この私、シャア・アズナブルがガンプラを作ろうというのだよ、アムロ
- 2012/4/26 13:00
- カテゴリ:聞いてくれ チラ裏 ,
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:31:06.39 ID:oAWxDkoiP
シャア「ときにアムロ、君はガンプラというものを知っているかね」
アムロ「…もちろん知っている。ていうかシャア、お前は知らなかったのか…」
シャア「失礼だな貴様、私だってガンプラくらい知っているさハハハ
(言えない、本当は最近知っただなんて言えないっ…!)」
アムロ「まぁいい、それでガンプラがどうしたっていうんだ」
シャア「この私シャア・アズナブルもガンプラというものを作ってみたくなったのだよ」
アムロ「なるほど、俺もちょうど新作のガンプラをチェックしに行きたかったところだ。
模型屋さんにでも行ってみるか」
シャア「フッ、持つべきものは何とやらだな」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:32:30.38 ID:RaEzZ+Ri0
やっぱり仲が良いのな
支援
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:33:30.18 ID:CNtkU1GX0
これは期待
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:34:09.68 ID:duXCizRJ0
こういうのはありそうでなかった
カランコロン
ロックオン「いらっしゃいー、おお、アムロじゃないか」
アムロ「やぁ、ロックオン、今日も精が出るね」
シャア「アムロ、君はここの店主と知り合いなのか?」
アムロ「ああ、紹介するよ。彼はこの模型屋ソレスタルホビーイングの
店長のロックオン・ストラトスだ」
ロックオン「初めまして、お前さんのことはアムロからよく聞いているよ、
ロリコンでマザコンなんだってな。俺はロックオン・ストラトスだ、よろしく」
シャア「シャア・アズナブルだ、ロリコンでもマザコンでもない。
私もガンプラというものに興じてみようと思ってな」
ロックオン「俺でよければなんでも聞いてくれ、
アムロもウチの常連で腕の立つモデラーだから色々アドバイスをもらうといい」
アムロ「じゃあ早速どのガンプラを作るか決めるぞシャア」
7: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2012/04/23(月) 16:36:21.55 ID:fOr93VJP0
とても期待
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:41:42.62 ID:oAWxDkoiP
シャア「ふむ、ガンプラはこんなにも沢山の種類があるのだな、
目移りしてしまうぞ…やるな!ガンプラ!」
アムロ「ガンプラと一口にいっても様々な種類があるからな」
ロックオン「コレクション性に富んだHGシリーズ、
可動やギミックに力を入れているMG、究極のガンプラを目指したPG
最近では小さいサイズでハイクオリティを意識しているRGなんてシリーズもある。
他にも色々な種類があるんだ」
シャア「なるほどな、奥が深い…。ん?これはサザビーか、
箱も大きくて高級感が漂っている。私はこれに決めたぞアムロ」
アムロ「待てシャア、そう焦るもんじゃない。
それはMGのサザビーだろう?初心者の君にはまだ早い、それに値段も見てみろ」
シャア「なんだと!?8400円!?これでは…財布が、死ぬ…!」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:44:32.45 ID:qUx72vNs0
このシャアはいつ頃のシャアなのか
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:52:48.22 ID:oAWxDkoiP
>>15
特に決めてないので1stだったりZだったり逆シャアだったり
お好みで脳内補完してくだせぇ
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:49:38.99 ID:oAWxDkoiP
ロックオン「確かにアムロの言うとおりだ、
そうだな…まずはこの辺りのキットから初めてみるといい」
シャア「これは…HGUCシャア専用ザク、か。
確かにアニメでの私の最初の機体で値段もお手頃だな。よしこれにしよう」
アムロ「ガンプラ初心者はHGUCのキットから始めるのが一番だと言える。
俺もシャアに付き合って久しぶりにHGUCガンダムを作ってみるとしよう」
シャア「アムロ、なんだか私はものすごくワクワクしてきたぞ。
すぐに買って帰って組み立てようではないか!」
ロックオン「おいおいシャア、そう焦るな。
ガンプラを作るには専用の工具もあると便利なんだ」
シャア「専用の工具だと?」
アムロ「ああ、ガンプラを作るには専用のニッパーやデザインナイフがあるといい、
最初は高くつくが長く使えるから今のうちから買っておいた方がいい」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 16:58:28.13 ID:oAWxDkoiP
ロックオン「それにスミ入れペンやつや消しスプレーなんかも揃えておくといい。
まぁ詳しい使い方は後でアムロから聞いてくれ」
シャア「手持ちが少ないから爪切りなんかで済まそうと思っていたのだが…
ううむ」
ロックオン「シャア…爪切りだけで作ったガンプラで満足か?…俺は嫌だね。
アムロの友達ってことで特別に安くしといてやるからよ」
アムロ「それに爪切りはもちろんハサミなんかも切れ味が悪いからオススメできないな」
シャア「そこまで言われてしまうと買わざるを得ない、君は経営者として賢いな」
ロックオン「ロックオン・ストラトス!安く売るぜ!毎度あり!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:08:52.58 ID:oAWxDkoiP
アムロ「シャア、こっちへ来てみろ」
シャア「む、なんだというのだ…。こ、これは!まるで本物のMSのような質感!
