文学フリマ出店者属性

http://lollollol.exblog.jp/10954208/ より

A.サークル内部だけで作者・読者の流通が完結しうる(冊子販売などを主活動としていない)小説サークル 
 A-1.従来からある、地域型、もしくは創作ゼミ由来の同人結社
 A-2.従来からある大学の文芸サークル


B.即売会などでの冊子販売を主活動とし、主に文学フリマのみに参加する(または文学フリマを契機に結成された)小説サークル


C.即売会などでの冊子販売を主活動とし、文学フリマ以外の即売会などにも参加する(文学フリマとは関係なく結成された)小説サークル


で、僕が関心を持つのは、基本的にB-2、ないしはC-2に属するサークルなんだけど(LOLはB-2)、このタイプは第7回から参加数がほとんど増えてない気がする。増加分はほとんどC-1のような印象で、だから結局あんまり買うものがなかったってことになる。ジャンル小説が増えていることには全然文句はないんだけども、B-2こそ文学フリマを必要とするタイプだろ! と思う。

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ありがちなパターン

B(文学フリマなど)をきっかけに同人活動を始める
     ↓
C売れ残りを売るため、他の即売会にも参加
     ↓
A結局売れないので営業活動を縮小し、創作に専念。

ありがちなCの活動遍歴

文学フリマ以前には(「ぶんぶん」など小規模な物を除いて)
活字限定の同人誌即売会はあまりなかったため
コミケ・コミティアなどの漫画同人誌即売会、
もしくはスラムダンク・幽遊白書などの二次創作限定即売会で活動を始めている。


制作コストの低い活字コピー誌を漫画同人誌即売会で売る
    ↓
売れないので、イラストや漫画やカラー印刷を入れてみる
    ↓
二次創作オンリー即売会にも出て、人気漫画のやおいを制作
同会場で旧刊の活字一次創作コピー誌も売る
    ↓
売れ線狙いで人気漫画のカラーイラストを表紙にした同人誌を作る
    ↓
文学フリマを知って、一応出店してみる
表紙はセル画カラーイラストの活字本を制作
    ↓
文学フリマで、表紙のデザインを叩かれる ←いまここ
    ↓
表紙も活字の黒刷り印刷に原点回帰

提案の着地点

http://lollollol.exblog.jp/10954208/ より
コミュニティとして成立したほうが判断の物差しができやすい。物差しができれば、文フリ大手サークルなんかもできて、底上げになってくると思う。まあ、要するに即売会での売れる工夫を考えると共に、他のも積極的に買って中身を評価していこうぜ、ということです。
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方向性の似たBの個人サークルを集めて、コミュニティを作る。
     ↓
同人誌交換読書会で意気投合
     ↓
複数の仲間に執筆依頼をする
     ↓
執筆者とその友人しか買わない
     ↓
販売量を増やすため、執筆者を増やす
     ↓
A−3.従来からあるネットの小説投稿ポータルサイトになる


小説投稿ポータルサイト例
・投稿小説<Total Creators !>http://www1.kcn.ne.jp/~omizo/


ネット同人サイト例
・作家達の夢束 http://groups.yahoo.co.jp/group/yumetaba/