スマートフォン市場の頂点を維持するため、あるいはせめて頂点付近に踏みとどまるため、Research In Motion (RIM) は奮戦を続けている。同社は今秋、待望の新端末『BlackBerry Storm 3』(仮称) を投入する見通しだ。
同製品は『Storm』シリーズの第3弾で、Web サイト『Boy Genius Report』が詳細なリーク情報を掲載した。RIM 製品としては、過去最大解像度のディスプレイ (3.7インチ、800x480ピクセル) を持ち、1.2GHz 駆動のプロセッサ、4バンド GSM/GPRS/EDGE ネットワーク対応、730p のビデオ録画が可能な5メガピクセルカメラ、8GB の eMMC ストレージを備えるという。
リーク情報が正確なら、Storm 3 の OS は『BlackBerry 6.1』で、3G ネットワークを用いたモバイル ホットスポット機能や、光学式トラックパッドを装備する。
ここ2年で、Apple の『iPhone』や多数の『Android』搭載スマートフォン陣営が驚くほどの勢いを得ているが、RIM も投資を重ねつつ、自身の立場をなんとか維持してきた。中でも目立つのは、見かけや機能を刷新して、より多くの消費者を引きつけるため、最近ユーザー インターフェース (UI) デザイン会社 The Astonishing Tribe を買収したことだ。
昨年12月に The Nielsen Company が公開したモバイル OS 市場調査によると、Apple の『iOS』と RIM の BlackBerry OS は、それぞれユーザーシェア約27%で首位の座を分け合うという結果が出た。この時 Google の Android は22%で3位、続いて『Windows Mobile』が14%、Nokia の『Symbian』は3.4%だった。