こちらには見たこともないMSまでいるぞアムロ!」
ロックオン「驚いたかい?このケースに飾られているガンプラは
この店の常連さん達の作品だ、どれもよくできているだろう。
実機を意識して作られたもの、自分のオリジナルの機体を作ったもの、
どれもモデラーさん達の渾身の力作ばかりだ」
アムロ「この1/144ディジェは設定通りリック・ディアスをベースにして
セミスクラッチした俺の作品でな、旧キットからもパーツを切ったり
貼ったりしながら現代のHGUCスタイルに合わせたペラペラペラペラペラ」
シャア「ガンプラを極めるとこんなにも素晴らしい作品を作ることができるものなのか…」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:17:51.65 ID:oAWxDkoiP
カランコロン
ロックオン「へいらっしゃい!なんだ、刹那とティエリアか」
刹那「刹那・F・セイエイ、これより目標を購入する…」
ティエリア「刹那、君はオフの日くらいもう少し肩の力を抜いた方がいい」
シャア「ガンプラはこのような初々しい少年少女達にも愛されているのだな、
実に素晴らしい」
ティエリア「ん?少女とは僕のことを言っているのか?馴れ馴れしい男だ、
あなたはガンプラマイスターに相応しくない、万死に値する」
ロックオン「こらっティエリア!すいませんこいつちょっと生意気な奴なもんで」
シャア「冗談ではない!作れるぞ、私にもガンプラは作れる!」
刹那「ガンダム…ガンダム…エクシア、ダブルオー、クアンタ…俺が…
俺がガンダムだ!!!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:34:41.48 ID:oAWxDkoiP
アムロ「そう熱くなるなよシャア、やぁ久しぶりだなティエリア」
ティエリア「こんにちはアムロさん、ご無沙汰しています。
このいかにもビギナーなおじさんはアムロさんの知り合いですか?」
アムロ「ああ、まぁそんな感じだ。シャア・アズナブルという男だ、仲良くしてやってくれ」
シャア「ハッキリ言う!君は気に入らんな!」
ティエリア「お互い様ですよ、その袋に入っているキットと道具から察するに
あなたは今日からガンプラを始めるようですね。せいぜい初日から投げ出さないことだ」
シャア「ぐぬぬ…!」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:34:47.13 ID:BkJaN3RH0
良いスレだ シャアとアムロはいつでも脳内再生余裕すぎる
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:35:30.77 ID:2fEnOAcxP
ビギナーなおじさんwwww
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:51:10.41 ID:oAWxDkoiP
ロックオン「こらこらそこまでにしとけ、お前さんのお目当てはこいつだろう、
ほら、セラヴィーガンダムGNHW/3G改造用にHGセラヴィーとHGセラフィムを3つ」
ティエリア「悔しかったら来月開かれるガンプラコンテストでガンプラマイスターに相応しい
ガンプラを作ってくるんだな。ロックオン、会計はカードで」
シャア「何?ガンプラコンテストだと?」
アムロ「ああ、さっきのケースの中のガンプラを見ただろう。あれはこのお店が主催する
ガンプラコンテストの作品なんだ」
ロックオン「おいおいティエリア、
初心者には初心者なりのガンプラの楽しみ方ってのもがだな」
シャア「いいだろう、受けて立とうではないか!!!」
アムロ&ロックオン「!?」
刹那「ガンダァァァァァム!!!!!!!!!!!!!」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:53:42.97 ID:Rwk+3YxG0
刹那黙らしとけ
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 17:59:43.09 ID:DaWcSax/0
せっちゃんはブレねぇなぁ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:00:21.76 ID:oAWxDkoiP
ティエリア「それでは一か月後を楽しみにしていますよ、行くぞ刹那」
刹那「(じー)」
シャア「な、なんだ少年…」
刹那「…作れ、お前の信じるガンプラのために」
カランコロン
シャア「少年…!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:12:07.51 ID:oAWxDkoiP
ロックオン「いやぁ本当にすいませんね、あとであいつらには厳しく言っておくんで」
アムロ「それにしてもシャアとんでもないことになったな、
初心者のお前がガンプラコンテストに参加することになるとは」
シャア「私は一度やると決めたらやる男だ、さぁアムロ!
