Firefox アドオン - GPO For Firefoxを用いてグループポリシー(group policy)でFirefoxを管理する

企業でもIEよりFirefoxもしくは、IEだけでなくFirefoxもという場合も増えてきたのではないでしょうか?
Firefoxを全社規模で展開し管理する方法 - Windows Server:システム管理者の視点:ITproという記事が3年ほど前にあったので、そこに書かれた方法でFirefoxの設定をグループポリシーを利用して行って居られる方も居られるかもしれません。
この記事に書かれた、Firefox Community Editionを使用するのではなく、素のFirefoxに「GPO For Firefox 0.8」のアドオンを追加して制御する手順をここでは紹介します。

Firefox アドオン - GPO For Firefox | Mozilla Japanを見ると

あらかじめこのアドオンが読み取るレジストリキーを定義する管理用テンプレート (ADM ファイル) を用意しておく必要があります。

と、書かれていますが、admファイルに関しては作者のサイトであるGPO For Firefox - Browse Files at SourceForge.netから入手することが可能です。

GPO For Firefox - Browse Files at SourceForge.net内の「firefox.adm」をダウンロードする


手順

  1. Firefox アドオン - GPO For Firefox | Mozilla Japanからxpiを入手しFirefoxに追加インストールする
  2. GPO For Firefox - Browse Files at SourceForge.netからfirefox.admを入手し「管理用テンプレート」に追加する
  3. 追加された「Mozilla Firefox」内の設定を変更する

指定した設定をユーザに一切変更させたくない場合は、「Locked Settings」内の設定を変更する必要がありますが、デフォルトの設定として指定しておくだけなら「Default Settings」内の設定を変更し有効にすると良いでしょう。
どちらの設定を選択した場合でも一斉に設定を変更することが可能なので、システム管理者的には幸せになります。

General Options

  • General Settings
    • ホームページの設定
    • 起動時にデフォルトのブラウザに設定するかどうかの確認
    • ダウンロードの際に常にダウンロード場所を確認するかどうか
  • Proxy Settings
  • Install and Update
  • Security
    • キャッシュやパスワードをシャットダウン時に削除するかどうか
    • 使用するプロトコルの選択
  • Extensions
    • IEviewを導入している場合の設定
    • GPO For Firefoxをアドオンマネージャから隠すかどうかの設定