ならば、それが実現できた世界を、あなたが作って見せればよいのです。
妥協の余地もないと断じた相手たちに憎悪の言葉を繰り返すのが目的、でないとするならば。
la_causette: 表面的にであれ問題が解決に一歩進むのであれば、それは無駄ではないし、表面的であることを理由にそれを躊躇すべきではない。
そうであるならば。
実名制とすることによって、『従前のネットワークコミュニケーションが開拓し、培ってきた種々のメリットはそのままに、匿名者によってもたらされる"ネットでの「炎上」という名の嫌がらせに代表されるような災禍"というデメリットのみが除去される』と信じるのならば。
小倉さんがすべきことは、
「自ら妥協の余地がないと断じた相手たちに向かって繰り返し繰り返し挑発的な言辞をもって憎悪の言葉を投げつけること」ではなく、
実際に自らが思い描くところの「実名制ネットコミュニティ」を新たに作り上げること(あるいは既存の実名制コミュニティの拡大でも構いませんが)に主導的役割を果たし、その内部においては、『従前のネットワークコミュニケーションが開拓し、培ってきた種々のメリットはそのままに、匿名者によってもたらされる"ネットでの「炎上」という名の嫌がらせに代表されるような災禍"というデメリットのみが除去された世界』が実現できることを実際に証明してみせること、なのではないのでしょうか?
なにも資金やプログラムまでを自ら手がける必要はないのです。「実現に向けて主導的役割を果た」せばよいのです。
パソコン通信の昔から「言いだしっぺの法則」とよく言われたものです。
ネットワーカーなる言葉が何らの特別な意味を持たなくなり、ケータイの20かそこらのキーでネットする今の時代になっても、たぶんその法則は生きています。
思い描くものがあるなら、実際に作って見せればよいのです。恐らく、ですが、それがこの世界の『正義』なのです。
そうやって、もし『(略)デメリットのみが除去された世界』が実現できることが証明されたならば、きっとネットの"空気"は、実名制に雪崩を打って傾いてゆきましょう。
理解しない"愚民ども"に恨みの言葉を並べ立てるのは、万が一その夢破れてからでも遅くはありますまい。
『「今」妥協の余地もないと断じた相手たちに、ただお互いの憎悪を増幅させるだけの言葉を繰り返す』のが小倉さんの目的、でないとするならば。
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