うなむーの食べある記 1133店目。
今回は君津市貞元にあります「さがみや」さんに行って来ました。
先の大野屋さんに続いて君津の老舗そば店への訪問です。
市内にこんな魅力的なお店がある事は実に幸せな事ですね。
しかし両店ともにご高齢の方が店を切り盛りしております。
今の内に出来るだけ通い、メニューの記録を残して行きたいと考えております。
さがみやさん、店内。
木の温もりを感じる落ち着いた雰囲気。
今回は一人での訪問でしたのでカウンター席に座らせて頂きました。
さがみやさん、お品書き。
そば、うどんメニューのバリエーションが実に豊か。
ご飯物も充実しております。
そしてこの価格、値上げ値上げのご時世に本当に有り難い事です。
此方はホワイトボードの一品料理。
きっと夜はこれらのメニューを肴に一杯やる常連さんたちが集まるのでしょうね。
さて、今回頂きましたのは此方のカツカレー 750円です。
わたくし、もうすっかり相模屋さんのカレーの虜になっておりまして、
カレーライス、カレー南蛮に引き続いてのご紹介です。
此れです此れ、この黄色いカレーが私の胃袋をつかんで離さないんですよ。
懐かしさを感じるこのカレーに私はすっかり憑りつかれてしまったんです。(笑)
カレーの具材は薄切りの豚肉に玉ねぎ。
今回はカツカレーですので其処にトンカツが加わっております。
トンカツは注文毎に衣をつけ、カウンター裏の大鍋で揚げられていました。
つまり揚げたて熱々のとんかつが供される訳です。
此れは嬉しいですよね~
このカトラリーを紙ナプキンで包むお作法も今ではすっかり見なくなりましたよね。
昭和生まれのおっさんはこう言う事で大喜びしてしまうのですよ。(笑)
さあ、それでは頂きます!
早速揚げたてのトンカツから。
カツの断面がうるんでいてジューシーさが伝わりますねぇ!
けして厚くはありませんが適度にボリューム感のある肉がサクサクの衣をまとい食べ応えがあります。
柔らかな薄切りの豚肉の旨味、玉ねぎの甘み、ちょっともったりとして辛さ控え目のマイルドカレーがわたくしの郷愁を誘います。
ああ~、やっぱりさがみやさんのカレーは最高です!
マイルドなカレーですので味変も自由自在。
卓上に置かれたソースをかければスパイス感がアップ。
醤油もかけてみましたが此方もイケますぞ!
辛味が欲しいとお嘆きの貴兄には唐辛子を入れる事でご満足頂けるかと。
さてもう一品はやはり蕎麦。
今回はたぬきそば 500円を頂きました。
今時立ち食いそばでもかけが400円以上する時代、このたぬきそば500円の価値は計り知れないものを感じます。
何と言っても具材が多く色どりが華やかですよね。
お汁はちょいと甘めの醤油が立った味わいで出汁の旨味も効いています。
蕎麦は柔らかめの茹で具合。
昨今は麺のコシが重要視されがちですが、こう言った柔らかめの優しい食感も店の雰囲気と相まって良い物です。
具材は 揚げ玉、ネギ、青菜になると、刻みネギは別添えです。
この具材の充実で500円は本当にお値打ちです。
ちょいと温まった大ぶりのネギの食感と爽やかさを感じ刻みネギの組み合わせが何とも。
蕎麦になるとがちょっと珍しい存在ですがですが、実はなるとはもともと蕎麦の具だったのだとか。
江戸時代にはすでに蕎麦の具として使われていた様です。
学生の頃はお金が無くて天ぷらそばが食べられず、泣く泣くたぬきそばを食べていた思い出が。(笑)
しかし今は天ぷらがちょいと私の胃袋には重く、かえってたぬきそば位が丁度良い感じに。
いやあ、カツカレーもたぬきそばも美味しく頂きました!
どうもご馳走様でした~
2024年12月11日訪問
さて、さがみやさん全メニュー制覇への道、今回二品を食べまして残りは三十とちょっととなりました。
まだまだ先は長いですがまめに通って早くに達成したいと考えております。