帰って早速このガンプラを組み立てるぞ!」
アムロ「やれやれ仕方ないな」
ロックオン「まぁ何にせよガンプラの楽しみ方にこれだという正解なんてない、
だから自分が思うがままに作って楽しんでくれ!」
シャア「ああ、色々と世話になった、
いずれまた来ることになるだろうがそのときはよろしく頼む、ジークジオン」
カランコロン
ロックオン「俺、連邦派なんだ」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:24:14.59 ID:oAWxDkoiP
シャア「家に帰って買ってきたガンプラの箱を眺めるというのもまたオツなものだな…」
アムロ「ボックスアートや箱横・説明書の機体解説を読んで
想像を膨らませるのもガンプラ作りのモチベーションを上げる一つの方法だ」
シャア「よし!早速組み立てるぞアムロ!」
アムロ「落ちつけシャア、まずは箱の中身をしっかりチェックしてからだ。
説明書に書いてあるランナーや付属のシールは全て入っているか?」
シャア「ランナーとはこの部品がくっついて一つになっているものだな」
アムロ「塗装をする場合はこの時点で素材がスチロール樹脂か
ABS樹脂か確認したりもするが今回は塗装はしないので
頭の片隅にでも入れておいてくれ」
シャア「よし、必要なものは全てあるぞ」
アムロ「それじゃあ説明書の1の工程から作り始めるぞ。
ガンプラ作りに慣れてきたら作りたい工程から始めるのももちろんOKだ」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:34:53.26 ID:7nliBopi0
これは良スレ
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:36:42.63 ID:oAWxDkoiP
シャア「ふむ、改めて見るとパーツの数が多いな…
よし、一度にすべて切り離してしまおう」
アムロ「待てシャア!そんなことをしたらパーツを探すのに
手間がかかる上にパーツを紛失しやすい状況を作ってしまう!」
シャア「なるほど…私としたことが迂闊だった…」
アムロ「慣れないうちは工程ごとにパーツを切り出していくんだ。
パーツを切り離すときはランナーとパーツの間のゲートを少し残すようにして
切り離すんだぞ。この時切り離してはいけない部分などがないか
しっかりチェックすることを忘れるな」
シャア「よ、よし…(パキン!)な、なんだこの切れ味は…!
タ○ヤのニッパーは化け物か!?」
アムロ「そしてこのデザインナイフで残ったゲートを削り取るんだ、
この作業をゲート処理と言う。仕上げに紙やすりを使うこともあるが今回は省略しよう」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:44:54.70 ID:oAWxDkoiP
シャア「むっ、力の入れ具合が難しいな…!痛っ!」
アムロ「デザインナイフの切れ味は抜群だからな、
気をつけないと大惨事を招いてしまう可能性があるから要注意だぞ」
シャア「やれやれ、なんとかゲートの処理が終わった、
次はこのパーツ同士を組み合わせればいいのだな。接着剤接着剤はっと…」
アムロ「最近のガンプラはスナップフィットという技術が用いられていて
接着剤いらずなんだぞシャア」
シャア「ほぅ、初心者への心配りもぬかりないな。これが…こうで…こうか!
