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お久しぶりです!

 めんどくさくて更新がよく停滞する拙ブログですが、ここまで長期間更新しなかったことははじめてです。

 当面閉鎖する予定もないですし、気になることがあれば記事にして残していきます。



 こんにちは。今年の目標はアニオタなる! と宣言したぶろです。

 アマゾンのプライムビデオというものを導入しまして、そこで見れるアニメの量が多いこと多いこと。
 昔見ていた深夜アニメはほとんどないので、現存するアニメの中ではごく一部なのでしょう。
 とりあえず気になるのを全部見ると意気込みましたが、24時間アニメに費やさないと消化できなそうです…


 いろんな方と話す機会が増えて、マンガだったりアニメだったりの話題で盛り上がると、私だけ取り残されてしまいます。教養がないなと痛感します。
 ということでアニメを見ようという流れになりました。自分でも間違った方向に進んでいる気がしますが、話題に乗れる機会も増えます。そもそも楽しみで見ているので、今後に活きるかどうか関係なく楽しいです。


 インターネット配信の利点は、1話から最終話まで、時間さえ許せば一気に見れることです。
 深夜アニメを毎週見ていたときに苦悶したことが、寝ちゃって見逃すことです。ひとつ見逃すと俄然興味が薄れます。そのためリアルタイムで最終話までしっかり見たアニメはほとんどないです。
 興味を持てて最後まで見たアニメはその後円盤を買って何度も見ました。このブログのどこかにバナーが貼ってある、ちっちゃな雪使いシュガーがその一例です。これも数年見てないから、この機会に見直さないと


 基本1クールで終わるものを中心に、今年だけで20作品ほど見てます。面白かったものは3度以上見返しています。興味あるときは空き時間の大半をこれに費やすので、漢字の勉強そっちのけです。


 たとえまとまった時間があっても、今までは無為に過ごすことが多かったです。今年の目標は、見始めるまでが大変(1クール計5時間ほど費やす覚悟だったり、多少つまらない展開でも最後まで見る覚悟だったりです)ですが、最後まで見たら資格を1つ取得したような満足感が得られます。



 生活習慣で変わったことは、アニメをリアルタイムで追いたいと思うようになったことです。
 前述のとおり、もし楽しければすぐに続きを見れないと悶々としてしまい、もしつまらなかったら見るのをやめればいいしと、毎週決まった時間に縛られて、見るメリットを感じられませんでした。

 ところが、毎週決まった時間にやってくる楽しみも大事だということにも気づかされました。定期的な楽しみがやってくることはすばらしいことです。自分のさじ加減で楽しみを調整できる人もいるかもしれないですが、私は自分に甘いので隙あらば楽しみに走ってしまいます。そういう点である程度の縛りは人生を豊かにする上で有効なのかもしれません。




 と、こんな日常生活を送っています。そして1か月後にやってくる令和初の漢検ですね!

 アニメにかまけて漢検1級に受からなかったのでは笑えないです。そろそろ本腰を入れて勉強へシフトさせます。これも勉強し始めるまでが大変なんですよね…




 平成の漢検ですが、H30-2は181点、H30-3は170点で合格でした。
 H30-3は凡ミスが多く、自分の実力をすべて発揮できれば180点でした。サボっていた分点数が引かれてしまいましたので新元号になってからはがんばります。

 過去に受けた記事は毎回まとめているので、気が向いたらまとめます。


 漢字の問題や勉強法などは、こちらも気が向いたらTwitterにアップします。

 最近は実力者が増え、かつ良問を用意してくれる方も増えましたので、私が漢字関係の情報を提供する役目は終わったかなと感じています。
 私が模試をつくったときは、あまりにも情報が少なかったです。そのため、何か力になれることをせざるを得ない(兼自身の勉強にもなるようなことをしたい)と見えないプレッシャーが後押ししていました。

 どこかで何かしらの問題作成はしているので、近々公開するかもしれません!





 お茶に関して、今年は紅茶の福袋を、なんと2か所から注文してしまいました! どちらもダージリン!

