『根引松(根曳の松:ねびきのまつ)』 (京都の休日889) 上記写真と違って自分なりに創作して『根引松』を作ってみました。
作り方も 載せるね♪
京都では、一般的な門松の形とは異なった
『根引松(根曳の松:ねびきのまつ)』という門松があります。(上記写真)
お正月には、家の門口(かぞぐち)に門松を飾って
歳神様(としがみさま)をお迎えします。
門松の風習は、平安末期から鎌倉時代にかけて普及し、民間にも伝えられました。
門松は 新しい歳の神さまを迎える依代(よりしろ)となす為、松は真直な形が好まれます。
『根引松』を、右に雄松、左に雌松と立てていたのが、いつの頃からか、
時代が降(くだ)って派手に梅や竹を配するようになったとか・・・・・
最近は、
『根引松(ねびきのまつ)』を見かけることが少なくなってきてはいるのですが、
それでも祇園や西陣などの古い町家が残っているところでは良く見かけます。
竹を添えず、根をつけたままの若松を和紙(半紙や杉原紙)で巻き包み
金赤の水引で真結びし、玄関などの柱などにつけます。
昨今は元の静謐(せいひつ)な形に惹かれて
『根引松』に水引の結びを工夫する所が増えています。
思うに、伝統と云うものは常に創意を加える事によって受け継がれて行くので
本来の理(ことわり)を踏まえれば、形は如何に変えても其々の時代の趣を反映して
むしろ形骸化せずに残って行くものではなかろうか?!
ただ・・・本来の意味を理解せずに 形式だけの仕来(しきた)りに振り廻される事は
甚(はなは)だつまらない事だと思いますが・・・・・
要は
『伝統とは火を護ることであって、灰を崇拝することではない。』
by 作曲家Gustav Mahler(グスタフ・マーラー)・・・ってことですね。
『根引松(ねびきのまつ)』は、質素倹約を旨とする京都の旧家ならではの門松であり
地域に根付きますようにとの願いも込められています。
・・・で、
この
『根引松(ねびきのまつ)』は京都以外では珍しいかも知れませんが
正直、このワンパターンはワタシ、飽きて来たんですよねぇ~・・・・・
それで一念発起して 以前からアタマにあるモノに
変えてみようと試みたんですね。
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『根引松(ねびきのまつ)』は、歳神様の
依代(よりしろ)として考えたシンプルな門松なんです。
依代(よりしろ)というのは、アンテナ or 目印の役割を果たすものなんですよね。
「福神さん! こっちこっち! こっちに来て ♪」・・・って感じです。
もしお正月に京都に来られたら、きっと観れますよ♪
だって京都では ホームセンターですら年末は この
『根引松』が売っていますから・・・・・
しかも、所によったら「右に雄松、左に雌松」とセットで売っている所さえあります。
ところで歳神様はいつ降臨(こうりん)するんでしょうか?
神様は、恵方方面より、卯(う)の方角から降臨するので、
卯の刻(午前6時)にお迎えするのです。
歳神様をお迎えするというのに、眠ってはいけないので大晦日の夜から
眠らずにお正月を迎えます。
だから、初夢が正月2日の夜になるんですよねぇ~・・・・・
大晦日に百八つの煩悩を消し去ってくれる除夜の鐘を聞いて眠らずに待って
大福茶・お屠蘇をいただき、お正月というのがいいようです。
ちなみに京都では梅とおこぶの入った
「大福茶」で
「お祝いやす」をします。
そのあとに、改めて
お屠蘇で
「おめでとうございます」をするんです。
本来、三が日は玄関を閉ざして、歳神様が定着していただくために
あまり外出しないのが本来の姿なんですね。
だから保存食である
おせち料理を用意するんです。
ちなみに今の
「初詣」のスタイルは、日本の伝統的な習慣ではなく
明治時代になってから「鉄道会社」の営利目的のために
宣伝・広告したものが普及したものです。
ここまで書くとあまり実行していないのに気がつく人も・・・・・
「まっいいか!」そんな固いこと言わんで・・・・・
歳神様も笑ってお許しいただけるでしょう。
では、新たに作ってみた簡単
『根引松(ねびきのまつ)』の作り方を♪
まずそろえるのは
・紅の「水引」 90cm × 100本
・白の「水引」 90cm × 100本
・輪ゴム 数十本
◆松・竹・梅
・松 少々
・竹 少々
・梅 梅の水引飾りで代用
・稲穂 少々
・スプレーのり
(3Mジャパン社製 スプレーのり 77) (ココをクリック)・ハリガネ(ステンレス製:線径 0. 28mm)
・カッター
・定規(じょうぎ)
すべてネットで安価に購入できるものばかりです。
◆まず下記写真のとおり、
紅白の「水引」を綺麗にそろえ
輪ゴムでとめて行きます。
◆次に下記写真のように
紅白「水引」をハリガネを各所に留めに使いながら
形作って行きます。・・・と言っても簡単でしょう。
◆組終わったら、輪ゴムを切りはなし
上から「スプレーのり」を吹きかけ
乾くまで少し時間を置きます。
◆乾くまでの時間に「松竹梅」を作って行きます。
下記写真のように「松」「竹」「稲穂」を
ハリガネで巻いて形作ります。
◆紅白「水引」の端を、カッタと定規(じょうぎ)で
切って整えます。
◆紅白「水引」と「松」「竹」「稲穂」を組み合わせ
ハリガネ等で留めて、梅の水引飾りを加えれば完成です。
もしよろしければ一度お試しあれ♪
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