(パチッ)おお、本当に綺麗にパーツ同士が合わさるものだな」
アムロ「だが一度パーツ同士を合わせると外しにくくなるからポリキャップの入れ忘れには
細心の注意を払えよ、さぁどんどん次の工程へ進もう」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:48:34.01 ID:oAWxDkoiP
シャア「む、脚を作る工程に入ったのはいいが、少し複雑になってきたな…」
アムロ「説明書に組み立てる順番が①や②のように指示されている場合も
注意が必要だ」
シャア「ふっ、この私がそれしきのことで…(パチッ)それ見たことか、できたぞ」
アムロ「シャア、このポリキャップはそのパーツで使うものだったんじゃないのか?」
シャア「ぬおおおおっ!!!」
アムロ「だからさっき要注意だと忠告したんだ、でも心配することはない。
こうやってパーツとパーツの間にデザインナイフの刃を滑り込ませて
ゆっくりテコの原理を使えば…(パカッ)」
シャア「おおおお…できるな、アムロ…!」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:54:07.53 ID:oAWxDkoiP
シャア「ふぅ、なんとか工程の半分まできたぞ…な!
アムロ貴様いつのまにガンダムをそこまで完成させていた!?」
アムロ「まぁ慣れればパーツを全て切り出して説明書を見なくても
フィーリングで作れるようになるものさ、HGUCガンダムはこれで5回目だからな」
シャア「私も負けてはいられない!3倍のスピードで作り上げてみせる!」
アムロ「ガンプラは焦って作るものじゃないぞ、
自分のペースで好きなように作るのが一番だ、少し休憩しよう。
ほら、コーヒーでも飲めよシャア」
シャア「ああ、ありがとうアムロ。だが私は一度やると決めたらやる男だ!」
アムロ「(こいつがこんなにガンプラにのめり込むだなんて思わなかったな、
頑張れよシャア)」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:57:23.20 ID:DdkENbT+0
アムロ普通に良い奴だな
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 18:59:01.41 ID:2fEnOAcxP
シャアがこんな青春時代を送ってたらああならなかったのに
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:00:19.51 ID:oAWxDkoiP
シャア「で、出来た!出来たぞ!」
アムロ「おめでとうシャア、
丁寧にゲートも処理されているしパーツもしっかり合わさっているな」
シャア「おおお、各部がこんなにも動くとはリアルだな!
どのポーズで飾ろうか迷ってしまうぞ…
アムロのガンダムと戦わせて遊ぶのも楽しそうだ!」
ピンポーン
アムロ「おっと誰だろう、はーい、アムロ今行きまーす!」ガチャ
カミーユ「こんにちはアムロさん、
これ、この前頼まれてたイベントの限定ガンプラです…あれ?
そこにいるのは大尉、クワトロ大尉じゃないですか!」
シャア「カミーユ!君もガンプラファンだったのか!」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:06:41.53 ID:oAWxDkoiP
アムロ「シャアもガンプラを始めたいって言うから
俺がガンプラの基本を教えていたんだ」
カミーユ「なるほど、シャア専用ザクですか。
これはシンプルで堅実な素晴らしいキットですよね」
シャア「私が誠心誠意魂を込めて作ったからな、素晴らしい出来だろう」
カミーユ「でもスミ入れをしたりつや消しを吹けばもっとかっこよくなりますよ大尉」
アムロ「そうだすっかり忘れていた!ただ組み立てるだけでも
ガンプラの完成度は素晴らしいが
これらのアイテムを使うとさらにガンプラはもっとリアルに進化するぞ」
シャア「それはソレスタルホビーイングで購入したペンとスプレーじゃないか、
それは一体?」
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:12:54.11 ID:oAWxDkoiP
アムロ「これはスミ入れペンとつや消しスプレーだ、
まずはスミ入れペンを使ってみよう」
カミーユ「大尉、ザクの装甲の表面に凹んだ部分があるでしょう?
