「妖狐×僕SS」の藤原ここあが逝去、31歳 - コミックナタリー藤原ここあ先生が亡くなった。ただ悲しい。
Dearが初めて触れた先生の作品だった。
当時僕は高校生で、多分人生で一番人と縁薄く生きていた時期だった。
ジャンプしか知らなかった自分に漫画沼の広さと楽しさと深さを教えてくれた作品のひとつだった。
世界から愛されなかった少年少女が絆で結ばれる物語が美しかった。
やがて縁は広がり世界からも愛されて、そしてそれを受け入れられる物語が優しかった。
そこには救いがあった。
作者が自分とそう離れてない年齢な事に驚いたりした。
同世代ですげー人いるんだなって。
フェティッシュな美しさに溢れた少女に心奪われた。
センシティブなストーリーながら頻繁に挿入されるギャグパートの、
登場人物の悪ふざけが折り重なって加速していく感じが、
いかにもオタク向けのギャグって感じで居心地良かった。
親近感みたいなものを、感じていたんだと思う。
漫画家という、漫画好きにとってスターな存在の喪失という痛みもあるけど、
何か、一方的に身近に感じてた人がいなくなってしまったという気持ちが強い。
ああ、Twitterやってたんだよな。フォローしとけばよかった。
ファンレターとか、送っとけばよかった。
すごく好きだったんだよ。感想とかもっと書けば良かった。
ありがとうございました。あなたの作品に救われました。
ただそれは、あなたに聞こえるように言いたかった。
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テーマ : 漫画
ジャンル : アニメ・コミック