見応えがあって良い。 ビルボードというと、音楽チャートとか音楽雑誌とかライブハウスを思い出すのだが、本作では屋外の広告掲示板のこと。 「近い近い」
娘を殺された母親が、3つのビルボードに広告を出すところから始まる。 進展しない捜査への抗議。 看板広告から物語をスタートさせるのは、うまい。 名指しされた署長、どれだけ、ろくでもないのかと思えば、案に相違して、とても素晴らしい人。 かえって、部下のひとりのほうが、すぐに頭に血がのぼる要注意人物だ。 くだんの母親にしても、家庭はゴタゴタしているし、積もった怒りのために、とんでもない行動に出たりで、聖人君子でないのが人間的で良い。(その行動は、褒められたものではないのだが。) 締めくくり方も、意外感がありながら、しかし、わかるよ、その気持ち的なものもあり、とても素晴らしい。人間だもの(?) どうするんだ、と思って観ていると、ふたりのセリフがあって、終わる。 出来が良い。 左、アビーさん。
署長の奥さん役が、アビー・コーニッシュさんだったのだけど、観ている間は気づかず。なんてこと! (3月4日 ユナイテッドシネマ としまえん) THREE BILLBOARDS OUTSIDE EBBING, MISSOURI 2017年 イギリス・アメリカ作品 監督 マーティン・マクドナー 出演 フランシス・マクドーマンド、サム・ロックウェル、ウディ・ハレルソン、アビー・コーニッシュ、ジョン・ホークス 参考:スリー・ビルボード|映画情報のぴあ映画生活 好き度☆☆☆☆(4点。満点は5点) (c) 2017 Twentieth Century Fox
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娘を殺された母親は親失格の人物で、警察署内にも警官失格の人間がいる。母親が出した3個の看板によって街の人々の本性があぶり出される。物語の展開が予想外であるし、結末も意外だった。重たいテーマをユーモアを交えて描いているのがすごい。
なんという作品!なんという…。素晴らしいとしか言いようがない。とはいえ、深く感動したりその感動の為に落涙したりするという意味で言った訳ではない。感動して落涙もするのだけれど、それ以上の何か。これは誇りと尊厳の物語である。根底から漲る強さ。だがそれと同じくらい深い所にある後悔。それがミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)を突き動かす。3枚のビルボードは象徴に過ぎない。全てを失ったと思ってい...
Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
2017年/イギリス・アメリカ (監)マーティン・マクドナー
(演)フランシス・マクドーマンド ウディ・ハレルソン サム・ロックウエル アビー・コーニッシュ ジョン・ホークス ピーター・ディンクレイジ ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
☆☆☆★★★
全く期待しないで見たのですが、予想外に良かったです。4つ★半
「ファーゴ」のフランシス・マクドーマンドが娘を殺された母親の怒りと悲しみを体現して絶賛された衝撃のサスペンス・ドラマ。アメリカの田舎町を舞台に、主人公がいつまでも犯人を捕まえられない警察に怒りの看板広告を掲げたことをきっかけに、町の住人それぞれが抱える怒りや葛藤が剥き出しになっていくさまを、ダークなユーモアを織り交ぜつつ、予測不能のストーリー展開でスリリングに描き出す。共演はウディ・ハレルソ...
監督・脚本のマーティン・マクドナーは演劇の世界ではすでにかなり評価されている人とのこと。長編映画としては『ヒットマンズ・レクイエム』『セブン・サイコパス』がある。
原題は「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」。
舞台は米ミズーリ州の架空の田舎町エビング。その町外れに3つの広告が掲げられる。そこにはレイプ殺人の犯人が未だに捕...
怒りを、燃やし尽くせ。
期待に違わぬ面白さ!
アメリカ中西部、ミズーリ州の片田舎で展開する、珠玉の人間ドラマだ。
何者かに娘を殺された母親が、遅々として進まぬ捜査に苛立ち、街外れに立つ三枚のビルボードに警察署長を批判する広告を出す。
この行動が波紋を呼び、やがて小さな街に予期せぬ嵐が巻き起こるのである。
ネタ集めのため本物のサイコパスを募集した脚本家が、創作に現実を侵食され...
「Three Billboards Outside Ebbing, Missouri」2017 UK/USAアメリカ、ミズーリ州の田舎町エビングに住むミルドレッド・ヘイズの娘アンジェラは、7か月前に何者かにレイプされた上殺害されていた。しかし犯人は未だ見つかっていない。進展しない警察の捜査にイラつくミルドレッドは抗議の広告を掲げることを思いつく…アメリカの田舎(ロケ地はノースカロライナ州)っ...
「スリー・ビルボード」 TOHOシネマズシャンテ米ミズーリ州の田舎町で、7ヶ月前に娘を殺された主婦のミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)が、進展しない犯人探しに業を煮
『スリー・ビルボード』 を鑑賞しました。
TOHOシネマズ上野はまだ新しい匂いがしていた。
本来なら11月1日に行っていたはずであるが・・・今頃になってしまった。
【ストーリー】
ミズーリ州の田舎町。7か月ほど前に娘を殺されたミルドレッド(フランシス・マクドーマンド)は、犯人を逮捕できない警察に苛立ち、警察を批判する3枚の広告看板を設置する。彼女は、警察署長(ウディ・ハレルソン)を尊敬...
