006 Tracマクロを3つだけ覚えれば梅雨でも仕事が楽しくなる


こんにちは!id:EC-OneのAkiです。
昨夜の雨はすごかったですね、梅雨でもじめじめせずに楽しく過ごしたいものです。

Tracで楽しくプロジェクト管理

EC-One(イーシー・ワン)ではプロジェクトによって、ソースコードやタスクの管理にTrac&Subversionを使っています。
Trac&Subversionに精通したエンジニアだけでなく、プロジェクトに関わる人みんなにTracを活用してもらうには、やはり「楽しさ」が重要ですよね。そんな訳で今日は「覚えると仕事が楽しくなる3つのTracマクロ」についてお話しします。


1. 見出しの一覧を目次のように表示してくれるPageOutline

TracWikiの一番上に以下のマクロを書くと、見出しが自動的に目次化されます。

[[PageOutline]]
  • 実際使う特には、例えばこのように書くと
[[PageOutline]]
= Tracの使い方 =
== Tracってなに? ==
 * 情報共有(Wiki)とタスク進捗管理(チケット)、バージョン管理(Subversion)の3つを統合したソフトウェアです
== アカウント ==
 * プロジェクトの担当者はそれぞれアカウントを持ち、閲覧と編集(削除含む)が出来る
== どうやって使うの? ==
=== Tracのページってどうやって書くの?(Wiki) ===
 * 全てのページはWikiページとして編集できます



これを使うと、意識して「見出し」をつけるようになるので、結果的に見やすいページになる、という副作用もあったりします。

2. 特定の階層以下のページだけを一覧表示できるTitleIndex

TracWikiでこのマクロの引数に「表示したい階層の単語」を含めてやると、その階層以下のページが一覧で表示されます。

[[TitleIndex(表示したい階層)]]
  • 例えばこう書くと
[[TitleIndex(Altair)]]



なので、特定のプロジェクト(仮にGemmaとする)に関係する会議の議事録は、全て「Gemma/Meeting」以下にためている、という場合は
[[TitleIndex(Gemma/Meeting/)]]

としてやれば、それだけでこのように議事録の一覧が表示されます。



3. 特定のマイルストーンに関連するチケットだけを一覧表示できるTicketQuery

引数にマイルストーンの名前を入れてやると、そのマイルストーンに関連するチケットだけを一覧で表示できます。

[[TicketQuery(milestone=マイルストーン名)]]
  • 例えば「プロジェクトへのTrac導入」というマイルストーンがある場合は、こう書くと
[[TicketQuery(milestone=プロジェクトへのTrac導入)]]
  • このように、そのマイルストーンに関係するチケットだけが一覧で表示されます(しかも完了済みのチケットには取り消し線がついています)



上記3つのTracマクロは、どれも0.11.2.1.ja1での動作を確認しています。(使うために何か特別なプラグインを入れる必要はありません)

Tracマクロを上手に使って、TracWiki上で簡単にプロジェクトの情報が整理できれば、過去のメールをひっくり返して「あの件ってどうなったんだっけ?」と探し回る必要はなくなります。Tracを使うことにあまり乗り気になれないときは、このTracマクロをささっと書いて、先ずは「楽しさを感じる」ところから始めてみてはいかがでしょうか?

ナレッジセンターでは「Trac&Subversionをスムースに導入するにはどうしたらいいの?」という相談から、「Tracでこんなことがしたい時は、どんなプラグインを入れればいい?」という質問まで受け付けています。困ったときはお気軽にご相談ください。







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