これはモールドといいます。ここにスミ入れペンで書き込んで
モールドを際立たせるんです」
シャア「なんと!溝に陰が入ってリアリティが増したぞ!」
アムロ「はみ出した部分はティッシュで拭き取れば問題ないから
どんどん書きこむといい。
ちなみに上級者はエナメル塗料なんかでスミ入れをするが
それはまたの機会に説明しよう」
カミーユ「スミを入れ終えたらこのつや消しスプレーの出番です。
部屋で吹くと具合が悪くなるので外へ行きましょう、
今日はカラッと晴れていて絶好のガンプラ日和ですよ」ガチャ
シャア「それでそのスプレーを吹くと一体どうなるというのだね?」
カミーユ「それじゃあ大尉このスプレーを持って
そのザクに向かって吹きつけてみてください。
吹き始めと吹き終わりがかからないように、
近すぎず遠すぎずを意識してくださいね」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:21:19.42 ID:oAWxDkoiP
シャア「よしっいくぞ!(シューッ!)こ、こうか!」
アムロ「ああ、いい感じだ、全体的にムラなく吹きつけ過ぎないのがコツだぞ」
シャア「えいっ!(シューッ!)とうっ!(シューッ!)こんなものだろうか…
しかしこんなもので一体何が変わるというのだ」
カミーユ「大尉、もう一度大尉が作ったザクをよく見てみてください」
シャア「こ、これは!私のザクが塗装をしたかのようにリアルな質感になっている!」
アムロ「見ての通りつや消しスプレーは吹きかけるだけで
プラスチックのつやのある質感を抑えてガンプラをリアルに見せることができる。
一年戦争のMSはつや消し、グリプス戦役のMSはつやあり、
といった具合に使い分けてみるのもいいだろう」
カミーユ「つや消しスプレー以外にもつやあり、半つやなんてのもありますよ。
あ、あと雨の日や湿気ている日につや消しスプレーを吹くと
表面が白くなってしまうので気をつけてくださいね」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:26:23.64 ID:oAWxDkoiP
シャア「ちょっとした一手間を加えただけでこんなにもガンプラは進化するのか…!」
アムロ「これでシャアのザクが完成したわけだが作ってみてどうだったかい、シャア?」
シャア「作るのは大変だったが自分で組み上げるこの形容しがたい楽しみこそが
ガンプラの醍醐味だということがよくわかった、あなどれんな、ガンプラ!」
カミーユ「ガンプラはまだまだ奥が深いですよ。次は部分塗装や合わせ
目消しに挑戦してみるといいかもしれませんね」
アムロ「そうだな、その辺の技術を会得しないことには
ガンプラコンテストへの道のりはまだまだ険しいぞ」
シャア「望むところだ!しかしその前にそろそろおやつの時間にしよう、
ガンプラに熱中していて時間が経つのをすっかり忘れていた」
アムロ「よし、それじゃあ完成したガンプラを片手に
劇場版機動戦士ガンダムでも見ながらティータイムにしよう、
映像を見ながらガンプラで遊ぶのも一つの醍醐味だ」
カミーユ「今度はZガンダムも見ましょう!
そのときは僕の渾身の力作であるZガンダムを大尉にもお見せしますよ」
シャア「作って楽しい、眺めて楽しい、動かして楽しい、気に入ったぞガンプラ!
このスレッドを見ている諸君!バンダイのガンプラを君に!」
続く、多分
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:27:26.24 ID:YmBX2NE00
ガンプラビルダーみたいなセリフだなwww
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:31:19.40 ID:7W5XfvTP0
シャアかわいいな
久しぶりに作りたくなった
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:39:04.16 ID:iqFxfhW3O
00のHGって評価どう?