 1か所のダージリン、賞味期限が短いものが多いこともあり、新年明けてからはダージリン漬けの生活を送っていましたが、5月現在は完全に緑茶派へと移行してしまいました。
 新しく急須を買ったので緑茶が楽しみになった(詳細を語ると長くなるので割愛します…)ことや、4月に浜松で開催された国語漢字祭の帰りによった静岡市で緑茶の飲み歩きが楽しかったことなどでしょうか。紅茶を飲む機会がめっきり減ったなぁと感じるため、近ごろは意識して紅茶を淹れてます。





 こんなのろま更新のブログですが、これからもよろしくお願いします。

 久々にまとまった文章を書いていたら、文章に残したいことがらがいくつか浮かんできました。このやる気を維持したいところです。

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よく出る! 漢字検定1級本試験型問題集


 漢検1級の新しい問題集が発売されました。興味があったのでさっそく買ってみましたよ。



 こんにちは。久しぶりの新しい問題集にわくわくするぶろです。

 成美堂の本試験型に次ぐ、200点満点形式の問題集ですよ! すごい!




 最近加わった漢検1級用の問題集は漢字検定三略、それを除く市販されているものだと、新星出版の頻出度順問題集でしょう。


 新星出版の問題集に関しても以前記事を書いています。もう7年も前なんですね。



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 ↑本試験型と書いてありますが、今回のも新星出版さんです





 漢検1級本番と同じ出題形式でなんと20問分!! 過去問12年分のデータをまとめて、その中でも特に出題されやすい「超よく出る」模擬試験3問、「よく出る」模擬試験17問が収められています。



 問題をぱらぱらと眺めてみました。たしかに超よく出る・よく出るの2種類とも、ここ10年ほどの過去問を参考にして作成されているようです。


 超よく出る・よく出るの出題頻度の差は、ちょっと目を通しただけでは把握できませんでした。特に出やすいといっても、ここ12年で3回も出題されていれば十分出やすいといったところでしょう。


 文章題の問題は過去12年間でも出題例がない問題もちらほらあり、リピーターでも満点を取れる問題は少なそうです。ただ辞書(日本国語大辞典)に載ってないものもあり、文章題の問題が高品質かどうかの判断はできませんでした。







 この問題集、巻末に「合格に役立つ資料」が掲載されています。


 その内容は「漢検1級配当漢字一覧」「四字熟語(160語)」「故事諺(80語)」「国字一覧(1級配当のみ)」です。

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 新星出版の頻出度順問題集にも漢検1級配当漢字がずらりと並んでいて、公式資料と同等のその量に驚かされました。加えて今回出版されたものには熟語の用例も載っています。


 漢字1字ずつ覚えていっても、熟語としての使い道を知らないと読めるだけで意味がありませんし、忘れやすいです。


 ここに載っている熟語で1級配当の漢字に馴染んでいけば、自然と定着しそうです。この充実した資料、すごくないですか!?


 四字熟語や故事諺も、意味が掲載されています。合格するための資料としては少ないですけど、よく出る四字熟語の意味をさくっと調べられるので、決して無駄ではないです。





 この模擬試験を作っている方々は、おそらく漢検1級を受けていないけれどもデータ収集のプロなのでしょう。


 受検者などからの要望に応え、出題データをまとめてうまく配分して模擬試験を構成しています。
 ただ、過去問にない初出問題は、おそらく出題されないだろうなと感じるものが多いです。といってもそう感じるものは全体の数%ですから、さほど気にすることでもないでしょう。この感覚は、現役の漢検1級のみ抱くものなのかもしれません。










 最後に、この本を買うかどうかです。


 漢検1級を受けてみようかな、という方はぜひ購入してください!!

 過去問を数年分そろえていない方はなおさらです。

 必死になって入手困難な過去問を買いあさるより、安くて手っ取り早いです。



 難問奇問は少ないので、精選演習や新星出版の頻出度順問題集で鍛えてから解いてみるとよさそうです。


 成美堂の本試験型や模擬試験倉庫さんなどより、解答しやすい問題がちりばめられていますよ。
 解きながら自然と、基本を身につけられるでしょう。


 あくまで基本を押さえる模擬試験なので、この1冊を完璧にするだけで合格できると考えてはいけませんよ!








