2005年07月07日(木)にWILLCOMから発表された、PHSの無線通信部分をモジュール化した端末。
W-SIMを中心に同様の製品を「WILLCOM コアモジュール」と総称し、W-SIMは「WILLCOM SIM STYLE」と呼ばれる携帯端末に装着して利用する事になる。
つまり、従来の携帯電話やPHSを通信部分とそれ以外に分け、通信部分をウィルコムシム(W-SIM)、
それ以外の部分全てをWILLCOM SIM STYLE(旧称:ジャケット)と呼び
W-SIMをWILLCOM SIM STYLEに差し込む*1ことで初めてPHS端末として通信機能が利用できるというものである。
これにより複数の端末を1つの通信機器・電話番号(=W-SIM)で利用できるのがメリットではあるが、うまく生かせていないのが現状のようだ。
規格が同じであるため見た目は同一だが、区別のためW-SIM頭部の色がそれぞれ異なる
機種名 | メーカー | 最高通信速度 | リモートロック機能 | 通称 |
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RX410IN | ネットインデックス | 128kbps | 非対応 | 灰耳 |
RX420AL | アルテル | 204kbps(W-OAM) | 対応 | 赤耳 |
RX420IN | ネットインデックス | 204kbps(W-OAM) | 対応 | 青耳 |
RX430AL | アルテル | 約400kbps(W-OAM typeG) | 対応 | 黒耳 |
このほかにも法人向けにテレメタリング用W-SIMが受注生産という形で用意されている。
*1:ニンテンドーDSでゲームソフトを差し込むようなイメージ