ArcaneDoorとは 主要な侵入ポイントとして機能する境界ネットワークデバイスを標的*1とした、国家に支援されたアクターによるスパイ活動のキャンペーン。 脆弱性を悪用し、「Line Dancer」や「Line Runner」のようなインプラントを展開することで、攻撃者はデータの流出や永続的なバックドアの設置など、さまざまな悪意のある活動を実行する。 二つのゼロデイ脆弱性(CVE-2024-20353、 CVE-2024-20359)が使用されていた。 発見までの経緯 2024年の初めに、顧客がCiscoの製品セキュリティインシデント対応チーム(PSIRT)とCisco Talosの双方に、…