日本国総理大臣菅直人は反社会性人格障害(=サイコパス)かもしれないと疑っている

与謝野馨という旧自民党政権で官房長官や財務大臣などを歴任し2008年には自民党代表選挙にまで出馬した政治家が、自民党を離党したかと思ったらどう考えても考え方のあわなそうな平沼赳夫が率いるたちあがれ日本という小政党の共同代表に収まり、それが何時のまにやらたちあがれ日本を離れ与党民主党で特命担当大臣に就任し経済財政政策、少子化対策、男女共同参画、社会保障税一体改革を担当することになった。

それだけでも開いた口が塞がらないのに、2月1日の衆院予算委員会では民主党が政権交代前に作った2009年衆院選の政権公約(マニフェスト)の財源捻出策について「民主党は無知だったと言わざるを得ない」と答弁した。

更に驚くべきことに、菅首相自らも民主党マニュフェストを否定する与謝野発言に同調する発言を重ねたのである。

「民主党は無知だった」与謝野氏…首相も追随
読売新聞 2月1日(火)23時3分配信

与謝野経済財政相は1日の衆院予算委員会で、民主党が政権交代前に作った2009年衆院選の政権公約(マニフェスト)の財源捻出策について「民主党は無知だったと言わざるを得ない」と答弁した。
同党のマニフェストは、各公約の財源について、予算組み替えやムダ削減などで16.8兆円を捻出する方針を掲げたが、与謝野氏は著書などでもこの点を批判していた。
答弁の直後には、菅首相も「一部は過大に見積もっていたところもある」と追随し、与謝野氏の考え方が首相に影響を与えている様子をうかがわせた。与謝野氏周辺は、「誤った財源論に固執する民主党の呪縛を与謝野氏が解放してあげているのだ」と指摘する。

大手メディア企業による報道では伝えられないけれど、こうした菅=与謝野らのマニュフェスト否定発言に対して民主党内からも非難の声が上がっている。

kawauchihiroshi (川内博史)
総理をはじめとして、与謝野大臣に無知と言われて、閣僚達はなぜ黙っているのだろう。無知なのはどちらか、ぼくが予算委員会で勝負してもよい。ただの自信過剰の老害に過ぎないことを証明したい。

kharaguchi (原口一博)
@kawauchihiroshi  川内さん、本当の民主党を作りましょう。自民党のさんの出がらしの様な政策に誰も魅力を感じません。僕は、内閣にいて政権交代までの人材と政権交代後の人材の違いを嫌と言うほど実感しました。

その他twitter以外でもこうした現民主党執行部の姿勢に不快感を表す議員が多数いるようだ。

こうした菅=与謝野執行部の厚顔無恥な振る舞いに民主党議員ならば怒って当たり前と思える。なぜなら現在の民主党衆議院議員とは、菅=与謝野が否定している2009年マニュフェストを前面に出して選挙を戦い、国民からの支持を得て当選してきた議員なのである。それを否定するのなら、自らが国民に対して詐欺行為を働いて選良となったことになる。それを疑問に感じないのであれば国会議員として失格である。

しかし、それにしても菅首相の裏切り行為は凄まじい。マニュフェストを否定するだけではなく、消費税を増税すると発言して参議院選挙で歴史的な惨敗をして以来、TPPの本質を隠して参加を推進する動きを見せたり、小沢叩きをして支持率浮揚を狙ってみたり、もはや一国のリーダーとはとても呼べない行為のオンパレードである。そんな折、調べ物をしていて目に入った言葉があり興味深いので少し調べてみた。

その言葉は「反社会性人格障害」と呼ばれる人格障害の一つに付けられた名称であり別名サイコパスと呼ばれるものだ。「反社会性人格障害」は男性人口のおおよそ4%にその疑いがあるという。

反社会性人格障害に関しては精神障害の診断と統計の手引き(Diagnostic and Statistical Manual of Mental Disorders, DSM)による明確な基準が設けられていて、診断基準は以下のようになる。

1. 他人の権利を無視し侵害する広範な様式で、15歳以来起こり、以下のうち3つ(またはそれ以上)によって示される。

  • a. 法にかなう行動という点で社会的規範に適合しないこと。これは逮捕の原因になる行為をくり返し行なうことで示される。
  • b. 人をだます傾向。これは自分の利益や快楽のために嘘をつくこと、偽名を使うこと、または人をだますことをくり返すことによって示される。
  • c. 衝動性、または将来の計画をたてられないこと。
  • d. 易怒性および攻撃性、これは身体的なけんかまたは暴行をくり返すことによって示される。
  • e. 自分または他人の安全を考えない向こう見ず。
  • f. 一貫して無責任であること。これは仕事を安定して続けられない、または経済的な義務を果たさない、ということをくり返すことによって示される。
  • g. 良心の呵責の欠如。これは他人を傷つけたり、いじめたり、または他人の物を盗んだりしたことに無関心であったり、それを正当化したりすることによって示される。

2. 患者は少なくとも18歳以上である。
3. 15歳以前発症の行為障害の論拠がある。
4. 反社会的な行為が起きるのは、精神分裂病や躁病エピソードの経過中のみではない。

上記1の項目の下にあるaからgの小項目は、このうち3つが該当すれば「反社会性人格障害」としての疑いが非常に濃厚であるとされるのだが、ざっと見ただけでも3つではとても済まないほどの一致があるように思える。それぞれの項目の何がどう一致するかはこのブログを読んでくれているような人なら簡単に思いつくことだろう。

僕が気になるのは1の項目中のa、b、d、fに出てくる「くり返す」という表現である。精神を病んだ人はそうでない人のような行動様式を取れないので、普通の人から見るとおかしな行為をくり返しているように見える。こうしたおかしな行為は普通の人なら失敗するとそこから学んで次回は失敗の修正を施し2度目の失敗を防ごうとするものである。しかし彼らはおかしな行為をすることが日常なので失敗の修正という概念自体がない。だから何時までもくり返される。

僕は精神医療の専門家ではないので、こうした知識はネットや書籍からのものでしかなく、ここではこれ以上の言及は避けるけれど、菅直人という人はどこかおかしいと感じていた違和感が証明されたような気がしている。菅直人が行ってきた行為に対する違和感の理由がついたように思っているのである。先に書いた与謝野の大臣招聘をはじめとした数々の裏切り行為はその証拠である。

「反社会性人格障害」であるかどうかはここでは結論付けないけれど、菅直人という政治家が日本国総理大臣に就任して以来行ってきたことを民主党議員たちは一度総括するべき時が来たと思う。何故ならば今、国会では予算審議が行われているからだ。民主党議員たちは予算案通過と引き替えに菅内閣を辞職させてしまうことが最も穏便な引導の渡し方であるとはやく気が付くべきである。これは昨年の代表選で菅直人を支持した議員には特に強く求められることだ。

この国会は菅内閣を穏やかに退陣させる最後のチャンスであり、これを逃すと国民を裏切ったまま衆議院解散となり、民主党は跡形もなく消え去ってしまうことを真面目にシミュレーションしなければならない。自民党や公明党が復活してしまうこと自体、日本にとって最悪の選択なのである。

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