おすすめ度: ★ (3つ星が最高点) リバープール出身の4人組バンド、サーカ・ウェーヴスの4thアルバム。 2020年1月に『Happy』として7曲が、3月に『Sad』として残りの7曲が発表され、こうして1枚のアルバムとしてまとめられた。 ボーカルのキエラン・シュッダルはこう答えている。「幸福と悲しみが至近距離にあることが、僕にはとても不愉快で、奇妙で、そして魅力的に感じるんだ」 彼の言葉通り、恋愛に高揚してみたり、人間関係に絶望してみたりと、揺れ動く若者の心のぶれ具合を見事に表現している。 若者らしい疾走感と切なさが詰まったノリのいい楽曲ぞろいで、ギターバンドとしての面目躍如といえる作品。