京都のオフィス探し 〜 「カラスマオイケ」
「株式会社はてな、本社を京都に移転、ものづくりの拠点を結集」の通り、今年4月にはてなの本社を創業の地である京都に移転することになりました。
僕は経営企画担当として、サービスづくり以外のチーム(総務、サポート、事業開発)を担当していて、今回の京都移転プロジェクトも担当することになりました。 はてなには京都出身のメンバーも多くいますが、東京で生まれ育った僕が京都移転プロジェクトを進めるというのも何だか不思議なものです。
『「へんな会社」のつくり方 (NT2X)』にも書かれている通り、「いつかは京都に戻る」という計画はあったものの、今回の京都移転を正式に決めたのは去年の12月(約2か月前)なので、かなりのスピードで準備を進めています。
多少急いででも移転時期を4月に決めた理由はこんなところです。
- 決めたのであれば1日も早くやりたい
- 転入学が必要なスタッフのお子さんのことを考えると、新学期がはじまる4月頭には移転を終わらせたい
- 京都の夏は暑く、id:jkondoの生産性が低下する。 暑くなる前に移転を済ませたい;)
何はともあれ、引越し先が決まらないとすべてが進まないので、12月半ばから京都に何度か行ってオフィス探しをしてきました。 id:jkondoからは「烏丸御池。 御池通沿いがいい」とかなりピンポイントな要望があったので、烏丸御池周辺で条件に合いそうなビルを片っ端から見てきました。
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そもそも土地勘がない僕にとっては、「カラスマオイケって何?」という感じだったのですが、烏丸御池の第一印象はこんな感じでした。
- 落ち着いたオフィス街。 東京で言うと丸の内のような雰囲気。 京都市役所は言うまでもなく、電通、博報堂、朝日新聞、読売新聞、時事通信など、大手企業の京都支社が集まっているなど、京都の本社をここに置くのは違和感を感じない。
- 不動産会社さんによると、周囲におしゃれなカフェが増えているらしい。 確かに歩いていてカフェをよく見かけた気がする。 近所のカフェに散歩してアイデアを練る、なんてのも、ものづくりをするにはいい環境っぽい。
- 御池通は広い。 歩道も広くて歩きやすいし、自転車で走るのも気持ちよさそう。
四条烏丸、四条河原町など、他のエリアのオフィスビルも10件くらい内見しましたが、
- 本社機能を置く以上、ビジネスの中心街がよい
- 一方で、ものづくりの拠点ということを考えると、周りが賑やかすぎる場所は避けたい
- 京都の学生さんが自転車でアルバイトに通えるくらいの場所がよい
- 東京オフィスと行き来するスタッフもいるので、京都駅から電車ですぐ行ける場所がよい
などの条件を考慮して、最終的に烏丸御池にオフィスを構えることに決めました。