のとじま水族館に行ってきた。

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ゆうくぼさん(id:yu_kubo)とてつるさん(id:tetzl)のふくしま合宿エントリからいらした方、こんにちは! このタイミングで、昨年の10月に訪れた「のとじま水族館」の話を書きたいと思います。なんて間の悪い。


のとじま水族館は、石川県能登島の北の岸にある、海に面した水族館です。旅行前、下調べ中に「てつるさんは行ったことがあるんだろうなー」とてつるぐらふを見に行ったら当然のように過去ログがあって、
http://d.hatena.ne.jp/tetzl/20071108/1194544537
さすがのてつるっぷりに舌を巻きました。これで予習はバッチリじゃーいと勇んだのですが、てつるさんが訪れたのは5年前。その後、ジンベエザメ館がオープンするなど、いろいろ増改築しているんですよねえ。エントリを見比べると面白いかもしれません。


â—†のとじま臨海公園水族館â—†
http://notoaqua.jp/


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前日は和倉温泉で一泊しました。早朝、宿の窓から能登島大橋(画面中央)を眺め、あれを渡った先に水族館があるのか……と期待にみちみちる窪橋。一方、運転を面倒くさがるタカハシ。交通手段はレンタカーで、私も運転手として申込んではあるのですが、私の免許証は身分証明にしか使わなくなって幾星霜であり、実質的に運転手はタカハシ1人なのです。すまないねえ。ビール飲みたいだろうにねえ。


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さあ出発。道中は風光明媚な景色が続きます。和倉温泉から水族館まで、30分弱のドライブ。


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到着! 右に見えているのが2010年にオープンしたジンベエザメ館です。八角形の建物が非日常的でわっくわくですよ!


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中に入ると大型水槽がドーンと。通路を下ってゆくにつれ、角度や高さを変えながら水槽内を覗けるしくみ。


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能登近海でも見られるというジンベエさん。


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ウシバナトビエイさん。


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この奥行き!


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入館して間もなく、「マダイの音と光の世界」ショーの時間が来たのでレクチャーホールへ。観客席が備わった小ぶりなホールの舞台側に、横に長い水槽がひとつあります。ここのマダイは音響訓致によって「ある音が鳴るとエサが貰える」と学習しており、音を鳴らすと音源の方へ集まる動きを見せるのだ!


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↑で、写真は、左上で音がしているところ。集合している様子が分かりにくいのはひとえに私の写真の悪さによります。実際はもっとはっきりワ〜っと集まっていたんだよ……。ショーが始まるとホール内にピアノ曲が流れ照明が明滅し、メロディに合わせてマダイたちが右に左にズバーズバーと動きます。乗り遅れた動きをするのもいて、いとしい。


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写真の悪さといえば。
のとじま水族館は、展示施設がいくつかの棟に分かれているのですが、本館(写真右側)の中で撮った写真がピンぼけだったり写りが悪過ぎたり、ほぼ壊滅状態で泣きました。なんてこったい。


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今をときめくチンアナゴも、こんな訳の分からない写りかたを。ああ。ごめんよう。


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なんとか綺麗に写ってくれたのがあったかと思えば名前を失念。ああ。君の名は。


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賑やかしに、タカハシの撮った写真を我が物顔で貼ってみる。


写真に収められなかったモノの中に、「クラゲの光アート」なる、ミズクラゲなどを色とりどりにライトアップしたブースがありました。赤や緑の光に照らされたクラゲが暗闇に浮かぶ、サイケデリックな空間だった……。マダイのショーといい、この水族館は光による演出に力をいれているのかしら。


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イルカショーの時間に合わせて別棟へ。ショー会場向かいのマゼランペンギンを眺めながら、開始時刻を待ちます。ペンギンの散歩タイムのアナウンスもあったのですが、この日は予定が合わず断念。


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ショーの始まりはカリフォルニアアシカの登場から。トレーナーさんと息の合ったパフォーマンスを見せる中、出番前のひとの背びれがチラリズム。


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締めに入っている時もチラリズム。


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顔ぶれがかわり、次の出演者はカマイルカ5頭とバンドウイルカ1頭、そしてトレーナーおふたかた。カマイルカの軽やかな動き!


カマイルカといえば、のとじま水族館は、人口尾びれの装着に成功しているのでしたよねえ。*1


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そしてバンドウイルカの重量感。


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良い天気で幸せだなあ。


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客席脇の売店には、折り紙と共にこんな貼り紙が。「はっけ〜ん!!」「もらっちゃおー」って随分カジュアルに人の食べ物を狙う鳥どもだなあ!


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別棟に移動します。海まで続いているように見えるイルカ水槽。


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カマイルカがこちらに向けてアピールしている! と胸トキメかせたら、隣でオキアミ売ってました。彼らの目当てはこれか。私じゃなかったか。そりゃそうか。見返り無しにモテる状況ってそうそうないですよね……。


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オキアミを見据えた流し目。


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こっちの棟にもマゼランペンギン。彼ら、たまにウロコ肌っぽく見えるよね。


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もうひとつの別棟へ。水槽から突き出したトンネルを、ゴマフアザラシが行ったり来たり行ったり来たり。


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その隣のコツメカワウソの水槽では、生後2ヶ月の赤ちゃんが我々来客をかたっぱしからメロメロにしておりました。


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まあ幼獣成獣関わらずメロメロになるんですけどね!


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更にその隣には、ジャイアントケルプが印象的な大水槽。水深7mだとか。


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イワシの群れってなんで見飽きないんだろうなあ。


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更に別棟、「イルカたちの楽園」では、自然光が眩しい大きな大きな水槽トンネルを抜けます。


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ウミガメもペンギンも魚も一緒に空を飛ぶ。


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トンネルの先、イルカプールの真下にタッチングプールがあるのですが、上でイルカがバシャーンとハッスルすると我々がビシャーと濡れてショボーンとなる危険を秘めているらしい。ヒー(ちょっと期待)。


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ひやひやしながらイトマキヒトデさんに遊んでもらいました。持ち上げると、びろーんと飛び出ていた管足(白いうねうね部分)がキュッとひっこんでいきます。おくつろぎのところすみませんねえ。


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で、ひっくりかえった状態から元に戻る様子をねちっこく眺めるなど。重ね重ねご迷惑かけますどうも。


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屋外では、アルダブラゾウガメとケヅメリクガメがひなたぼっこ。


ああ、そろそろお暇するお時間です。


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のとじま水族館は、2012年で開園30周年。新しい施設と昔ながらの施設が混在している、居心地のよい水族館でした。近郊からいらした来園者さんとたまたまお話ししたのですが、連休はたくさんの子供連れで大盛況なのだとか。わかるわー。地方からの観光客であるところの我々オトナにとっては、温泉と海鮮と抱き合わせでいろいろおいしい。おいしかったです。へへ。


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また来ることができたなら、海の上の海づりセンターに行ったり、バックヤードツアーに参加したい!


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後ろ髪をひかれつつ、能登島をあとにしました。
また来たいと思えることはいいことだー。



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加賀で哲学を齧ってきた。<西田幾多郎記念哲学館編>
加賀で哲学を齧ってきた。<鈴木大拙館編>

*1:イルカの人口尾びれ装着は、美ら海水族館のバンドウイルカが世界初、のとじまのカマイルカが2例目