 過去問を十分そろえている漢検1級リピーターは、特に購入する必要はないと思います。
 うっかりミスが増えてきたなら、自分の忘れている問題探しとして買って解くのもよさそうです。


 自分がうっかり忘れている問題って、いざ出くわすまで忘れていることに気づかないんですよね。最近になって、おそろしいことだなとよく感じます。日々のトレーニング、大事です。










 新しい問題に出会うことが楽しいと感じる人、リピーターに多いです。

 漢検1級の問題集が新たに出版される数少ない機会ですから、楽しく解いていきたいですね!


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平成30年度第1回漢検1級、受けてきました!


 平成30年度です。6月です。漢検1級の季節です(?)



 こんにちは。祝日のない6月、漢検1級が楽しみになっているぶろです。



 今回は自己採点結果の発表、後回しにさせてください!

 というのも、正確な解答がわからず、別解がどこまで許容されるのかわからない問題が多数あり、標準解答が届いてから、それに準じて採点したいと思います。






 まずは昨年度について。とりあえず鬼のようなむずかしさでした。そのむずかしさは合格率が物語っています。





 H29-1 受検者1270人中 合格者66人 → 5.2%
 H29-2 受検者1134人中 合格者52人 → 4.6%
 H29-3 受検者1099人中 合格者55人 → 5.0%


 年間の合格者、延べ人数が173人とは少なすぎる…







 続いて今年度の問題について。先日の検定問題は昨年度より易しくなった印象です。ひさびさに受かる問題だった?



 といっても、どの項目もバランスよくむずかしく、合格を目指すには問題集+αの知識が問われることは間違いないようです。




 リピーターの自己採点の結果をTwitter等で耳にしますと、前年度より上回っている方ばかりですので非常に易しくなった印象もありますが、おそらくそうではないです。


 今まで体感で難化! 易化! と言ってましたが、H26-2で大きく外してしまいました…H26-1より易化と豪語するも、ほかの方々は口をそろえて難化。合格率もしっかり下がっていました。



 ということで、拙ブログでは相対的な難易度を合格率から判断することにします。
 安直ですが、信憑性はありそうです。



 今回(H30-1)の合格率、私の予想は8%程度とさせていただきます。少々気が早いですかね。





 問題についての所感やデータまとめなどは、またのちほど。


 Twitterでの当日の動向については、こちらのまとめをご覧ください。それでは~
関連記事
平成29年度第3回漢検1級の結果


 今年度の漢検1級、とってもむずかしかったです。

 正攻法なむずかしさではないんですよねぇ、来年度はもっと常識的(?)な問題にしていただきたいです。







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 175点でした。



 (一)25、(九)キが自己採点と違って正答扱いでした。キは後ほど届いた標準解答通りでしたので、正解なのはわかっていました。今回は字形での減点がなくてよかったです。





 10回以上合格しているリピーターとしては、この点数で浮かれてはいけないのかもしれませんけど、今の私のほぼベスト(正解できてあと1問)でしたので満足です。






 合格証書がちっちゃくなり、検定結果と一体化しました。冊子のようになっているため、そのまま保存しておいてもよし、切り離して額縁にいれるもよし、といったところでしょう。





 今年度もめでたく3回とも合格できました。ひと安心です。


 全体的に合格者が少ないため、平成29年度で3回とも合格しているリピーターは少ないはず!










 次回の検定までにもうちょっと実力アップを図りたいところです。毎度毎度検定直前にあせって詰め込むのをやめたいです…
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平成29年度第3回漢検1級


 この「年度」という言い回しはいささかやっかいでして。

 現在平成30年度ですけれども、年度なので平成29年度。ところが今年の2~3月あたりを平成30年度と表すこともございまして。
 統一してほしいですよね。



 毎年4月に変わるもので、こねたり形を作ったりするものはなに? といったなぞなぞがあったような。それを思い出します。





 こんにちは。検定終了後にそこまでぐったりしないぶろです。





 2月4日、漢検受けてきました! 今年度の問題はすべてむずかしかった印象です。いささかやりすぎ感!


