"グーグル八分"とは、Googleの検索結果に表示されていたWebサイトや表示されるべきWebサイトがGoogleの検索結果に表示されない問題のことを言う。
この問題は以前から話題にはなっていた。
GoogleによるWebサイトの検閲。中国政府からの要請に応えた検閲。
現時点での事実上最大の検索サイト、ポータルサイトとなっているGoogleが検閲することによって、表現の自由という権利が犯されているという問題。どうしてGoogleはそのようなことをやってしまっているのか、"Don't be evil"(邪悪になってはいけない)という理想高い理念を示しているGoogleはこの検閲に対してどう考えているのか、されにこの情報検閲はどのようなGoogleのどんなポリシーのもとにどのようなプロセスで実施しているのか。
といった南洋なんだろうと、本書を手にしたときには僕は勝手に妄想してしまったいた。
....。
すっかり期待ははずれた。本書はあくまでもこれまでに表面化したグーグル八分事件簿であり、後はGoogleの外側の人間によるGoogle批判である。僕が期待していたようなGoogleの考え方など突っ込んだことは記事になっていない。
なぁ、こういった事件があったという事実を知ることはそれはそれで面白かったが、期待が大きすぎたことは否めない。残念。
★★☆☆☆
- 作者: 吉本敏洋
- 出版社/メーカー: 九天社
- 発売日: 2006/12
- メディア: 新書
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