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 19:41:29.79 ID:LshT/CXM0
>>191
スサノオカッコいいよ
http://amazon.co.jp/o/ASIN/B0028VOG5O/search-best-item-22
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 20:44:17.57 ID:oAWxDkoiP
シャア「あーもしもし、アムロ? この前借りたホビージャポン、
あれは実にいいものだったぞ、ああ、うん、そうそう、あの作例がな。
確かにあれは素晴らしかった。いつかは私もあんなものを作ってみたいものだ。
ああ、うむ、ソレスタルホビーイングに行くのか、ならば私も同行しよう。
ああ、11時に駅前のマッグだな、了解した、では後ほど、ジークジオン」 ピッ
いらっしゃいませー
アムロ「てりたまのセットにナゲットを付けてくれ、バーベキューソースで頼む」
シャア「ハンバーガーを一つ、あ、水も忘れないでくれたまえ」
アムロ「シャア…」
シャア「そ、そんな『こいつどんだけ貧乏なんだよ、中学生かよ…』
みたいな目で見るなアムロ!」
アムロ「どうしてまたお前そんなにひもじいんだよ」
シャア「いやそれがな、私が搭乗した機体をHGUCで
全て買い揃えて作っていたら今月の生活費が…」
アムロ「お前ってやつは…」
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 20:50:30.49 ID:oAWxDkoiP
アムロ「それで今日は何を買いにいくつもりなんだ、あ、ポテトとナゲット食べていいぞ」
シャア「そうだな、私の機体を更にグレードアップさせるのもいいかもしれん」
渋いおっさん「ゴホッ、ゴホッ」
アムロ「あえて連邦の機体を作ってみるというのはどうだ?」
シャア「私の趣味ではないな、角ばっているMSは美しくない、リック・ディアスは別だが」
渋いおっさん「グフッ、グフッ」
アムロ「宇宙世紀以外のMSを作ってみるのも悪くないぞ」
シャア「そうだな、なんとなくディスティニーガンダムなんかよさそうだな」
渋いおっさん「グフッ!グフッ!グフッ!グフッ!グフッ!」
アムロ「ヒソヒソ(なんかやたら咳込んでるおっさんがいるな…煩わしいしそろそろ行くか)」
シャア「ヒソヒソ(ああ、そうしよう…しかしどこかで見たことがある中年だな…)」
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:00:43.38 ID:oAWxDkoiP
カランコロン
ロックオン「へいらっしゃい!お、赤い彗星さん、
この前大量に買ってくれたのにまた買っていってくれるとは気前がいいねぇ」
シャア「きょ、今日は手持ちがない!一つだけだぞ!」
アムロ「それで今日は何を買うんだ?」
カランコロン
ロックオン「へいらっしゃい!」
渋いおっさん「グフッ!グフッ!グフッ!」
アムロ&シャア「あ、マッグのじじい!!」
ランバ・ラル「違うわ!青い巨星だ!ランバ・ラルだ!!!」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:01:30.26 ID:ZQa6wkaC0
>>253
ラル様キタ━(゚∀゚)━!
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:09:25.50 ID:oAWxDkoiP
ランバ・ラル「若造二人がガンプラの話をしていたからな、
つい聞き耳を立てて話を聞いてみれば連邦の坊やと赤い彗星だったというわけさ」
アムロ「なるほど、それでやたらとグフを推してきてたわけか…」
シャア「だがしかし私の機体ではない上にパーソナルカラーの赤とは
180度異なるからなぁ(ホジホジ)」
ランバ・ラル「馬鹿者!一見思い入れのない機体でも
作り上げて魅力を感じ取るのもガンプラの魅力の一つだ!」
シャア「無茶苦茶なことを言う…」
ランバ・ラル「さぁ、だから迷わずにこのHGUCグフを作るのだ!」
シャア「そんなごり押しで買ってたまるものか!!」
アムロ「いや待てよシャア、そのグフ確かにいいかもしれない」
シャア「え?」
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:18:30.39 ID:oAWxDkoiP
アムロ「シャア、君は搭乗機体を全て作ったらしいが、
全てこの前教えたスミ入れトップコート仕上げで作ったんだろう?」
シャア「い、いかにも」
アムロ「このHGUCグフはHGUCシリーズの中でも初期のガンプラで、
今でこそ古い部類になるがステップアップするためのガンプラとしてはドンピシャだ」
ランバ・ラル「最近ではグフカスタムなんてよく出来た新作が出てしまい
少し陰が薄くなってしまった感が否めない私の機体だが、
なかなか捨てたもんじゃないんだぞ」
アムロ「シャアもザクを作ったときのことを思い出して欲しい。
脚や腕を作るとき二つのパーツを合わせただろう?