 ちなみに前回、H29-2の漢検1級、合格者が52人で合格率が4.6%でした。


 古参リピーターもあと一歩及ばずの方がちらほらいますから、相当むずかしかった問題のようです。




 どのように勉強をすれば効率よく合格点に到達するかはよくわかりませんが、検定前に私が行ってきた勉強はこんなところです。






 前回の検定で行った、過去問の音読み特訓、これが功を奏しましたので今回も… と思いましたが気力の問題で手がつかず。



 模擬試験倉庫さんの分野別問題をひととおり解いて、模擬試験は過去に間違えた問題の確認程度、その他の時間は猫姐模試(詳しくはこちら)に時間を割いたという具合です。



 直前にあせって、過去問の音読み特訓を4年分くらいこなしました。これをやっておかないと音読みで変なミスをしてしまう気がします。音読みで本番につまらないミスをしてしまった方、これはオススメです!



 練習問題を提供していない私からいえることはこれくらい(笑






 手前味噌ですが準1級を受ける方はこちらからご覧になってください。













 さてさて、以下自己採点結果と項目別のコメントです。




 「頻出」 → 今まで何度も出題されている(と感じる)もの。
 「過去問」 → 過去に難問として出題されたもの。出題された回数は2回以上だけれども頻出とまではいえない。
 「初出」 → おそらくはじめて出題されたであろう難問。この初出がまた出題されたら、以降は過去問扱い。






 今回も、自己採点にははぶさんのブログを参考にしました。いつもありがとうございます!






 (一)、読み: 28/30
 
 音読みはここ数年のものと比較するとなかなか読みやすい印象でした。やさしめ? 準1級配当の読みが多かったので、そこで点を落としてしまった方もいたでしょう。
 訓読みは初出が多かったようで、ここは難問だったかもしれません。



 (二)、書き: 40/40

 穏やかな問題が続いていてびっくりしました。意表を突かれる問題はありましたが、初出も広く対策していれば見聞きしたことのありそうな問題で、全体的にやさしめといったところでしょう。



 (三)、語選択書き取り: 10/10

 ダミーは見抜けても漢字がわからない、といったことに陥りやすい問題構成だったのでは。
 初出3問? ほか2問は文章題からの過去問で、むずかしめだったと思います。
 10点満点の方は少なくなさそうですが、漢字が思い浮かばないためにダミーを書いたり、ひっかかったりして大失点した方もいるでしょう。



 (四)、四字熟語: 28/30

 過去問と問題集(成美堂の本試験型など)で見たことのあるが多く、例年の傾向よりやや易でした。
 意味を問う問題は相変わらずやっかい。似たような意味の四字熟語が並んでいて騙されてしまいそうです。
 2択で迷った際、これのほうが意味にあってそうだから… と考えるのではなく、片方の意味が違うから、これじゃないほう! と決めるのがよさそうです。漢検四字熟語辞典に記載されている説明と若干違いますので、もうこうするしかなさそうです…



 (五)、熟字訓・当て字: 10/10

 どうやら地名国名の読みが完全復活したようです。
 H29-1やそれ以前のように、やはり過去問や基本的な熟字訓さえ知っていれば合否に関わることはないでしょう。
 もしあと1点足りずに不合格だとしても、この項目ではなくほかで補えたはず…今回はそんなに余裕がないので断言できませんが。



 (六)、熟語の読み・一字訓読み: 10/10

 難問と思われるものもありましたがいつも通りでした。
 (一)の読みと比べると、音読みが若干読みにくい?



 (七)、対義語・類義語: 14/20

 難化する一方でした。今回のはめちゃくちゃむずかしい… というのも、複数の意味がある熟語が並んでいたり、確かに類だけど、類義語といっちゃっていいのか微妙な語句を書かせたり…
 勉強不足だったのは認めますが、今後複数の意味がある熟語も考慮しなくてはいけなくなりますね。



 (八)、故事・諺: 16/20

 今回の故事諺はかなりむずかしかったでしょう。ここがむずかしかった5年前? が懐かしいですね!
 過去問は少なめですので、今後は幅広く勉強をしていかなければいけません。ただ故事諺はあさればあさるほどわいて出てきますので、熱中しすぎは心身ともに疲弊してしまいます。ご注意を。



