブログ。

いいんだか悪いんだかわからない夢

徹夜仕事を終えて、バタリ倒れて数時間、寝起きざまに見た夢がこれ。

 おれはすごい金持ちだから自家用ジェットで空を飛ぶ。
 夜のメガロポリスは月明かりに照らされて青く光るぜ。あっ、とてつもなくでかいジャンボジェット機が墜落する!でかいからすげーゆっくりとビルの間に吸い込まれていくぜ!(いい夢)。
 自宅に着陸すると、なんかガラスと鉄で出来たトレイラーハウスを連結したみたいな豪邸だぜ。ガラスに見えるのはすげー硬い鉱物で、太陽光の下では色がかわるらしいけど、なんかトレイラーハウスっぽい(まだいい夢)。
 家に入ると誰かの気配がするぜ、ちなみに廊下は全部間接照明、オシャレだ!ガラスっぽい扉の向こうのベッドルームに、長い足が見える。おれはなんと理想の女を遺伝子操作で作り上げて、それを愛人として飼っているのだぜ、なんてったって金持だからな!ベッドに入り込むと、起きた女がからみついてくるぜ、この感触、たまらないぜ、筋肉質な長い手足……?筋肉質な長い手足?
 どうやら遺伝子操作で作られた"理想の美女"らしいんだけど、どう見てもユマ・サーマンにしか見えない。ごめん、おれユマ・サーマンは好みじゃない。ああ、手足長すぎる、もうちょっとこう、ほら、何でC・リッチじゃねんだよ。

おれ、せっかく金持になったのに、何やってんだろう。

ってとこで目がさめた。遺伝子操作された理想の美女とか別に飼いたくないので、金持から連想→やっぱ遺伝子操作でしょ→いやでも違くね?って脳の中で何か起こったみたい。

それでもいいと言うのなら

 ナンシー小関でもいいってひとは、小関でもいいのだと思うよ。
 でもね、オリジナリティとかそれ以前にクオリティ低いでしょ、アレ。その下手さとか、手の抜きっぷりとか、つまらなさとかを、ナンシー関が積み上げた手法で覆い隠してる部分に、おれは苛立ったんだよ。
 それを「オリジナリティ」とか「愛」とか曖昧な言葉を理由に怒るから、ワケわかんなくなったんだよ。
 ただ、へたくそ!って言えばよかったんだね。手間かけたって、努力したって、愛があったって、下手なもんは下手だよ。リスペクトしてもいいし、愛があるから著作権を無視して紹介してもいい、いろいろな人にナンシー関を知ってもらいたい、えらいね、頭をなでてあげよう。
 でも、消しゴム版画に口出すな、下手くそで手抜きのくせに。
 
 こんな景色を夢想するんだ。
 ある日、mixiからナンシー小関が消える。トップ画像に使っていたひとたちに「もう使わないでください」というメッセージを残して。
 そして数ヵ月後、Webの片隅にコ汚い下手糞な、消しゴム版画がアップされる。それは似てなくて、ギザギザの、だけど確かに消しゴムを彫って作られた版画だ。数日にひとつ、ゆっくりと腕は上達していく、そして数年後、復活したナンシー小関の個展におれと侍功夫さんが行くんだ、花束持って。
 そんなときがきたら、おれは謝るよ。頭下げる。
 
 下手な奴が下手くそなコピーした、むかつく。
 それだけだったんだよ。

ココロ社さんを尊敬しています。

ナンシー小関さんへ「代案ドットコム」の代表ココロ社さんから代案が。

陰毛って汚いというイメージがありますが、洗ったら普通の毛と同じだから大丈夫のはずです。
http://d.hatena.ne.jp/kokorosha/20060619#p1

必見です。銀河がひとつ消えました。
(参照:http://yaplog.jp/strawberry2/archive/7987)

なるほど、そういうことか。

 たとえば犯罪を犯したひとがいるとする。
 そこでおれが、そのひとを指して「あれは悪い!殺せ!」と叫んだとする。
 そのときに、まるで自分には非がないように、正義の御旗を振って、相手の悪を指摘して、いい気になっていたとする。
 被害者はもう死んでるのに、まるでその被害者になったかみたいな顔して「なんてヒドイことを!」と言って、溜飲を下げている。
 で、普段はそういうワイドショー的な行為を笑ってる人間が、突然正義の味方になったから、こりゃいかんと。
 何様だと、お前誰だと、そう思ったわけか。
 なるほど、そう考えるなら、その通りだ、そしてはっきりとは指摘しづらい。結果的には「お前バカじゃん?矛盾してない?」って言うしかなかったと。
 
 なるほど、そう見えていたか。それは残念だ。
 違うんだけどなあ、おれはナンシー小関をつるし上げたつもりじゃなかった。ナンシー小関を「あんなの放っておけば?」って薄ら笑いを浮かべて許す奴を言葉でぶん殴ってやりたかっただけなんだがなあ。
 でも反省しよう、誰がおれの後ろから「小関を殺せ!」と叫ぶか、わかったもんじゃねえのだ。