Google+(グーグル・プラス)はFacebookと比べて何がよいのか? #googleplus

Google+が華々しくリリースされました。
せっかく招待してもらえたので、触ってみた雑感を書いてみます。


一言で感想を言うと、
Googleが本気を出して、Facebookの基本機能とほぼ同等のものを作ってきた。相手によって自分の見せ方を変えるのが容易なことが特徴で、特にユーザインターフェースとプライバシーに対する配慮に力を入れている。でも、Facebookソーシャルグラフができあがってしまっている現状から乗り換えるほどの魅力は今のところ感じない。


Google+の概要ついては以下の2つの記事だけ見ればだいたいわかります。
動画は上のリンクのを見ると日本語字幕を出せます。
http://gplusproject.appspot.com/static/ja.html
Google+―ついに公開された本格的ソーシャル機能は大胆かつ、使って楽しく、デザインも美しい | TechCrunch Japan


上記記事に書かれていないようなことをFacebookとの比較をベースに書いてみようと思います。

初見の感想

ホームを見て→Facebookそっくり
でも、デザインがかっこいい!Googleさんらしからぬかっこよさ!
サークルを見て→なんじゃこりゃー。かっこよすぎるぞ。
Googleさん本気だ!本気でソーシャルネットワークに乗り出してきた!
あれ?完全に日本語化されてる。

って感じでした。

Facebookに比べてGoogle+のよいところ

ビデオチャット

ビデオチャットを試せてないけど、ビデオチャットがすごそう。
10人まで同時にできるらしいが、この機能を推しているところを見ても、Google+が限定された人間関係でのコミュニケーションに重きを置いているのが伺える気がします。


また、こちらから通話するのではなく、ビデオチャットを上げていつ話しかけてもいいよと待っているというのはけっこうおもしろいかもしれない。
弊社のように完全リモートで働いている場合は、常時会社のメンバー向けにだけビデオチャットを上げておくと、いつでも話しかけられて便利かもしれない。
Skypeで通話するより抵抗が少ない可能性がある。
まあ、co-meetingのコンセプトの一つは「音声ではなくテキストでミーティングをしろ」なんですが^^;

Sparks

SparksはGoogle Alertっぽい感じ。選択キーワードの最新ニュースが見れるのだと思う。そこまで魅力を感じない。
でも、この場所にあると普通に使って、普通に共有を押す気がする。
それは必要だということなのかもしれない。

友達の分類がしやすい

Google+を見てまず初めに思うことだと思いますが、サークルのユーザインターフェース(UI)がとても斬新でかつ軽快です。
TwitterFacebookのリストの整理ができずにいる人は多いと思いますが、このUIなら整理する気になれそうです。
まだ動画を見てない方はぜひ動画を見てみてください。

限定公開の投稿がしやすい

特定の人だけ見れる投稿をするのがFacebookより圧倒的に簡単。
左にサークル一覧が並んでいて、サークルを選択して、投稿するとそのサークルの人にだけ公開される。
全ストリーム表示状態からでも、クリック数が少ないし、わかりやすい。(Facebookでリストのユーザのみに投稿する方法は今初めて知りました。ものすごくわかりにくい。)


なお、サークルはFacebookのリストに該当し(自分にとっての分類で、共有されない)、Facebookで言うグループはGoogle+には存在しない(と思う)。

プライバシーの管理がわかりやすい

プライバシーの管理がとてもわかりやすくなっている。ここは力を入れている感じが伺える。
この動画がわかりやすいが、僕はFacebookよりわかりやすいように感じる。
他のユーザから見るとどう見えるかをシミュレーションすることもできる。

Google Takeout

データをローカルにダウンロードできるサービス。これもプライバシー問題への配慮の一環だと思います。あまり使わないとは思いますが、いつでもやめられるという安心感につながります。

番外編:Google Feedback

Google+の機能ではないのですが、Google Feedbackがすごいです。右下の「ご意見・ご感想」から使います。

画面上の好きなところをハイライトして、好きなところを黒く塗りつぶして、

スクリーンショットを取って、送ることができる。

これは普通に便利だ。たぶん今までなかったと思う。




FacebookにあってGoogle+にないものはいっぱいあるが、まだ試験的なリリースだし、それは置いておきましょう。
また、Androidは持ってないのでAndroidアプリは試せていません。iPhoneアプリはまだ未リリースです。

まとめ

上記に書いたようにFacebookにない魅力がGoogle+には確かにあります。
根底にあるのは、Facebookはとにかくオープンにするべきだと考えていて、Googleは「現実違うよね、相手によって話せることと話せないことがあるよね」と考えているという思想の違いだと思います。
Googleの言い分もわかります。僕自身、娘の話を仕事の知り合いに送ってもねとは思っていました。なので、仕事関係はLinkedInにしたいなあと思ったり。
しかし、仕事の知り合いからも娘の話に意外とLikeをもらったりするので、全てをオープンにするFacebookの世界は現実とは違うけど、楽しい世界なのかもしれないと思うこともあります。
前述したような魅力によってFacebookからGoogle+に乗り換えるかというと、どうなのかなと思います。
もうすでにFacebookソーシャルグラフができあがってしまっているので、それを捨ててまでGoogle+に行くかというと微妙です。


Googleグループが連動したら便利そうな気はします。
Google Appsと連動したら会社で使うのにとても便利そう。(BuzzもAppsに入るって言ってたんですけどね・・・。あれはどうなったのか。)
Facebookアプリのようなプラットフォーム戦略は必ず取ってくるだろうな。
今後どう進めていくのかGoogleの動きに注目しましょう。


最後に、まだ招待はできないようなので、残念ながら僕に言われても招待はできません。それもあって、試しに触るくらいしか使えていません。
Google+ プロジェクトから申し込んで、招待を待ってください。

追記2011年6月30日10:22
今朝招待できるようになったようです。FacebookメッセージでGmailのアドレスを送ってくれれば招待しますよ。
追記2011年6月30日12:34
すみません。Facebookで既に友達になっている方だけのつもりでしたが、書き方が悪かったです。すみませんが、Facebookは実際にお会いした方しか友達にならないようにしています。


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