会社の離職率の高さとは?

少なくとも雇用流動性に取って代わるものではないと思う。何故離職したか、次にどうなったか、辺りがきちんと把握できてないと何の指標にもならないと思う。

離職率の高さは、一見ネガティブに見えるけど、スキルアップを定期的に実感できるようにすることで、自分に自信をつけ、会社から卒業しやすくするってのは、良い考えですね。

離職率の高さが人材を流動化させ業界が活性化する - yvsu pron. yas

なぜ会社から卒業しなきゃいけないかって言うと、やりたいことと合わないとか待遇が見合わないとか、要するに、不満ですよ。でもって、そういう不満が渦巻いている会社ばかりの業界はどうなのって思いますよね?思いませんか?
そもそも、IT業界の離職率の高さってのは3Kをはじめとした「もうやってらんないよ!」的な不満、つまりスキルにあまり関係ないところであります。また、会社のあまりのダメ運営も問題。結局スキルが身に付かないまま、半ば病人を追い出すかのようにして押し出されていった離職者に未来があるとは思えないし、ステップアップして他の業界に流出していっちゃう人もいるし。
未経験者優遇って言う募集で次から次へ兵隊をかき集め、資格手当てを餌にするけど結局やることは研修もろくにしないままデスマーチの現場に送り込むだけって会社もあります。
離職率が高いってのは、必ずしもキャリアアップのための転職を試みているとは限らないわけですよ。離職率がある一定の数値を超えてしまうと、会社の体力がどんどん失われていき、まともな会社が生き残れなくなってくるようにも思えます。大体、

ただし、この仕組みだと、できない人間は直ぐに淘汰されるので、格差はより広がるんだけどね。はいった会社(元請け・下請け)によって格差が決まってしまうより、スキルで格差が生まれるほうが健全だと思うな。

離職率の高さが人材を流動化させ業界が活性化する - yvsu pron. yas

とあるように、ノースキルな人は離職しないわけで、会社には残りかすばっかりが溜まり、そいつらが仕方なく経営層になるわけで…
雇用流動性をいうのであれば、やっぱり首切りを簡単に出来るようにして、その分高スキルな人の待遇を上げられるようにしないと会社そのものが淘汰されては生まれていき、現在の平均的なレベルを精々保つか、それ以下になっていく気がしてなりません。
スキルアップを考えている社員だけで業界の人が構成されているんであれば楽なんですけどねえ…