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十津川警部がアキバで活躍

十津川警部 アキバ戦争 (トクマ・ノベルズ)

十津川警部 アキバ戦争 (トクマ・ノベルズ)

【内容】
「おかえりなさいませ、ご主人様」秋葉原のメイド喫茶を訪れた日本画家・衣川円明(いかわ・えんめい)は、交通事故で亡くなった娘・あすかによく似たメイドと出会う。彼女の名前は県明日香(あがた・あすか)。故郷の山形に帰る前に、自分をモデルにしてほしい――明日香の頼みに、日本画家の最高峰と称されながら、個展を開くことも絵を売ることもほとんどなかった孤高の画家は、娘と同じ名前の彼女の夢をかなえようと、一流ブランドで服を買い、高級ホテルで父娘の生活を楽しんだ。
だが翌日、衣川のもとに「娘の明日香を誘拐した」という電話が。身代金は一億円!
警視庁捜査一課の十津川警部は、身代金の受け渡しに刑事たちを張り込ませるが、犯人はまんまと身代金を奪い去った。犯人を追い、秋葉原へ向かった十津川と亀井だが、そこはかつての電気街とは様相を変えていた。そこで明日香のフィギュアを発見した十津川は、明日香のファンだというオタクの三人組の存在を知る……。
【著者のことば】
アキバは、若者の町であると同時に、オタクの町でもある。そこが、他の若者の町と違う。オタクは、孤独だが、一人一人が、専門家だったりする。平凡なサラリーマンが、アキバで、電気部品を買い込んで、世界一のスピードのコンピューターを作っていたり、フィギュア造りのプロだったりする。もし、そんなアキバを占拠しようとする人間がいたら、オタクたちは、どう戦うだろうか?

たすけてー!!!!
十津川警部シリーズは二時間ドラマの原作常連だが、テレビドラマ化されるのだろうか…。