あのようなパーツ同士の組み合わせ方は『モナカ』と言われている」
シャア「言っていることはわかるがそれが何か問題があるのかね?」
ランバ・ラル「モナカということは合わさった状態になると
真ん中に設定にはない線が出てきてしまうだろう、
そいつがリアルを求める際には厄介なんだ」
アムロ「これをどうにかするために『合わせ目消し』という作業が必要になってくる、
それを練習するのにはグフは最適なキットの一つなんだよ」
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:28:56.71 ID:oAWxDkoiP
ランバ・ラル「まだまだ他にも手を入れるところは沢山ある、
自分自身で課題を見つけ出して乗り越えていくのもガンプラの魅力だ」
シャア「確かに価格も最近のHGUCと比べると安価だな、
よし、今日はグフを作るとしよう」
ランバ・ラル「私の自慢の機体だ、丹精込めて作れよ。
最後にこれらを買っておくことをオススメする」
アムロ「これは…!さすがはラルさん、俺がしっかりシャアにラルさんの思いを伝えます!」
ランバ・ラル「まかせたぞ、連邦の坊や。そして精進するがいい、赤い彗星」
カランコロン
ロックオン「なんだったんだあのオッサン…」
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:38:01.81 ID:oAWxDkoiP
アムロ「というわけで今回はHGUCグフを
今までよりもワンランク上のテクニックを使って作り上げるぞ」
シャア「見せてもらおうか、そのワンランク上のテクニックとやらを!」
アムロ「よし、それじゃあまずは今まで通りの手順で作ってみてくれ」
シャア「ああ、了解した。まずは1の工程だな…ふむふむ、
このパーツとこのパーツを…!!アムロ、もしやこれがモナカというものか!」
アムロ「そうだ、まさにそれが合わせ目が現れる原因となるモナカ割りさ」
シャア「では一体どうすればいいというのだアムロ!」
アムロ「そこでこいつを使うのさ」
シャア「そ、それは…!!」
アムロ「そう、接着剤だ」
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 21:55:48.17 ID:oAWxDkoiP
シャア「昨今のガンプラには必要がない接着剤を使うとはどういうことだアムロ!」
アムロ「いいかシャア、接着剤と一口に言ってもその種類は様々だ。
そんな数ある接着剤の中でもこの接着剤はプラスチックを溶かして
くっつけるという性質を持っている」
シャア「つ、つまりどういうことだってばよ…」
アムロ「最初は俺が手本を見せてやるからよく見てろよ。
まずはパーツとパーツが合わさる断面に接着剤を塗る、一度だけじゃなくて
何度か重ね塗りをしてたっぷりとだ。
この時ポリキャップの入れ忘れには要注意だ、想像すればわかると思うがあとで
取り返しのつかないことになるからな」
シャア「おいおいアムロ、そんなに接着剤を塗りたくるとパーツとパーツの間から
はみ出てしまうではないか」
アムロ「それでいいのさ、むしろそうでなければならないと言っても過言ではない。
そしてこの接着剤を塗ったパーツ同士を合わせる!そぉいっ!」
シャア「ああ、言わんこっちゃない…接着剤がはみ出て不格好になってしまったぞ」
アムロ「そしてしっかり密着させる、ぎゅーっと力を入れてな。
常に圧力をかけているのが
一番理想的なので大きめのクリップで固定しておくと安心だが、別になくても問題はない」
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:02:22.80 ID:oAWxDkoiP
シャア「やはりどういうことだかわからんな、説明してくれアムロ」
アムロ「さっきも言ったようにこの接着剤はプラスチック同士を溶かしてくっつけるものだ、
溶かしてくっつけるということはパーツ同士の隙間を作らずにくっつけることが
できるということなんだよ」
シャア「なるほど、溶かしてくっつくということは接合部が完全に一体化するというわけか」
アムロ「そうだ、そして接着剤が乾いたら紙やすりでパーツの凸部を削ってならす、
最後にはコンパウンドで磨いたりもする」
シャア「それでこの接着剤はいつ乾くんだ?」
アムロ「あと3日は待つ」
シャア「長いぞ!」
アムロ「そこで既に接着して3日経ったものがここに」
シャア「ぬかりないな」
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:15:55.01 ID:oAWxDkoiP
アムロ「1日や2日で辛抱たまらずに次の工程へ進む人も中にはいるが、
中のプラスチックと接着剤がなかなか固まらないことが多い、
しっかり3日待つのがベターだ」
シャア「急がば回れというやつだな」
アムロ「そして紙やすりで磨く、最初は400番、次に600番、
最後に1000番といった具合で磨いていくといい」シャッシャッシャッ
シャア「こ、これは!」
アムロ「うっすらと分割線の名残こそあるがしっかりと接着されて
線が目立たなくなっているだろう?この上から塗装を施せば
分割線は跡形もなく消え去るという寸法さ」
シャア「しかしこのキットの全ての合わせ目を消すとなるとなかなかに大変な作業だな…」
アムロ「だがそれを乗り越えてこそガンプラマイスターへの道が開かれるのさ。
今日は合わせ目がある工程から先にやっていこう」
シャア「よし、やってみるさ」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:24:12.83 ID:oAWxDkoiP
ピンポーン
アムロ「また今日もお客さんか、はいはいアムロ今行きまーす!」
ハマーン「アムロ、シャアが来ていないか?」
アムロ「ああ、シャアならウチでさっきからガンプラを」
ハマーン「シャアアアアアアアアアアアア!!!!!!」
シャア「ひぎいいいいいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!」
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:31:16.47 ID:oAWxDkoiP
ハマーン「シャア!貴様今日の私との約束を忘れたのか!
