明日の「産経抄」を書いてくれた人がいるよ

今回の想定外以上のとんでもない選挙結果をうけて茫然自失となり、なにも手につかないであろう産経抄の中の人のために、代わりに明日の分を執筆してくれた方がいるよ。つかってもいいというお優しい言葉をいただいているので、ここに掲載。中の人は鋭意検討するように。

今こそ健全な議会政治を

▲約4年ぶりの総選挙が終了した。結果はご存知の通り、民主党の圧勝である。まずは逆風の中、刀折れ矢尽きるまで政策本位の選挙を崩さず、力及ばなかった候補者たちの健闘を讃えたい。
▲今回の一過性の民主党人気は今まで国を支えてきたベテラン議員たちを退場させ、日教組や労組の息のかかった政治の素人たちが大量に議事堂に送り込まれるという、まさに革命を思わせる異常事態である。
▲前回の郵政選挙を思い出す人もいると思うが、前回の選挙は国家レベルでの視点から改革を望んだ国民の声から起きた風であり、国を憂えず自身の狭量な視点でのエゴイズムに満ちた今回の選挙とは比較するのも間違っている。
▲選挙に勝ったとはいえ、民主党は百年に一度の経済危機への不安感を財源なきバラマキによってつなぎとめたに過ぎない。40日間にわたる選挙戦で、まともな政策論争をせず、批判ばかり繰り返していた、実に中身のない選挙であった。
▲圧倒的多数を得た民主党は政権運営をどう行うか。数に頼って強行採決を繰り返したり、一部特定団体のご機嫌を伺うばかりでは、国民は支持しないだろう。
▲改憲、皇室の後継問題、靖国神社参拝、教科書問題。景気や福祉よりも急を要する課題は山積みである。野党と強調し、幅広い国民の意見をすくい上げる友愛の政局運営を、来年の衆参同日選挙まで期待したい。
▲真実を追求することに命を賭けた弊社記者たちが書いた「民主党解剖」が、今後の参考となるだろう。

ただ…産経抄の中の人よりも文章が巧いのが問題だけど。