梶ピエールのブログ

はてなダイアリー「梶ピエールの備忘録。」より移行しました。

いただきもの

www.utp.or.jp

 版元よりご恵投いただきました。それまでほとんどスポットがあてられることがなかった中国共産党の「中央局」の制度的な変遷に注目することで地方―中央関係に対する共産党の姿勢の変化を明らかにする研究。2023年度のアジア太平洋研究賞を受賞した力作です。

www.hemri21.jp

お仕事のお知らせ

www.php.co.jp

 まもなく発売される月刊Voice4月号は「米中貿易戦争の最前線」という大型特集を組んでいますが、そちらに「『囚人のジレンマ』に陥った米中経済」という一文を寄稿しました。拙文はともかく、この特集はマイケル・ぺティスをはじめ多士済々の論客が様々な角度からトランプ時代の米中経済摩擦を縦横に論じた読み応えのあるものです。ぜひ一読をお勧めいたします。

お仕事のお知らせ

 『週刊東洋経済』2025年3月8日号のコラム「中国動態」に、「ディープシークの成功が示す中国産業のある特徴」という記事を寄稿しました。いささか食傷気味のDeepSeekですが、本稿ではこれを中国官民挙げての技術のオープン化構想、さらにはそれと密接に結びついた「大衆資本主義」的な発展(その象徴がM5Stack)という観点から論じています。

toyokeizai.net

いただきもの

著者の丸川知雄さんよりご恵投いただきました。

www.unp.or.jp

長らく中国の産業研究をリードしていた著者によるこれまでの研究の集大成です。改めて中国の産業政策に世界的な注目が集まる中、必読の書かと思います。

いただきもの

knakajii.hatenablog.com

 著者よりご恵投いただきました。大杉重男著『日本人の条件』に続いて、書肆子午線による、重厚な「時代と格闘する批評」の出版です。なかなかこういった本とじっくり格闘する時間が取れないのですが、著者の中島一夫さんにはこれまでもブログで何回か私の仕事を取り上げていただいたこともあり、なんとか時間を見つけて読み通したいと思っております。

knakajii.hatenablog.com
knakajii.hatenablog.com

www.shinchosha.co.jp

 相変わらず精力的に執筆活動を続ける岡本隆司さんですが、今回のテーマは「倭寇」です。倭寇と互市に代表される対外貿易との関係性や、現代の対外開放につながる視点など、今回も「中国」を理解するための興味深い論点がたくさん盛り込まれています。

いただきもの

sekaishisosha.jp

 世界思想社の望月さんよりご恵投いただきました。上海中医薬大学で中医学を修得し、実習医として働いたあと中国と日本の気功現場で修行とフィールドワークを実践したという異色の著者によるフィールドワークに基づく意欲作です。

tg-net.co.jp

 著者よりご恵投いただきました。辰巳出版の「これからの時代を生き抜くための」シリーズの一冊です。NHKBSスペシャルの名物企画「欲望の資本主義」のプロデューサーとしても知られる著者が、ご自身の資本主義観を縦横に語ったものです。

お仕事のお知らせ

www.shinzansha.co.jp

NIRA総合研究開発機構のコロナ禍検証プロジェクトの成果の書籍(というかブックレット)化です。多角的な視点から、コロナ禍における様々な矛盾やコロナ禍で露呈した政治不信やポピュリズムを振り返ったもので、私も中国のゼロコロナ政策に関する一文を寄稿しています。

www.akashi.co.jp

ミラノヴィッチが、経済学がこれまで所得格差にどう取り組んできたのか、学説史スタイルで検証したもの。『資本主義だけ残った』に引き続き、私が解説を担当しております。