お話の前に『右前合わせ』『左前合せ』の違いを左の絵図で確認して下さい。
日本のキモノは、男女とも『右前合わせ』になっています。
即ち、右手がキモノ襟元に入れ易くなる様に着用するのが『右前合わせ』です。
では、いつ頃、誰が、どんな理由で定めたのでしょう?
例年花火大会では何人かの人が(男性も含む)左前合わせに着ている人を見掛けます。(最近は中国の人が浴衣を着るため習慣の違いで左前合わせの人が多いです)
キモノを「左前合わせ」に着用するのは日本では死者の装束になりますので十分に注意しましょう。
余談ですが、人間が静止状態の立ち姿から歩き始めの時やエスカレータやエレベター乗り降りや電車の乗り降りの時の場合も多くの人は『左足』から踏み出す事が多く観られます。
これも歩行の方向を決める『左足』が先行して、歩き始めで蹴る力を『右足』に無意識に自然と行動する表れだと思うのですが?いかがでしょうか。
自然界を含めて右と左には深い理由がいろいろあるので、左右に関する面白い逸話はまだまだあります。いずれ右左についてはこだわって話をしたいです。
次回以降も機会を見つけてとてもおしろい話がありますのでいずれお話致しましょう。T,kuro
日本のキモノは、男女とも『右前合わせ』になっています。
即ち、右手がキモノ襟元に入れ易くなる様に着用するのが『右前合わせ』です。
では、いつ頃、誰が、どんな理由で定めたのでしょう?
- それは西暦718年藤原不比等が,当時の中国文化の影響で養老律令により支配階級は『左前合せ』に定められました。
- 非支配階級は『右前合わせ』にする様に命じ階級社会制度を早く進める為に行なったのです。
しかし乍ら、キモノが 日本で本格的に着られる様になると人間の歩く行動に合せる様に左右の足の機能や右手の機能に優れる『右前合わせ」に変化して行くのです。
- キモノに『衽』(=オクミ)が付けられたために腰紐一本で前合せが容易に出来る様になったのが『右前合わせ』になってゆく要因とも思われます。
- 即ち、洋装は『衽』に相当する物はなくボタンや2本紐やホック等で押さえないと合わせられません。
- 中国の泰漢時代前頃までは当時敵対していた北方の騎馬民族が弓矢を射る時に矢羽根がキモノの衿にヒカッカルのを防ぐ為に『左前合せ』で弓矢を使って戦をした為それらの民族と区別する意味から『右前合わせ』に定めたと言われている様です。また、宗教に依る左右の違いもあった様です。
- キモノが本格的に着られる様になると『右前合わせ』の際『左裾』の捌きがやり易く疂生活での足運びには便利であった。
- 右手が胸元に入れ易くなっていれば“右前合わせ”になっている事です。
- 人間の足は静止状態から歩行を始める時は「方向を決めたり」「回転運動」するのは『右足」だといわれています。逆に前方に蹴る役目は『左足』が適していると言われいるため「左足の捌き」がし易い『右前合せ』(キモノを着る時は左衽が上側に合せられる為「左前合わせ」と思われますが、右衽が先に前合せされる為「右前合わせ」と云うのです)が定着したものと思われます。
- これは左足を機能させる右脳と右足を機能させる左脳に因るものと思われます。
- 陸上競技の100m走、200m走などのスタート姿勢では多くの選手は蹴る「右足」は後方に、方向を決める「左足」は前方にする姿勢をスタート台をセットしています。
- グランドの左周回やダンス(男子の場合)は左足が優先して前方向に踏み出します。反対に引き足は「右足」が優先(ダンスの時の女性の場合の様)になります。
- 柔道の" ヤワラちゃん”と云われた谷亮子がオリンピックで北朝鮮の選手に負けたのは後に北朝鮮の選手の柔道着が「左前合せ」に着て居た為だと云われています。現在では、柔道着の着用は「右前合わせ」に国際規定されました。
- 女性の洋服は「左前合せ」になっていますが、それにも深い理由があります。古代欧州の貴族社会では貴族の夫人達のドレスの着付けは全て召使いがしていました。その為召使い達は着付けし易い様に自分から観て右前合わせに着せていた為に左前合せになってしまったのが習慣として残ったのです。
例年花火大会では何人かの人が(男性も含む)左前合わせに着ている人を見掛けます。(最近は中国の人が浴衣を着るため習慣の違いで左前合わせの人が多いです)
キモノを「左前合わせ」に着用するのは日本では死者の装束になりますので十分に注意しましょう。
余談ですが、人間が静止状態の立ち姿から歩き始めの時やエスカレータやエレベター乗り降りや電車の乗り降りの時の場合も多くの人は『左足』から踏み出す事が多く観られます。
これも歩行の方向を決める『左足』が先行して、歩き始めで蹴る力を『右足』に無意識に自然と行動する表れだと思うのですが?いかがでしょうか。
自然界を含めて右と左には深い理由がいろいろあるので、左右に関する面白い逸話はまだまだあります。いずれ右左についてはこだわって話をしたいです。
次回以降も機会を見つけてとてもおしろい話がありますのでいずれお話致しましょう。T,kuro
お答えの詳細をご覧下さい。
グーグルを開くと6番目に記載されてあります。
貴族階級と支配階級との区別を付けるたむにきめられました。
奈良時代の事と思います。
如何でしょうか引続きブログをご覧下さい。
ありがとうございました。