百合漫画を色々買ってきたので少しずつ(個人的な)感想を投下していこうと思います。
今回は『ぷくゆり』の感想です。
~作品紹介~
やっぱり、となりのキミがスキ
人見知りの穂波さんとちょっぴりヤンキーの朝倉さん。
そんな真逆の二人の甘酸っぱい友情を描いた表題作『ぷくゆり』をはじめ、
幽霊の女の子とのひと夏の思い出を描く『ゆうりい』、ふたりぼっちな関係を甘く、
どこかほろ苦く描いた『ふたりだけ』など、バリエーション豊かな5作品を収録。
思春期少女たちの純粋で、キラキラで、暖かな想いに包まれたハートフルな短編集です。
三組の百合っぷるそれぞれの恋模様を描いた短編集です。
舞台はどれも女子校の模様。
「ななゆり」に登場した百合っぷるが出てくるので、同じ学校でしょうか。
構成は
・優等生×不良娘のエピソードが2話
・女子高生×幽霊娘のエピソードが1話
・いじめられっ子×不良娘のエピソードが3話(3話目は書き下ろし)
となっています。
ラスト1話以外は同人誌の再録です。
個人的に最も打点が高かったのは3組目のいじめられっ子×不良娘のお話ですね。
不良娘(サキ)がいじめられっ子(アユミ)を好きになり、
彼女を助けたことがきっかけで仲良くなって・・・と言う流れ。
恋は人を熱くするもの。
サキは実力行使でいじめっ子たちを撃退します。
なおサキはアユミへのいじめには一度も加担してません念のため。
アユミへのいじめは減りましたが、サキまでハブりの対象に。
幸か不幸か、このおかげで二人で過ごす時間が多くなります。
修学旅行をフケて二人きりで旅行に行ったり。
買い物に行ったり。
屋上で想いを伝え合ったり。
そして、サキの部屋で・・・
高校を卒業したら、遠くへ行って一緒に暮らそうと誓い合います。
二人は幸せなキスをして終了。
(画像ではしてませんが直前のシーンでするんですっ!)
・作品の雰囲気
女子高生の甘酸っぱい百合物語。
2つ目の女子高生×幽霊娘のエピソードは読んで字の如く非日常要素あり。
また3組目のエピソードはいじめやケンカの描写があるので若干シリアス気味。
とは言っても最終的には前述した通り二人は幸せなキスをして(ryに落ち着くので悲壮感はさほど残りません。
・ぶっちゃけどこまでいくのよ?
優等生×不良娘のお話でキス、
いじめられっ子×不良娘のお話でえっちまであります。
ただしえっちは事前事後の描写のみ。
・男キャラ出る?
出ません。
優等生×不良娘、女子高生×幽霊娘のお話もそれぞれ違った良さがありますね。
優等生(美優)×不良娘(絵里)。サボリから始まった二人の仲。
お揃いのピアスのくだりが個人的に新鮮でした。
絵里ちゃんに貫通されちゃった・・・(意味深)
そして、キスして、と言われるとおでこやらほっぺやらをすっ飛ばして真っ先に唇を奪うエリちゃん。
お盛んね(*´ω`*)
幽霊娘の話は唯一コミカルな雰囲気が楽しめるので箸休めにピッタリ?
それでも最終的には百合ん百合んムードで〆てしまうあたりはさすがの力量。
幽霊との恋、なんて聞くとビターなラストを思い浮かべてしまいますが、
安心してください、ハッピーエンドですよ(*´ω`*)
どのエピソードも打点高いよ~と唸ってしまう程の良作揃いでした!
特にサキとアユミの話は恋の始まりから二人が親密になる過程、そして将来を誓い合うまでが丁寧に描かれています。
更にラストはハッピーエンドと来れば、もう文句なし!
3段階評価では甲としたいです。
かんそう:とてもだてんがたかかった
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