 (九)、文章題: 17/30

 前回、前々回と難問でしたので今回はどうかな、と思ったらそれらを上回るむずかしさだったでしょう。
 今回の書き取りはgoo辞書に載っていない熟語が3つ、そのうち漢和辞典(新字源・漢字源)で調べても見出し語にない熟語が2つありました。

 うーん、こういう辞書に載っていない問題を書きで出題していいんですかね。最高峰の1級なのでむずかしくしたい気持ちはわかりますが、連想に頼らないと正解できない問題を出すというのはよくないと感じました。
 辞典に載っていないということは、文脈や漢字の意味から造語を連想しなければなりません。私たちは答えが1つしかない漢字大喜利をやっているわけじゃないんで…

 文脈から、複数思い浮かぶ同音異義語をひとつに絞る能力はもちろん重要です。それが知らない熟語を創作し、正解する能力につながることもわかります。ただ100%類推に頼らないと正解できない問題はいかがなものかと。


 ただそれらの辞書に載っていない2問、ある程度論理的な類推で正解することができます。


 (出題文)
 「ササ」たる皓歯の朱唇の間に見るるは半開の「リュウカ」が白たる天光の映ずるが如し。


 「瑳瑳」たる → ~たる なので形容動詞、つまり漢字2文字。文脈から「嫣然」とあるように、女性が笑ったときの美しい表情、特に「ササたる皓歯の朱唇の間に見るるは~」と続くことから、ササは歯がきれいだなー!! という表現をしていることは明らか。
 サと発音する漢字が少なく(意外!)、白くて美しいという意味があるサは瑳のみ。

 「榴花」 → 美しさを表現する文章中の言葉なので、おそらく美しさの比喩表現。そのためカは花。
 リュウと発音する漢字も少なく(これもびっくり!)、何かしら花が咲きそうなリュウは榴のみ。

 もし柳なら? 柳って花咲くかも? 花じゃなくて果の可能性もあるんじゃ? そもそも比喩なの? → もうわかりません!!!!!




 数年前の漢熟検1級、最後の文章題がこのタイプだったんですよ。goo辞書にも漢和辞典にも載っていない漢字を書かせてくるタイプ。
 それらがすべて書けなくたって、ほかで得点すれば8割に届くでしょ? と問いかけているような鬼畜問題です。


 もともと漢熟検(昔は新漢検と名乗ってましたっけ)のコンセプトが、知っている字を正しく読み書きできる能力を問う、といったものでした。そのため初期の合格基準は9割以上、但し漢検1級みたいに使わない言葉をばんばん出すテストではありませんよ、といった具合です。
 数年前の漢熟検1級を見てみると、ほとんど正解できない問題をいくつか並べ、合格するには実質9割正解じゃないといけないという印象さえあります。


 漢熟検は受検者数が少ないらしい(受けていないリピーターはこの機会にぜひ!)ので、旧来の漢熟検1級の洗礼を漢検1級受検者に浴びせたら、どれくらいの人が正解するだろうかの実験だったのでしょうか。


 H29-2は辞典を開くと「翼戴」意外は掲載されている熟語でした。翼戴は知識があれば連想できる、また、私が調べたどの漢和辞典にも載っているということで納得です。ただ辞典に載っていない言葉がいくつも書きで出題される、今回みたいな文章題はもうやめていただきたいです(汗















 文章題について長くなってしまいました。自己採点で 173/200





 とりあえず合格できそうでひと安心です。よかった!


 薔薇が書けるから、檸檬が書けるから漢検1級受けるぞ~ って方はもちろんですが、素養がないけど熟字訓はよく知ってますな方も返り討ちどこではなかった平成29年度だったように思えます。

 新規合格者は年3回あわせて十数人といったところですかね。今年度に新規合格した方はそれを一生涯自慢していいです。


 今まで漢検1級に受かった小中学生、彼らが今年度に受けたら全滅でしょう。それくらい厳しかったです。




 過去に2題、1級模試を作成しました。
 今はいろんな方が模試をつくっています。


 私がつくってみたときの印象は、むずかしい問題を作ることは簡単、いかにバランスのいい本番のような問題をつくるかがむずかしいということでした。


 これから模試をつくってみようかなと思っていることはそのことを忘れないでください。練習問題にもならないむずかしすぎる問題は、得るものもありますけどつまらないです。途中で解くのをやめます。




