論文審査

だんだん量がふえていく、論文審査依頼。知っている人から頼まれたら、まあ断れないか。。。ラベルの高い雑誌からだと緊張するのと結果も凝ったものが多いのとで、時間がかかることが多い。専門内で、一目でRejectかAcceptがわかるような、質の低い・もしくは高い論文は楽だが、微妙に専門がずれていて微妙なラインだったりすると、面倒である。いろいろ勉強する機会にはなるが。。。RejectでもAcceptのときも、なるべく建設的な意見を書くことを心がけてはいる。繰り返し同じジャーナルから頼まれる、ということは、きっと前のレビューがよかったということであろうと思うことにする。私の場合、1つあたり、半日はかかるので、それなりに重荷になってきたりして。。。もう少し早くレビューできるようにならなければ。

そういえば、学生がPhDをとるための条件で、7 year ruleという暗黙の了解があるようだ。つまり、論文3報だせば4年でPhDがとれる。論文2報だせば5年、1報なら6年、0報ならもちろんPhDはとれない、ということ(アメリカでは修士はなく5年間のPhDコースになるのが一般的)。2年間はコースワークでかなりつぶれるので、標準の5年で2報は、かなりProductiveでないと達成できない。しかし6年で一報ではPhDとしてはちょっとさびしいような気が。。。。ちなみに、これを達成するためには、普通は週55時間のコミットメントが必要だということである。食事時間は含まないが論文読みの時間を含んでいいということだから、まあこんなもんだろう。一日10時間+土曜5時間くらい。カレル研究室に入るときに、66時間とか要求されたなあ。。。