読書感想文:桃太郎 〜桃太郎が可愛祖すぎる〜

はじめに

朝、夏休み明けの小学生の登校している声が聞こえる。夏休みの宿題と言えば読書感想文。私も小学生の頃を思い出して読書感想文を書いてみようと思う。本は、誰もが知ってるかの「桃太郎」。筋書きは当然省略します。

読書感想文:桃太郎

 おじいさんとおばあさんはどうやって生計を立てているのでしょうか?僕は気になってしょうがありません。年金でしょうか?貯蓄でしょうか?話の中でおじいさんは山に芝刈りに行きます。おばあさんは川へ洗濯に行きます。とても生活できるだけのお金がある様には思えません。それを読んで僕は何だか凄く悲しい気持ちになりました。僕の家ではお母さんが夜に稼いだお金で生活しています。そんな僕の暮らしよりおじいさんとおばあさんは貧しい生活をしているのだろうと思います。洗濯機も買えないのです。だから川でしか洗濯できないおばあさんがとても可哀想に思います。食べ物はどうしているのでしょうか?とても苦労しているに違いありません。おばあさんが川で洗濯をしていると大きな桃が流れてきます。さぞ喜んだことでしょう。僕ならそんな桃を食べようとは思いません。ところがおばあさんは、家に持って帰って食べようとします。ところが中から出て来たのは、赤ん坊。びっくりしたと書かれていましたが、きっとがっかりだったと思います。折角得たと思った食糧。しかし、出て来たのは赤ん坊。子どもを育てるのにどれだけの費用が必要か僕は知っています。きっと桃太郎は十分な教育を受けられなかったのでしょう。それが証拠に鬼ヶ島に鬼退治に行くと言い出します。僕のお母さんは時々、鬼のような顔になったりするけど本当の鬼なんてこの世の中にいないことくらい僕でも知っています。
 桃太郎が鬼退治に行くと言い出した時、おじいさんとおばあさんはさぞ喜んだことでしょう。だって、すでに家計は火の車だったことだろうから。おばあさんは、日々食糧に苦しんでいるにも関わらず桃太郎にきびだんごを渡して、桃太郎をその気にさせています。これで少しは家計が楽になる。そう思ったに違いありません。ひょっとしたら桃太郎は自分のせいでおじいさんとおばあさんに辛い思いをさせていると感じて、自分から家を出ると言い出しのかもしれません。桃太郎はまだ子どもです。僕と同じくらいの年齢です。それなのに偉いなあと思います。僕はいつも母親に「おまえなんか産むんじゃなかった。」と言われています。僕もいつか桃太郎みたいに親のために自分から家を出ると言い出したいと思いました。でも、今の僕ではまだ親なしで生きてはいけません。やっぱり桃太郎は凄いと思います。
 桃太郎はそれから旅に出ます。その途中で犬と猿とキジを仲間にします。桃太郎がきびだんごをあげると犬も猿もキジも仲間になります。僕にはその部分が不思議に思えてなりません。僕の家では雑種の犬を飼っていますが、美味しくなさそうなものには見向きもしません。このきびだんごは、犬を虜にさせるくらい美味しかったのでしょうか?僕にはそうは思えません。例えどんなに美味しくても道端で突然であった者どうしがきびだんご一つで仲間になるでしょうか?仮に僕が犬だったとして突然であった人が食べ物をくれるといったくらいではついていきません。僕の大好きなゲームを買ってくれると言ってもついてはいきません。学校で知らない人には付いて行くなと教えられています。犬や猿、キジがもし食べ物だけで仲間になったとしたなら不用心すぎます。きっと他に何か理由があったのだろうと思います。
 ところでこのきびだんごを作ったのは誰だったでしょうか?そう、桃太郎のせいで生活がよりいっそう苦しくなったおばあさんです。そんなおばあさんが美味しいものを桃太郎に渡すでしょうか。渡さないと僕は思います。ここからは僕の推測です。きっとおばあさんは桃太郎を殺そうと中毒性のある麻薬のようなものをきびだんごに混ぜたのではないでしょうか?麻薬は値段が高いので無理でしょうがそのような作用のあるきのこはきっと山で採れます。それをきびだんごに混ぜたのです。それを犬や猿やキジが食べてしまった。そして中毒症状が起きてしまったのです。一度食べたら、また食べたくなってしまう魔のきびだんご。おばあさんは桃太郎にそれを渡したのです。きびだんごを全部食べてしまうころには、死んでしまう。そう考えたのです。そうしておけば、あたかも桃太郎が亡くなった時に自殺に見せかけることができます。それを桃太郎は知らず知らずの内に利用して、仲間を手に入れた。そう考えればつじつまが合います。
 こうして桃太郎は鬼ヶ島に行って鬼をやっつけます。ところで本当の鬼なんていません。それは僕でも知ってます。桃太郎は帰りに「鬼」の持つ金銀財宝を持って帰ってきます。きっと、お金持ちの人の家に強盗に入ったに違いありません。仮に本当の鬼だったら、犬や猿やキジが仲間になったところで勝てるわけありません。だって犬なんて僕のキック一発でさえ参ってしまうくらいだから。桃太郎も子ども。
 こうして桃太郎はおじいさんとおばあさんの元に帰ります。奪った金銀財宝を持って。おばあさんは桃太郎を殺そうとした人です。それにも関わらず、強盗してまでおじいさんとおばあさんの暮しを楽にさせてあげたいと考えた桃太郎に僕は感動を覚えました。
僕もいつか母親に恩返しをできるようになりたいと思います。


※読書感想文中の「僕」と当ブログ管理人の私とは一切関係はございません。


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