カナの空爆の犠牲になった37人の子どものうち、15人は障害を持つ子どもたち
だった。建物は子どもたちと家族が避難所として身を潜めていた場所だった。イスラエルは誤爆だったと釈明しているが、
実際には夜間に精密誘導弾が使用されている。攻撃前の昼間に建物の前で30人の子どもたちが遊んでいて、その頭上を無人偵察機が飛行していたという情報もある。レバノンのシニオラ首相は「カナ空爆は意図的に民間人を狙ったものだ」と
言明、イスラエルの誤爆の主張を認めていない。カナの虐殺の直後に48時間の空爆停止があり、すなわち南部レバノンの住民を北部に脱出させるべくイスラエルが時間を与えた作戦の一環ではないかと見ることができる。退去しなければ無制限に殺戮するぞと住民に脅しをかけ、見せしめとして虐殺を敢行したのだろう。南部一帯を無人化しようとしたのである。エジプトとサウジは宣戦布告せよ。いつか必ず中東軍事法廷を開き、オルメルトとペレツとハルツに「人道に対する罪」を問い、虐殺の責任を取らせなくてはいけない。