「幼女戦記」第1巻のレビューです。
続きはこちら(※ ネタバレを含みます)
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「幼女戦記」第1巻 書籍情報
幼女は、神を、信じない。
超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!?
魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、
なぜかエースとして祭り上げられ……?
※ 出版社書籍情報より引用
幼女は、神を、信じない。
超合理主義エリートサラリーマンが転生したのは、なぜか幼女だった!?
魔法と小銃の入り乱れる異世界で、軍での出世&安全な後方勤務を目指すが、
なぜかエースとして祭り上げられ……?
※ 出版社書籍情報より引用
日本のエリートサラリーマン(人事部所属)だった主人公は、
彼がリストラ宣告をした元部下からの逆恨みで殺されてしまう。
そして、彼の自己中心っぷり、効率至上主義の酷さに呆れた神によって、
非科学的な魔法や弾丸が飛び交う異世界に…そして幼女として転生する…こんな感じに始まります。
幼女・ターニャ・デグレチャフとして転生した主人公。
魔道師適正が優れている彼女は、軍人として国境警備の最前線に着任。
安全な空から敵を叩くという任務に…彼女は喜びを爆発させていた。
彼女の狙いはただ一つ…「楽して実績を作り、出世」だけ。
まぁ…人間誰でもそう思いますよね…要領よく実績を作って、出世する…私にもそう言う時期がありましたw
彼女の性格は一言で言うと…「狂ってます」(;^ω^)
誰もが緊張するであろう戦いでも、
策略を立てて容赦なく邪悪な笑顔で敵を粉砕するとか…こんな幼女嫌過ぎるwwwww
徹底的な出世至上主義で確実な戦果の為なら、敵を討つ事も自爆する事も躊躇わないので…
ある意味、敵に回したくないタイプですね(;^ω^)
※ 本音
※ 建前
このように…とにかく楽して出世する事しか考えていないですw
後方勤務で内心は歓喜でも、上官に見せる顔は( ー`дー´)キリッ…何なんだよwww
で、安心して後方勤務に配属したとしても…
マッド・サイエンティストの過酷な実験が待っていたのですがw
エレニウム九五式(魔導演算宝珠)の実験テストをするわけですが、
この宝珠は魔力を底なしに喰うばかりか、少しでも集中を乱せば…大暴走w
安全機構が全くない実験宝珠なんて…テストにならないだろwwww
このように、安楽を求めて転属するも…そこには苦難の連続が待っていますw
まぁ…そう簡単に出世なんて出来ないわけですよ…制服組ならまだしも。
この作品では「神」の存在も重要のようですね。
宝珠の暴走も神の決めた事で、この暴走がなくなるのも神の赦し。
神なんか全く信じなかった主人公も、暴走しなくなったエレニウム九五式を使用すると…
いきなり神を賛美しまくると言う…深刻過ぎる性格逆転が起きますw
何と言うか…これってある意味精神汚染じゃね?(;^ω^)
幼女と言う小さな身体で戦争に立ち向かう…
頭の中には「出世」しかないターニャ・デグレチャフが、最前線に赴く…
硝煙の香りがプンプンするような、あらゆる意味でリアルな戦争情景と心理模様が描かれています。
大国である帝国とその周辺国との防衛戦や武装実験、そして新たな戦場へと赴くターニャ。
彼女の「出世」と「効率化」の徹底による、危険過ぎる思考と能力…ホントにこれアニメ化して大丈夫か?w
「幼女」とタイトルにありますが、萌え要素なんて微塵もありませんので注意ねw
まぁ、たまに思い通りにならなくなって変顔を見せてくれるターニャは面白いですが(;^ω^)
硝煙香る、本格的な戦争模様が展開されている上に、
人間として醜い欲望をこれでもかっ!って位に見せ付けてくる主人公…
内容としてはかなりカオスですが、その上に「神」とかいるので…更にカオスになっているって感じw
戦争の過酷さ、戦略の深さ、そして人間の表と裏の思考など…あらゆる意味で深かった第1巻でした。