 閑話休題、H29-3の漢検1級は、難問が多く180点台に乗せることは至難の業といえども、160点台なら十分手が届く内容だったと感じました。つまり出題難度はかなりむずかしめだけど、合格に届かないわけではない絶妙な難度だったということ!! これが言いたかった!! ちなみに問題用紙表裏、1まいめと2まいめの難度差はアンバランスです(笑




 次回の勉強に向けて、もうちょっと故事諺を強化していきます。
 上でも書きましたが、この項目は本気になりすぎるとほぼ意味のない勉強をし続けてしまう項目ですので、気楽にやります。
 超難問を1問答えられたところで、基本問題を1問ミスしたら帳消しですから!




 まずは手元にある「新明解故事ことわざ辞典」をぱらぱらめくることにします。


 私が答えられなかった問題、すべてこの辞典に載っていました。買っただけであまり読んでいない証拠です。








 今回の反省点はこれくらいです。その他の誤答は、今の私に対策できるものではありませんでした。



 連続合格も怪しくなる昨今の出題内容、油断できませんね。











 近々滞っていたお茶の記事でも、暇なときにちょくちょく更新していきます。それでは。


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年1回の最高級クオリティシーズン ウバBOP


 次のお茶の覚え書きも緑茶のつもりでしたが予定変更、紅茶です。


 今回はウバ。世界三大紅茶のひとつとされているものの、私にとって一番なじみがないものです。






 こんにちは。おいしいウバを飲んだことがないぶろです。






 皆さんウバという紅茶をご存じですか?

 名前は聞いたことあっても、これだとわかる人は少なそうです。ものすごくインパクトのある紅茶なんですけどね。


 独特な渋みを有し、なおかつ強烈。甘いケーキには渋めのウバがちょうどいい組み合わせです。

 渋めなウバ…渋くないウバを飲んだことありません(笑








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 国語漢字クラスタオフ会のため、先日名古屋へ。


 その後フリーな時間を活かして、紅茶のお店としては名の知られている「えいこく屋」へ行ってきました。

 以前行ったことがあるので迷わずたどり着きました。



 ここの紅茶はとにかくお手ごろ! こんな安くていいのかとびっくりしてしまいます。


 その中で目が飛び出るような高価なものも扱っているのがここのすごいところ。






 時間がありましたので、お店のおばちゃんといろいろ話しました。


 おいしい紅茶とは、ダージリン地方の現状は、などなど有益な情報を得ました。同時に自分の知識不足も痛感。



 ダージリン2nd、ストライキが激しくなる寸前に2種類だけ入荷できたそうで、そのうち1つを買っちゃいました。
 ストライキは鎮圧したものの、来年は手に入らなそうとのこと。ダージリンはいったいどうなってしまうのか…




 話題のひとつで、「おいしいウバを飲んでみたい」という旨を話したら、なんと今ならとてもいいウバがあるとのこと。


 ウバのクオリティシーズンって8~9月なんですね。


 渋みが特徴のウバ、渋すぎて敬遠していました。渋みへの耐性はあるつもりです、ただこの渋さは苦手ですので。

 渋みはしっかりしてるけど本当においしいウバ、今まで飲んできたそれとは違うようです。話をするとますます興味がわいてきましたから、少々迷いつつも購入。






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 パッケージ側面、要約すると とにかくすごいよ! という内容が書かれていました。




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 紅茶の缶がちょうど空きましたので、ものすごく楽しみにしていた最高級ウバを開けちゃいました!


 BOPなのでお茶の葉が粉々なのはわかっていましたけど、想像以上にまとまっています。

 お上品なBOP… というかBOPってこれくらいのサイズなんでしょうね。より細かいランクもありますから。




 最高級のウバなので、おばちゃんにいれ方について念を押されました。


 必ず沸騰させたお湯を使う、お茶の葉はティーカップ1杯につきティースプーン軽く1杯分、そして5分しっかり蒸らす、と。


 5分も蒸らしてほんとに大丈夫なのでしょうか。ただでさえ渋みが強いウバ、某高級紅茶店では「5分は蒸らしすぎ、普通は3分」と言われたこともあります。もちろんお茶の葉によります、ただじっくり蒸らすものは"FOP"という大きめのお茶の葉のものが大半です。


 渋みを活かすために、お茶の葉はちょっとでいいとえいこく屋のおばちゃんに教わりました。それなら納得です。









 それでは早速いただきます…









 1口目の印象は、ウバにしてはとにかく飲みやすい! これがおいしいウバですか!


