Aは知ってたけどBは知らなかったメソッド

時たま見かける文章表現に「Aは知ってたけどBは知らなかった」てのがありまして、思うにこの書き手が知らせたい真の情報は「Bという新情報」ではなくて、「Aを当たり前のものとして知ってる私、すごくね?」ってことなのだと思う。自分をちょびっと膨らませて見せる手法。
書き手が本当に前からAを知ってたのか、Bと一緒のタイミングではじめてAを知ったのかは読者側では検証不可能*1なので、自分を大きくみせるのに効果的な方法だと思う。

具体例
山本正之ドラえもんの曲書いてるのは知ってたけど、究極超人あ〜るやってるのは知らなかった」
読み方
ドラえもんで2曲ほど山本節炸裂させてるんだぜ、おまえら知ってたか。あ〜るはこの際、どうでもいいぜ。




というような(文章術というよりか)文章の裏読みの仕方を考えてみたのですけど、なんかイジワルな読者って感じがするのでやめたほうがいいですね。性格ワルユス。人の記事は素直な心で読んだほうがいいです。


*1:不可能じゃないかもけど、読者はそこまでコストかけない。たぶん