「農業体験」についてググってみた

昨日紹介（というほどのものではないが）した「農業体験実習生　怒りの“告白”　私は町ぐるみでだまされた！ 『農家に嫁に来たんじゃない』」。読んでビックリ、さらにこれが今現在も行われている事業だと知ってさらにビックリ（いつの時代の話だよ、と思っていたので）。ていうか「現実に『できちゃった結婚』のケースも多いと聞く」って、それ犯罪のニオイが・・・。いままで行政や農村がらみの「お見合い」とか「出会い」とか銘打った事業を目にすると「ケッ」と思っていたけれど、正体を明かしているだけ良心的だったんだなあ・・・。
他にもこういう事業ってあるんだろうかと思ってググってみた。

• 【農業体験・ファームスティ】

これは主催者がいまいちよく分からない。「宿泊・食事などは、こちらで用意しますが特別扱いはしません。体験料も無料で作業報酬もありません。できるだけ田舎の良さを体験してもらうもので、現在、独身女性以外は受入れしていません」とちょっと恐そげ。あと「お子様・ペット同伴・体調不良・海外旅行から帰国間もない方はご遠慮ください」。海外旅行って・・・感染症がどうたらいうことなんだろうか？


北海道はこういう事業が多いっぽい。

• 沼田町農業研修生募集案内

対象
20歳〜35歳までの独身女性（学生不可、学歴、経験不問）
花嫁候補大歓迎です。

つーか、真面目に研修させる気あんのかと。

• 都市女性農村生活体験事業体験インタビュー

インタビュー時期がすべて「来町して間もない」時期なのが気になるんですけど・・・。

• 新得町立レディースファームスクール

○研修生の要件
・１８歳以上（４月入校時）の独身女性で心身とも健康であること
・農業に対する関心が高く、意欲的に研修に取り組むこと
・寮生活でのルール・マナーを理解し、協調性があること
・普通自動車運転免許（AT車限定は解除が望ましい）を取得していること
・町の行事に積極的に参加すること
○手当
酪農　１ヶ月目　２，０００円/日、２ヶ月目以降　３，０００円/日
畑作　３，０００円/日

応募者いるんだろうか、と思ったが結構いるらしい。


ここに挙げた事業の詳細は分からないので、本当に真面目なものもあるのだろうと思う。でも、若い女性が一人で見知らぬ土地で農業を起業する、なんていうのは非常に困難だと思うので、やはり「花嫁候補」となることが想定されているんだろうな。でも、「未婚女性」とか「独身女性限定」とか、「花嫁募集」を臭わせてくれるのはやっぱり良心的かも。そういうのがイヤな人は避けられるわけだし。しかし、例の記事の池田さん（仮名）が選んだ問題の自治体は「男女」で募集をかけていたようだ。池田さんは「花嫁募集」的なものはイヤだ、真剣に農業をやりたいんだって気持ちがあったからその自治体を選んだんだろうけど、それがあれではなあ・・・。