 もちろん独特な香味、舌が痺れる感覚すらしそうなすがすがしい渋みはあります。けれどもそれが滋味として昇華されていくようで、とても不思議です。しぶ華やか!



 飲んだ後の爽やかさは控えめで穏やか。口をパクパクさせながら、ウバ独特の湿布臭っておいしいなぁという感覚に包まれます(?)

 おばちゃんの教えどおり、お茶の葉を気持ち少なめにしたことがよかったのでしょう。

 甘いもの、今回はおみやげのうなぎパイも用意! これを食べながらウバをゴクリ。さすがに薄かったのか、ウバが負けて甘さが広がります。こういう、先入観で描いているウバと違うところもおもしろい、新体験です。


 もう少しお茶の葉を投入してもよかった気がします。ただ意識して増やすとお茶の葉いれすぎになりそうです。

 私の格言じゃないですが、「緑茶は迷ったら多め、紅茶は迷ったら少なめ」でだいたい間違いないです。





 とってもおいしいウバなのはわかりましたが、私自身ウバの経験不足で、もっといろんなウバを試さないと真のおいしさがわからないような気がします。最高級ウバのすごさをわかりきることができなくてちょっと残念…



 このおいしさなら、古くなって余ることはなさそうです。



 ほんの少し濃いめにいれて、冷めてきたらミルクを投入でもおいしいようです。ほんの少し濃くです、ここ超重要です!











 次回こそ緑茶でしょうか。来年度もいろんなお茶との出会いがありそうです。古くなる前に飲みきれるかな。

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ほうじ茶 本山香寿


 先日行われた渋谷のルピシアグランマルシェ、行ってきましたよ。

 いろんなお茶が屋台のように並んでいて、試飲して購入できるイベントです。




 こんにちは。おいしいほうじ茶が飲みたい! ぶろです。



 ほうじ茶好きです。好きですけど、味も香りも強めなほうじ茶ってなかなかないんですよね。

 いい香りのものはたくさんあります。自分で煎ってもいいですし! ただ味はもう一歩というものばかり。


 今回行ったグランマルシェにはほうじ茶コーナーがありました。会場限定の煎りたてほうじ茶が並んでいたり、ほうじ茶煎り器?を回して香気を漂わせていたり、加賀の棒茶があったり…




 その中でもひときわ目をひいたものが今回購入した、「本山 香寿」です。

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 試飲してみてびっくり。火入れの香りがものすごく強い!


 当然です。よく見てみると、ほうじ茶のようです。



 本山の香寿は希少品種、ひっくり返りそうになるくらいのお値段なので買ったことはありませんでした。


 ほうじ茶のそれは手の届く価格でしたので購入しました。


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 お茶の葉は軽め、ほうじ茶にしては随分と淡い茶色です。








 肝心な味はというと、これはとってもおいしい!

 香りはもちろん、いつも足りないと感じていた風味がしっかりしています。十二分な満足度です。



 試飲したときと変わらず、ものすごく火入れの香りが強い緑茶という印象でした。ぶどうのような甘い香りはちょっとわからなかったですけど、ほかのほうじ茶では感じ得ない、華やかな風味が口いっぱいに広がります。余韻の滋味も秀逸のひとこと。かすかな渋みが火入れの香気と混じり合い、なんとさわやかなこと!



 これはおいしくて、すぐ飲み尽くしてしまいそうです。慎重に飲まなければなりません。









 このほうじ茶、残念ながらルピシアの通販では販売していないようですね。

 ほうじ茶じゃない本山香寿はあります。







 次回も緑茶の予定です。ほうじ茶を緑茶のくくりに入るのか微妙なところでしたが… それではまた。

 
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