横山大観がパブリックドメインに。

毎年1月1日に多くの作品の著作権が消滅し、パブリックドメインとなる。
青空文庫にはすでに今年パブリックドメインになった作品が公開されている。
さらに今年パブリックドメインとなった中で、最も象徴的な存在が横山大観だろう。

横山大観 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A8%AA%E5%B1%B1%E5%A4%A7%E8%A6%B3

横山大観の没年は昭和33年(1958年)で、没後50年が経過したので、今年の1月1日にパブリックドメインとなった。
著作権保護期間延長の議論において、横山大観というのは象徴的に取り上げれらてきた。
延長を主張する側は、横山大観著作権が消滅すると横山大観記念館の運営が成り立たなくなると主張し、反対側は、それは個別の問題で保護期間の延長で対応する問題ではないと反論した。

横山大観記念館
http://www.tctv.ne.jp/taikan/

横山大観記念館のサイトを見ると、財団法人として運営されていることが分かるが、財団法人としての会計情報などは掲載されていないので、本当に運営が成り立たなくなるのかどうかは判断できないが、私もそれは著作権保護期間の延長で対応すべき問題ではないと思う。それこそ、必要であれば、国営化することだって考えていいのではないだろうか。
著作権が存続していようと、パブリックドメインになろうと、横山大観の作品の持つ価値は変わらないと私は思う。

横山大観記念館のサイトにあった、横山大観の作品の画像を直リンクしてみた。





追記(2009年1月5日)

次の3作品は横山大観の作ではなく、横山大観記念館収蔵の他の画家の作品でした。
訂正させていただくとともに、つつしんでお詫び申し上げます。



菱田春草(1874-1911)作



小川芋銭(1868-1938)作



冨田溪仙(1879-1936)作

なお、いずれの方も没後50年以上経過しておりますので、著作権は消滅しています。