映画 『スリー・ビルボード(日本語字幕版)』(公式)を本日、劇場鑑賞。採点は、★★★★☆(最高5つ星で、4つ)。100点満点なら80点にします。
ディレクター目線のざっくりストーリー
ミズーリ州の田舎町で、数か月前に何者かに娘を殺された女性ミルドレッドは、犯人は捕まらず警察の捜査も一向に進展しないことに腹を立て、さびれた道路に3枚の看板...
何者かに娘を殺されたミルドレッド。しかし捜査は一向に進展しない。業を煮やした彼女は警察署長に抗議する3枚の看板広告を掲げるのだが・・
作品について http://cinema.pia.co.jp/title/174042/
↑あらすじ・配役はこちらを参照ください。
・娘を殺された母: フランシス・マクドーマンド☆ ←絶賛!!
娘を殺した犯人が、逮捕されないことに
業を煮やした母は、警察署長を、叱咤(挑発?)する立て看板を出す。
しかし、余命短い署長を、同情する市民のために
母と広告業者は、バ...
アメリカ・ミズーリ州の田舎町エビング。 さびれた道路沿いの広告看板に、地元警察の署長ウィルビーを批判するメッセージが表示される。 それは、7ヶ月前に娘を殺された母親ミルドレッドが、進展しない捜査に腹を立てて出した広告だった。 人望あるウィルビーを攻撃したことで、ミルドレッドは非難を浴びることに…。 クライム・サスペンス。
【監督】マーティン・マクドナー
【出演】フランシス・マクドーマンド/ウディ・ハレルソン/サム・ロックウェル/アビー・コーニッシュ/ジョン・ホークス/ピーター・ディンクレイジ/ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
【公開日】2018年2月1日
【製作】イギリス、アメリカ
【ストーリー】
ミズーリ州の田舎町・エビング。この町にあるさびれた道路の3枚の広告看板にメッセージを出し...
摘まんだ5本を駆け足でまとめてレビュー。
◆『スリー・ビルボード』トーホーシネマズ渋谷4
▲画像は後から。
五つ星評価で【★★★いい映画だけど、おで、もっと軽い映画が好きなのよ】
・3人のビルがボードゲームやってるのほほん映画じゃないのかって、そらないだろ。
・3人のビルの暴動っぷりに期待って誰だよ、3人のビルって。
・ぐぐった。ビル・マーレー、ビル・クリントン、ビル・ゲ...
スリー・ビルボード
Three Billboards Outside Ebbing, Missouri
 
【あらすじ】
米ミズーリ州の片田舎の町で、何者かに娘を殺された主婦のミルドレッドは、警察の体たらくを非難すべく、3枚の広告看板を立てる。しかし住民の中にはそれを快く思わないものもいて・・。
映画データ
製作年:2017年
製作国:イギリス
監督/...
アカデミー賞で話題になったからなのか、
夜の1回しか上映してなかったのに、
上映回数が増えたので行ってきましたよ。
物語は娘をレイプ後に殺された母親が
誰も通らない田舎の道の看板広告に
「逮捕はまだなの?」などと警察署の署長宛のメッセージを出したことで
巻き起こる様々な事件と人々を描く。
署長は膵臓癌を患っていて、
死期が近いことをその町の人たちはみんな知って...
冷静になれ! 公式サイト http://www.foxmovies-jp.com/threebillboards2月1日公開 監督・脚本: マーティン・マクドナー 「セブン・サイコパス」 ミズーリ州
Raped while dying (レイプされて殺された)
And still no arrests? (まだ犯人は捕まらない?)
How Come, Chief Willoughby? (どうして、ウィロビー署長?)
しんどい映画だ。
娘をレイプされ殺された母の怒り。その母の怒りをぶつけられる警察官たちの怒り。警察官を失う妻の怒り。差別される小人や有色人種の...
☆☆☆☆(8点/10点満点中)
2017年イギリス=アメリカ合作映画 監督マーティン・マクドナー
ネタバレあり
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(2009年1月10日、修正)
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映画感想の「好き度」について。
☆☆☆☆☆(5)…GREAT!文句なし!
☆☆☆☆(4)…FINE!かなり、いいぞ!
☆☆☆(3)…GOOD.観て損はないかな。
☆☆(2)…NOT SO GOOD.ちょっとなあ…。
☆(1)…BAD!いいかげんにせい!
という感じ。★を0.5点とします。星5つは、ほとんどつけませんから、4.5点なら最高と言えます。
自分にとって面白いかどうかが重要で、世間の評判や、意義がある映画である等々は重要視しません。
好きだなあと思ったら3.5点に星が到達。
忘れっぽい人の同盟。 クリックしたら説明があるかもしれない (忘れた)。
アビー・コニッシュにいたるまで、役者陣全員が素晴らしかったと思います。
初めの内はざらざらとして緊張感が溢れていたのですが、終盤になると、暖かい気持ちになることも多かったのが自分でも意外でした。
ほんと、いい作品でした。