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パコと魔法の絵本

パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]パコと魔法の絵本 通常版 [DVD]
(2009/03/06)
役所広司アヤカ・ウィルソン

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映画『パコと魔法の絵本』公式サイト
監督 中島哲也
製作 「パコと魔法の絵本」製作委員会
脚本 中島哲也
門間宣裕
出演者 役所広司(主演)
アヤカ・ウィルソン(主演)
妻夫木聡
土屋アンナ
阿部サダヲ
加瀬亮
木村カエラ
音楽 ガブリエル・ロベルト
撮影 阿藤正一
尾澤篤史
編集 小池義幸
配給 東宝
公開 2008年9月13日
2009年3月6日
上映時間 105分
製作国 日本
言語 日本語
興行収入 23.6億円

概要
2004年に全国8都市で公演された後藤ひろひと原作の舞台『MIDSUMMER CAROL ガマ王子vsザリガニ魔人』を、『下妻物語』や『嫌われ松子の一生』などの監督を手がける中島哲也が、長編日本映画としては初めて3DのフルCGと実写を駆使し、新たな解釈で映像化。
キャッチコピーは「子どもが大人に、読んであげたい物語。」。

興行成績
2008年9月13日に日本全国292の劇場で公開され、週末興行成績で初登場2位となった。1位は公開3週目の『20世紀少年 第1章 -終わりの始まり-』が堅守した。客層は男女比26対74で、家族や女性を中心とした広い客層を呼び込み、初日からの連休3日間で382,700人を動員、興行収入467,929,100円を上げた。公開3週目には動員数が100万人に達し、興収は13億円を突破。日本国内の公開年度内最終収益は23.6億円に達した。

あらすじ
そう遠くはない昔、あるところに変人ばかりが集まる病院があった。
院内一の嫌われ者で偏屈な「クソジジイ」と呼ばれていた大貫は、ある日パコという少女と出会う。彼女にも意地悪に接することしかできない大貫は、紛失した純金のライターをパコが盗んだと誤解して頬を引っ叩き、泣かせてしまう。
翌日、大貫は再びパコと出会うが、パコは大貫のことを覚えていなかった。パコは事故で両親を失い、彼女だけは奇跡的に助かったが、事故の後遺症でたった1日しか記憶を保てないという記憶障害を持っていたのだ。今日起こった出来事は、明日になれば全て忘れてしまう。その翌日も、何事もなかったかのように大貫に近づいて来たパコだったが、彼が自分の頬に「触れた」ことは覚えていた。
パコと接していくうちに彼女の記憶に“何か”を残すことが出来るかもしれない。彼女のために“何か”出来るかもしれない。そう考えた大貫は、パコのために何か自分にできる事はないかと、病院の皆に頭を下げ、一緒にパコの愛読する絵本の演劇をしたいと懇願する。

キャスト
括弧内はクリスマスの劇中で演じた役名。
大貫(ガマ王子) - 役所広司
入院患者・浩一のおじ・大会社の会長。傲慢で乱暴者。悪態をつき、意地悪ばかりしているため、入院患者からは「クソジジイ」と呼ばれていたが、パコに出会ってから変わっていく。
パコ - アヤカ・ウィルソン
入院患者の少女。交通事故の後遺症で、1日しか記憶が保てない記憶障害を持つ。両親は同じ交通事故で亡くなっている。
室町(ザリガニ魔人) - 妻夫木聡
薬物依存症の入院患者。自殺癖が強く、その度に入退院を繰り返している。子供の頃は売れっこの子役だったため、大人の俳優になりきれないことを悩んでいる。
龍門寺(ミズスマシ君) - 山内圭哉
入院患者。銃の暴発で怪我を負い、入院しているヤクザ。
木之元(ガマ姫・ガマ王子の母) - 國村隼
入院患者。ジュディ・オング好きのオカマで、子持ち。怪我は治っているが、賠償金を吊り上げるため入院を無理に延ばしている。
滝田(サカナ) - 劇団ひとり
入院患者。消防車に轢かれて怪我を負った消防士。人命救助を生きがいにしている。
堀米(ヤゴ) - 阿部サダヲ
神出鬼没で掴み所のない謎の入院患者。空気が読めない。なぜ入院しているのかは不明。
浩一(アメンボ・ガマ王子の家来) - 加瀬亮
大貫の甥で、雅美の夫。弱気で妻には頭が上がらない。
雅美(沼エビの魔女) - 小池栄子
看護師・浩一の妻で、大貫の甥嫁。悪魔のような性格で、ことあるたびに夫に噛みつく癖がある。金のため大貫に媚びを売る。浩一からは「雅美ちゃん」と呼ばれている。
タマ子(メダカちゃん) - 土屋アンナ
強面で髑髏とバラのタトゥーを入れた、悪魔のような不良看護師。
浅野(タニシ) - 上川隆也
変装好きの医者。
包帯バンド
劇中で音楽を演奏する包帯ぐるぐる巻きの入院患者たち。
ボーカル - 木村カエラ
のこぎり - サキタハヂメ
ほかにトイピアノ、小太鼓、チューバ、バイオリンを演奏するメンバーがいるが、劇中の出演者と実際の演奏者は異なる。

スタッフ
プロデューサー:鈴木一巳、松本整、鈴木ゆたか、甘木モリオ、石田雄治
原作:後藤ひろひと
監督:中島哲也
脚本:中島哲也、門間宣裕
撮影:阿藤正一、尾澤篤史
ビデオエンジニア:千葉清美
照明:高倉進
録音:福田伸
美術:桑島十和子
装飾:西尾共未
スタイリスト:申谷弘美
ヘアメイク:山崎聡
ヴィジュアルエフェクツスーパーバイザー:柳川瀬雅英
ヴィジュアルエフェクツプロデューサー:土屋真治
CGディレクター / CGプロデューサー:増尾隆幸
編集:小池義幸
整音:太斉唯夫
音楽:ガブリエル・ロベルト
音楽プロデューサー:金橋豊彦
製作委員会メンバー:テレビ東京、博報堂DYメディアパートナーズ、デスペラード、東宝、吉本興業、パルコ、ホリプロ、幻冬舎、アミューズソフトエンタテインメント、リクリ、シネバザール、キューブ、テレビ大阪、コロムビアミュージックエンタテインメント、テレビ愛知、テレビ北海道、TVQ九州放送、テレビせとうち
制作プロダクション:リクリ

主題歌
木村カエラ 「memories(original version)」

受賞歴
2008年 ミュンヘン・アジアフィルムフェスト上映作品に選出
2009年 第3回アジア・フィルム・アワード
撮影賞候補
美術賞候補
視覚効果賞候補
2009年 第63回(2008年)毎日映画コンクール
技術賞
2009年 第32回日本アカデミー賞
最優秀美術賞
優秀監督賞
優秀主演男優賞
優秀音楽賞
優秀撮影賞
優秀照明賞
優秀録音賞
優秀編集賞
新人俳優賞
2009年 映画館大賞
映画館スタッフが選ぶ、2008年に最もスクリーンで輝いた映画 第47位

その他
2008年7月29日に東京都内で行われた完成披露記者会見で、約400万円の制作費をかけて作られた高さ3m、幅4.2mの絵本が登場。「世界最大の飛び出す絵本」としてギネスブックに申請された。
アニメやコントなどのパロディ要素も随所で見られる。
大貫役の役所と浩一役の加瀬は前年、『それでもボクはやっていない』で共演を果たしている。


ウィキペディアより
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