アイヌの人々の署名集め

に対するネット上の反応とか沖縄の性犯罪被害者女性「実名」ちらしとかいろいろと非道いことがあって凹まされました。
アイヌの人々が受けた差別の実態については本多勝一の著作のいくつかに記述があったのを覚えています。
アイヌの人々を非難している人々には読んで欲しいものです。
もっとも、アイヌの人々を非難している人々は本多勝一という名前を聞いただけで拒否反応を示して偏見のために読みはしない人が多そうなので、読んでもらうのは無理そう(偏見)。
こういうのは似非科学とも共通する面がある人間の所業の問題なのかもしれないと思います。
似非科学を信ずる人々は似非科学批判本を読もうとしない。
人権を蔑ろにする人々は人権と社会のありようについて書かれた本を読もうとしない。
こうして、最もそういう情報を得るべき人々のもとに情報が届かないわけです。


blackdragon氏のブックマークコメントが「同化政策」の現状を見事に要約していたので引用。

同化と民族撲滅の行き着くところの実例。ドサクサのうちにそこまで出来なかったのが中国。やりたい放題やって、あとは体面をかろうじて繕ってるのがアメリカ。アメリカに守られてやりたい放題のイスラエル

http://b.hatena.ne.jp/blackdragon/20080325#bookmark-7996793

そして、人権を蔑ろにする人々が、気に入らない国で人権問題がおこっているときに限って人権を手段とし、気に入らない国を攻撃したいという心理的な目的の達成手段とするわけです。
そういう非道い人権に対する二重基準がまかり通っている現状に対して私は思います。
抑圧される少数民族の自由と人権の問題を「政敵」を攻撃する手段にするのをやめてください。目的とし、世界のあちこちで抑圧されている少数民族の自由と人権のために活動してください。他国の被差別民に向ける同情の目を同じように国内の被差別民にも向けてください。切に願います。と。
チベットの人々の声に耳を傾け活動することは素晴らしいことと思います。その素晴らしいことをアイヌの人々にも沖縄の人々にも適用してほしいのです。