17.PRAYER
最後を締めくくるコノ曲は〈THE ALBUM〉のエンディング曲より前から存在していて、どっちを入れるかかなり悩んだ覚えがある。
アルバムを作り上げる時(ミックスCDでも)ある種の起承転結をどこかで作り手は考えると思う。
そういった意味で締めくくる時“結”の終わり方が凄く大事だと俺は思っていた。
物語を締めくくる大事な部分でこの部分の終わり方1つで、その作品自体の余韻や印象が全く違う物に成ると常々思っていたからだ。
だからエンディングにも(エンディングには特に)力を注いでこだわっていた。
しかしどこかでアルバムってのは制作し終えたから完成では無く、誰かが買って、聴いてくれて聴き終わるまでが勝負な気がしてはいる。
そういった意味では一生終わらないのかも知れない。
新品の時期には新品の時期の勝負が有り、中古になろうとその店で初めて買い聴くユーザーからしたら、毎回が最初なのだから・・・
勝負は続く!
だからタイムレスな流行り廃りに惑わされない、いつの時代も光続ける作品を作り続ける必要が有るのだと俺は思う。
家の近くに毎日変わらずいつも同じように、同じ時間に変わらず働く親父のいる自転車屋がある。
D.Lサウンズの真髄はそこに有る!
ただそれを求めているんだとたまに考える。
まさにSTILL LIFE。
だからとてつもない変化を求めず、俺は俺らしくDAY1から貫いてきた気持ち、やり方で普遍的にブレず変わることなく、D.Lサウンドをプッシュして行く。
( ゜⊇°).。oO( I like that newyork sound simple but hard beat thats hiphop not that new shit they be making now it just dont sound like hiphop…)
と誰かも言ってて俺も共感した。
いつも俺に刺激を与えてくれる(いまだにコンスタントに頑なにサンプリング錬金術をくしして、ヤバブツを創り続けるトラックメーカー、プロデューサー)ネバーストップサンプリングな古くからのベテランソルジャーに感謝の気持ちを贈りたい・・・
SOUTHPOW CHOP、MAKI THE MAGIC、MURO、I-DeA、DJ VIBLAM、KEN SPORT、ITA-CHO、DJ SEIJI・・・
こういった人達の曲が俺のモチベーションを上げ続けてくれる・・・
俺のOOPARTSはもちろん第一にリスナーにだが、と同時に、もしくは次には、上に挙げたサンプリングのガチ職人に与えられた刺激に対しての返答でもある。
耳の良いライバルがいて初めていい意味での競争が始まる・・・
これからもこのやり方、このスタイルがFOREVERなことを信じる。
完
★★★★★★★★★★★
<返事>
今後なるべく質問や感想がくれば何かしら返そうとは思っている。
しかし、時間が無い時や答えたい答えが浮かばない場合は、答えられないこともあるだろうとは思う。
基本は答えたい、返したいと直感で感じたモノに返答してくと思うので、もし返事が無くても気を悪くしないで欲しいと思う。
全部に返していくのは無理なんでそういったやり方で俺なりに返事を書いていければいいと思っている。
じゃ、まずは・・・
kep→ 今のところ動く予定は無い。
去年からエイベックスと進めてたアルバムの話は、震災以降ディレクターとプッツリと連絡が取れなくなったと(実はそのディレクターが夏前に辞めていて、まわりが俺らに隠していた・・・)数ヶ月前に調べて判った。
だからリリース予定は無い。自主も考えていたがCQは自主はあまり気が進まないらしいから、どうなるかな? いろいろ当たってはいる・・・
けーた→ 俺の中では古かろうと出した曲は全て自分の一部なんで。
sota→ そう、長いようで短かったあと残す事この一回。ありがとう。
コウノ→ そう思ってくれたか、光栄だな。ありがたい。
たつや→ ありがとう。
PA→ 今までに何度もいろんなインタビューやその他でこの話は繰り返し答えている。
オリジナルのアーティストから許諾を取る時に絶対使わせないと言われたとだけ書いとく。
トラックを差し替えたRMXは何年も前から有るんで出すことは出来る。
SSS→ あえて古く言ってみた。(笑)終わる、消えるみたいな・・・
マイルス→ いつも丁寧な感想ありがとう。水面下でそう言った話しもチラホラあったりするので、何か決まったらここで書くよ。