ブログが知り合いにばれるとき


「Mr.I HD - 親ばれ・知人ばれ・職場ばれに悩む/悩んだ人の会」「きらきら、ぶつぶつ - 面識ある人からブログ関連の話題を振られたとき私は・・・」を読んで。

ブロガーが、知り合いに自分のブログがばれそうになったときの話。

自分の場合、致命的なことは書いてないと思うけど、会社の人に見られるのは何か嫌だ。大学の人は平気。会社の人は私がブロガーであることは知っているが一応それ以上の情報は明かしていない。

別に、ブログの場所を教えた相手に見られるのは良いけど、こっそり見られるのはあまり気分がよろしくないですねえ。

立場や所属でばれてもいいか、ばれて欲しくないか心境が変わるってのはあるかもしれません。

誰かに見られて困るような事は書かなければいい、と言ってしまうとそれまでなのですが、そういうことが書いてなかったとしてもあまり見られたくないってことはおうおうにしてあると思います。例えば、同じ会社の人に趣味ばりばりなブログは見られたくないとか。

たぶん、所属ごとに自分の中の見せている面が違うのが普通で、普段見せない自分を出しているようなブログを、その面を見せていない所属や関係の人に見せるのは抵抗があるんでしょう。いろんな面を持ってる人ほどそう思うことは多いような。


あと、ブログを教えていない相手にこっそりウォッチされてるってのは、あまり気分がよろしくないのは同感です。公開してるから誰に見られても仕方ないのは確かですけど、こっそり裏でブログの存在を伝え合ってウォッチされるのは、知り合いの間で晒し者にされてるみたいでいい気はしません。

たまたま私も話の輪の中にいたので、「Kiraさんは、ブログに興味ある? 誰かのブログとか読みに行く?」と聞かれましたが、・・・ごめんなさい、嘘をついてブログには興味なさそうな反応をしてしまいました。

なんだろう、ブログってのが普通の人でもよく知ってる存在になって、多くの人がブログを始めたのは嬉しいことなはずなのに、初心者の人のブログに対する無警戒な様子を見ると必要以上に警戒してしまう気持ちは、長くブログをやってていろいろと問題点を知ったブロガーほどあるのかもしれません。

みんな新しいブログってコミュニケーション手段を知って楽しんでるところに、いろいろと気をつけた方がいいことなどを言うと煙たがられるかもしれない、無警戒な人に自分のブログを教えることでその人が自分のブログにまで影響を及ぼすかもしれない(個人情報を書き込まれたりなど)、とかとか。


楽しさだけを前面に押して普及活動してきたマスコミやブログサービス側の問題も大きいのかもしれませんが、「誰でも気軽に始められる!」ってのと「最低限気をつけないといけないことがある」ってのの間にある溝が思ったより深いように思います。


知り合いや自分の写真だったり、個人を特定できるような情報だったり、普通に考えれば身近に会話する中で普通にがんがん出てくる内容なんですよね。でも、それをブログで公開するってのは、全世界の人に自分の情報をばらまいていることと同義であって、どこで悪用されるかは分かりません。

私の情報なんて悪用する人なんているはずないよ、なんて思ってる人も、いつ2chなどで自分の写真が晒されてしまうか、それは普通にありうる危険なんですよね。炎上してるブログの個人情報があれだけ細かく調べ上げられているのをみればそれは分かります。


だからやっぱり、身近な個人情報系を扱う場合にはオープンなブログよりかは、アクセス制限がかかるブログ、SNSを利用するのが合っています。もっとそういう使い分けを勧める必要がありそう。