今日8月8日から中国雲南省の地震の救援金の受け付けを日本赤十字社がスタートさせました。またトヨタやキャノンなどの日本企業も義援金の拠出を発表しています。新華社系や人民日報系のメディアでは取り上げられているものの、日中関係や被害が四川大地震では約7万人の死者と比較すると数百人規模ということもあり、中国版ツイッターと呼ばれる微博(ウェイボー)では大きな話題にはなっていない模様。中国国内での当該地震の注目はそれほど高くないというのが実情かもしれません。

なお中国政府はボランティアの参加を極力、自粛するように通達を出している。これは被災者だけではなく、ボランティアたちへの食料や水も多く必要となってしまった四川大地震での苦い経験を踏まえた結果である。もちろんボランティアたちが押し寄せることによって、山間部では交通渋滞が発生する可能性も考慮されていると思われる。しかし、700人以上のボランティアが被災地に押し寄せているという。中国政府は人的なリソースは政府が確保するので、金銭的な義援金の拠出を要請している模様。義援金が不透明ではなく、きちんとした形で被災者に届くように祈るばかりである。今日も地震予測をしながら、いい形で収束していくことを祈るばかりである。