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TestFlight導入してみた その2

という訳で、その1に続いて TestFlight の導入に関してまとめ。

今回は主に、AdHoc の設定とビルドしたアプリのアップロード
デバイスからのダウンロード&インストールあたりまで。

TestFlight

TestFlight
https://testflightapp.com
その1で配布対象のデバイスを含んだ AdHoc用の Provisioning Profile が
オーガナイザから XCode に登録されてると思うので、その続きから。

※ Version 4.3.2 時点での設定方法なので、それ以外のバージョンでは違う可能性もあります。

■ AdHoc用 Configuration の追加

Xcode conf2


プロジェクトの設定画面からInfoタブを開き、Configurations の下の方にある
「+」を押して、「Duplicate "Release" Configuration」を選択。

名前は適当で問題ないけど、分かり易いように AdHoc としておく。

この辺も参考に
http://atty303.posterous.com/78268836


■ AdHoc 用にビルド設定の変更

1.コードサインの設定

プロジェクトの Build Setting タブを開き、「Code Sign」等で検索。

「Code Signing Identity」の AdHoc用設定部分をその1で作った
AdHoc用 Provisioning Profile に変更する。


2.Deployment 関係

プロジェクトの Build Setting タブの、Deployment グループを開く。
(Deploymentと検索した方が楽かも。)

以下の項目の、AdHoc用設定をすべて「NO」にする。
・Deployment Postprocessing
・Strip Debug Symbols During Copy
・Strip Linked Product




■ Archive用 Build Configuration の設定

実際にアプリを配布するには、Archive からビルドして .ipa を作る事になるので
XCode 左上の Scheme(ビルドターゲットを選択するとこの左隣)から「Edit Scheme...」を選択。

Xcode conf3

Archive をした時に使用される Build Configuration を AdHoc に設定。


■ Build scheme の追加

上記参考サイトにもあるが、最終的に AppStore にアップロードするのも Archive だし
AdHoc で配布するのも Archide からビルドするので、後でややこしくならないように
Scheme をそれぞれ分けておくて良いかもしれない。

まぁ、Archive の Build Configuration を変更するくらいなので必須ではないけど
後で変更し忘れたままアップロードして問題が起きてハマるよりはマシ。

(そういった観点では、個人的に AdHoc用の Scheme名を明示的に [ProjctName] AdHoc とした)


■ ビルド&.ipa の作成

上記の設定で、XCode の Product メニューから Archive を選択すると.ipaが作成できる。

Xcode4.3ではちょっとインターフェイスが変わっていて、AdHoc用に作成するには
ビルド後、オーガナイザのArchives のビルドされたプロダクトから「Distribute..」を選択。

すると、以下のようなメニューが出るので、「Save for Enterprise or Ad-Hoc Deployment」を選び、コードサインを設定する画面が出てくるので、AdHoc用のプロファイルと同じ名前の物を選択する。

Xcode conf4

特に問題がなければ、パッケージングに成功し、ファイルの保存先を聞かれるので、適当な場所に保存する。


■ .ipa のアップロード

.ipa が作成出来たら、TestFlight のサイトへログインし、ビルドファイル(.ipa)をアップロードする。

TestFlight ヘログインすると、ダッシュボードが開くと思うので(開かなければ、左上のメニューから)、「Upload Your Builds」の下にある「Add a Build」を選択し、「Drpp your IPA here or click to select a file」と書いてある部分に .ipa をドロップするか、クリックしてファイルを選択する。

TestFlight6

その下の記入欄に適当にアップデート内容などを書いて、「Upload」をクリックする。

データのアップロードが完了すると、Provisioning Profile で設定した AdHoc 公開先ユーザ一覧が出て来るので、アップロードしたビルドのインストールを許可するユーザを選択する。

最後に、「Just Update」(ビルドデータを更新するが、特に通知はなし)か「Update & Notify」(更新して、有効なユーザに更新メールを送信する)を選択して公開完了となる。


■ アプリのインストール

あとは、プロファイル認証時にデバイスへ TestFlightのアプリがインストールされているのと思うので、そのアプリを開いてちょっと待つと、最新のビルドデータを表示してくれる。

複数アプリを公開していると、その数だけリスト表示されるので、更新またはインストールしたいアプリを選択し、「Install」ボタンを押せば、アプリのダウンロードが始まり自動的にインストールされる仕組みだ。



と言う訳で、その1から続いてココまでで基本的な設定と公開、インストールまでは可能になる。次はTestFlight SDK を入れると色々と便利になる(らしい)ので、その辺りの導入方法などをまとめてみる事にする。

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