あけましておめでとうございます(今年初のエントリ的な意味で)
昨日・今日と開催されたYAPC::Asia 2010でQudoについて発表してきました。
発表資料は↓にアップしました
http://masartz.github.com/presentation/yapcasia_2010/start.html
ということで、反省内容を列挙します、、、
思った以上に緊張した
まぁ緊張するだろうとは思ってたんですが、正直手は震えるは、詰まって頭が真っ白になるは、尋常じゃなかったのが自分でも驚き。。お聞き苦しいかったろうと猛省。
ターミナル見えてなかったですよね
えぇ、薄々気づいていました。準備不足ですみません。
ブラウザの文字サイズとかは気を使って発表前から微調整していたんですが、
デモは「もしかしたらするかも」程度に思っていたので、ぬかりました。
お詫びにデモスクリプト群もgithubにアップいたしました↓
http://gist.github.com/630119
http://gist.github.com/630120
使いこんでいない部分はやっぱり詰まる
Plugin:::LoggerとHook::Notifyのあたりでテンパりましたが、予想通りでした、、
今回の発表内容を決めた時から自分が関わっているプロダクトのようで実は触ってない部分がたくさんあって、他人のふんどしで勝負するように
認識されることは覚悟してましたが、この辺を上手く説明出来なかったのは反省要因。
ベンチの結果が誰得だった
公正なベンチの結果を貼った訳ですが、標準Qudoのイメージが上がらない、という自虐的な内容になっちゃいましたがDBI側の利点を言っておきたいなという気持ちの表れでした。
ちなみに手元ではGearman::XSがうまくインストールがひっかかったので、
精度の問題から採用しませんでしたが、一応自分のマシンで実行した結果も貼っておきます。
Rate qudo_skinny the_schwartz qudo_dbi qudo_skinny_cached the_schwartz_cached the_schwartz_simple qudo_dbi_cached gearman gearman_cached the_schwartz_simple_cached qudo_skinny 386/s -- -19% -54% -56% -59% -75% -84% -88% -89% -95% the_schwartz 476/s 23% -- -43% -46% -50% -69% -80% -86% -86% -93% qudo_dbi 840/s 118% 76% -- -5% -11% -45% -66% -75% -76% -88% qudo_skinny_cached 885/s 129% 86% 5% -- -6% -42% -64% -73% -74% -88% the_schwartz_cached 943/s 144% 98% 12% 7% -- -39% -61% -72% -73% -87% the_schwartz_simple 1538/s 298% 223% 83% 74% 63% -- -37% -54% -55% -78% qudo_dbi_cached 2439/s 532% 412% 190% 176% 159% 59% -- -27% -29% -66% gearman 3333/s 763% 600% 297% 277% 253% 117% 37% -- -3% -53% gearman_cached 3448/s 793% 624% 310% 290% 266% 124% 41% 3% -- -52% the_schwartz_simple_cached 7143/s 1750% 1400% 750% 707% 657% 364% 193% 114% 107% --
そもそも資料は余裕を持って作る
直前の連休を使っても完成しないようなクォリティがあかんかった。
やっぱりなるべく早く作って、少しでもまともなものにしたい。
反省ここまで、YAPC::Asia2010全体の感想
振り返ればyokohama.pm(#3)で発表させていただいたのがperlコミュニティでのデビューでした。
今日のPMグループディスカッションのセッションでも触れられていましたが、
yokohama.pmが「shibuya.pmの申し込みに漏れてしまったり、発表をためらう人も歓迎」というスタンスで開催されていたのが大きかったです。
それがきっかけとなって、今回(内容はダメダメだったんですが形として)YAPC::Asiaで発表が出来たというのは素直に嬉しかったです。
グループディスカッションでは、他の地方pmの大変さが伺い知れましたが、
perl-casual同様こういう所から盛り上がって行くのは今後ともあって欲しいなと思いましたし、自分もお手伝いしていきたいなと思いました。
また・・・発表してみたいかも
そして、やってみて思ったのは「また発表したい」でした。
年1回のイベントだと思うので、次は来年になってしまうんですが
せっかくの貴重な機会だからこそまたやってみたいなと思います。っていうかリベンジしたい。
実は思う所があって、今回は「最初で最後のYAPC発表」のつもりで臨んだんですが、ちょっとその考えも揺らぎました。
やってみた事以外に、もう一つの要因は他の方のセッションを聞いたり、実際話してみて影響を受けた部分だったりします。
今回振り返ってみると2008年のMoose、2009年のPlack/PSGIのような目玉となる技術(のセッション)がなかったんじゃないかな?と。
今回一番感じたのはPerlの技術力の話より、webの知識、もっというとシステムの知識について個人的に考えさせられるセッションが多かった気がします。
ネットワークの知識だったり、言語間の差異よりももっと大切な事だったり、起業することだったり、大規模システムだけじゃないことだったり。
Perl言語そのもののメンテに関する話でさえ、本質的にはどの仕事にも通じる「働き方」に関して学ぶべき事がありました。
Perlカンファレンスっぽくはないかもしれないけど、Perlという言語がハブになってそういう事を色々見られたのは良かったなと思います。でも、それだけの様々な人が集まるっていうのがやっぱりYAPCっぽいですかね。
運営陣のスムーズな進行により、快適に過ごさせていただきました。ありがとうございました。
YAPC::Asia2010 お疲れさまでした。来年も楽しみにしています。