べっかんこう氏はチ○コの角度を黄金比で決めている?
品のないタイトルでごめんなさい。と、まず謝っておいてから本題。今月発売されるオーガストの最新作「穢翼のユースティア」のイベントCGを眺めていたら、「ヒロインの傾斜角度がほとんど同じじゃね?」と思ったのでちょっと定規と分度器で測ってみたところ、なんとなく黄金比と関係がありそうだったので下記ツールを使ってより詳細に調べてみました。
【Photoshop plugin】 Golden Section plugin
で、このツールで調べた結果、べっかんこう氏は絵の構図に黄金比を多用しているのではないか?という結論が出てきました。
黄金三角形の構図
「黄金比」については特に説明はいらないかもしれませんが簡単に解説すると
の比のことです。近似値は1:1.618で、これを10倍にした10:16がワイドディスプレイのアスペクト比などに使われています。そしてこの比は「もっとも美しい比」とも言われています。で、黄金三角形の構図とはこの比を使ってこんな風に分割することのようです。
辺を1.618:1に分割する点と対角を直線で結ぶとできる三角形で、これを穢翼のユースティアのイベントCGに当てはめるとこうなります。
1 | 2 |
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3 | 4 |
CG1〜4すべてでヒロインが黄金三角形の斜辺と平行に配置されています。そして体が三角形と三角形の間の平行四辺形に収まっています。また、CG4ではかしずくメイドの体の中心が黄金三角形の斜辺になるように配置されているみたいです。
5 | 6 |
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CG5ではリシアの中心線=対角線になっており、その背景の地平線が黄金三角形の斜辺になっています。そして問題のCG6。アイリスの上半身は黄金三角形の斜辺と平行に配置され、左下から上に伸びるチン○の角度及び位置がモロにもう一方の斜辺上にあります。はい、このCGが記事タイトルの由来になっている訳です(笑)。
7 | 8 |
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1.618:1に分割する点を左右逆にした場合のCG。やはりヒロインは斜辺と平行に配置され、平行四辺形に収まっています。また、CG8に関してはイレーヌの目の並びが対角線と平行に配置されています。
黄金分割の構図
写真を趣味にしている人にとってはおなじみの構図かもしれません。
対角線をひいた後、別の頂点からその対角線に垂直な線をひいた交点を黄金分割点といい、アスペクト比が4:3の場合は縦と横を3分割した交点である3分割点とほぼ同じ位置に分割点がきます。
9 | 10 |
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やはり黄金三角形の構図と同じようにヒロインが三角形の斜辺と平行に配置され、平行四辺形の中に体が収まっています。また、CG10ではユースティアの目が対角線上にあります。
黄金螺旋の構図
説明がちょっと難しいこういう構図。
黄金比で分割してできる四角形に内接する円をつないでできる螺旋のことで、この螺旋が収束する点に視線がいきやすいとのこと。
11 | 12 |
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CG11ではエリスの顔の位置及び輪郭が螺旋上に配置されています。CG12はちょっと複雑で、イレーヌの顔の位置及び輪郭はやはり螺旋上に配置されているのですが、体及び柱の傾斜は左側の長方形で形成される黄金三角形の斜辺と平行になっているようです。
応用編
13 | 14 |
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CG13は長辺ではなく短辺を黄金比で分割した場合の構図。ユースティアはこれまでと同様に三角形の斜辺と平行に配置され、平行四辺形に収まっています。CG14は黄金分割の構図ですが、エリスは三角形の斜辺と平行に、そして分割点に来るように配置されています。
15 | 16 |
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CG15の場合、リシアの体全体は上辺の中点から対角に延びる線の間に収まっており、目の並びは右辺の中点から対角に延びる線と平行に配置されています。これは黄金比を使っていませんが、幾何学的な構図ではあるようです。そして黄金分割の集大成のような構図のCG16。まず鳩尾から足のラインは短辺を黄金分割したラインと平行に配置されています。そして鳩尾から鎖骨のラインはCGを2分割した四角形の対角線と一致し、顔はこの2分割された四角形の黄金三角形の斜辺と平行に配置され、かつ、平行四辺形の中に収まっています。また、肩のラインは2分割された四角形の対角線と平行になっているようです。まぁ、ここまで解説するとこじつけに近い気もしますが(苦笑)。