アニメ第34話 ― 2008/11/23
最初は「思いっきりバカ話を描こう」と思ったんですが、最終的には「どんなに貶められても光を失わない皆本」と、「それに惹かれている兵部」の物語に。あまりにバカすぎたんで、逆にそれだけでは終われなくなっちゃったのかもです。
アニメでは当初、シナリオ会議で「<ウン●>はナシ」という決定が出たらしく、確認稿はちょっとおとなしめでした。で、ワタシが「このエピソードのキモは、ふだん真面目な皆本が幼稚なバカネタをやることじゃないですか。<ピー>音を入れれば済むことです」と原作者拒否権を発動したところ・・・・スタッフの闘志が、何か間違った方向に燃え上がったようです。
「<ピー>は『ハヤテ』でさんざんやったので、『チルドレン』ではやりません。<ウン●>は言うか言わないかどっちかです。こうなったらテレビ東京・小プロと交渉します!」
再び会議が開かれ、いい歳をしたエライ人たちがウン●は是か非かを何時間も議論。渋るテレビ東京さんと小プロに執念で食い下がった結果、
「<コ>はNGだが、<チ>ならまあなんとか。また、<ウン●>というセリフには回数制限をつける」という条件でゴーが出たとか(笑)。
あんたら・・・漢(おとこ)だよ。表現者として規制と戦うその姿勢に感動した!!! 原作者からは敬意を表し、この言葉を贈ります。
「あの~原作は伏せ字なんですけど(T_T)」
紫穂がやっていたという残酷な遊びは、ワタシが小さい頃よくやってたものです(^^;)。
ちなみに昆虫は、体の側面に並んでいる「気門」という小さな穴で呼吸してます。気門はいくつかが詰まっても残りで呼吸ができますし、細かい毛が生えていて異物の侵入を防ぎ、開閉もできます。水には表面張力があるんで、すぐにはその中までは入り込まないのですが、洗剤の主成分である「界面活性剤」はそれを弱める働きをするため、これが混じるとあっというまに昆虫の体内に浸水して呼吸困難になるという・・・・以上、豆知識でした。
この仕事が、前途ある若い声優さんのキャリアの傷にならないことを祈ります(笑)。
そうそう、アバンタイトルの「執事通信」・・・じゃなくて「ダブルフェイス通信」は、「アフレコ台本が分厚い(byゆーきゃん)」でお馴染みの『チルドレン』では珍しく、なんか尺が余ったので急遽作ったのだとか。詳しいいきさつはワタシもよくわかんないけど、ま、あの二人はキャラも中の人も可愛いからいいやってことで。
次週は小鹿主任登場です! それから、明日朝TV東京放送の『おはスタ』には可憐Girl'sが出演! 見てね!