何度も連絡を入れたのにまさかこんなところで油を売っているとはな!」
シャア「す、すまない、決して忘れていたわけではないのだが、
ガンプラがその、いい感じに調子が出てきて熱中してだな、あわ、あわわわわわ」
ハマーン「私との先約をないがしろにしろにして、
よくもぬくぬくとこんなものに興じていたな。恥を知れ!俗物!」
シャア「ひいいいぃぃぃぃぃっっっ!!!」
アムロ「まぁまぁ落ちつけよ二人とも、ハマーンもそう熱くなるな、
シャアがこうも残念なのはいつものことだろう?」
ハマーン「確かにそうだが…今日は久しぶりに
この俗物と出掛ける約束をしていて楽しみに、いや違う、
この俗物の相手をしてやろうと思っていたのだ」
アムロ「シャア、女性との約束を破るのはよくない。
最近のお前はガンプラにのめり込みすぎだ」
シャア「は、反省はしている…」
アムロ「そうだ、これから出かけようじゃないか。
丁度合わせ目を消す部分の接着は終わったしちょうど乾燥待ちだしな」
308:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:39:39.48 ID:oAWxDkoiP
ハマーン「しかし一体どこへ行くというのだ?」
アムロ「いいところを知っているんだ、さぁシャアも行くぞ。
そんな百式Tシャツにパンツ一枚で外に出たら笑われるぞ」
シャア「ああ、わかった…」
次は台場です、ネクストステーションイズダイバ
シャア「ここは…」
ハマーン「お台場、だな」
アムロ「二人とも何ボーっとしてるんだ、ほら行くぞ」
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:45:25.74 ID:oAWxDkoiP
アムロ「今お台場ではガンダムフロント東京というイベントの真っ最中なんだ、
ガンプラで引きこもりがちなシャアも、デートを楽しみたいハマーンにもピッタリだろう?」
シャア「ア、アムロ!あそこにガンダムが!
本物のガンダムがいるぞ!あれは私がジオングで大破させたはずだ!」
アムロ「あれは1/1ガンダムさ、
本物のガンダムを追求して作られたある意味究極のガンプラとも言える、
2009年のGREEN TOKYOのイベントでお台場潮風公園で初めて披露されたんだ」
ハマーン「本当によくできているな、MS博物館のレプリカのようだ、
そうだシャア!記念撮影だ!記念撮影するぞ!アムロ、カメラをよろしく頼む」
アムロ「あ、ああ…ハイνガンダム」パシャッ
シャア「しかしガンダムばかりずるいな、
私の機体も1/1で作って再現してはくれないものか」
アムロ「この1/1ガンダムにもガンプラに通じるものがあるからよく見ておくといい。
マーキングの位置やセンス、装甲ごとに異なる配色や実際の雨風で汚れた様は
ウェザリングにも通じるものがある」
ハマーン「いつまでもそんなところで何をしている俗物ども!
早く中に入ってみようではないか!」
329:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 22:57:18.53 ID:oAWxDkoiP
シャア「むっ、またしても壁にガンダムの巨大な絵があるな」
アムロ「ディジェやリ・ガズィ、νガンダム、色々乗ったけど
やっぱりRX-78-2ガンダムがしっくりくるなぁ」
シャア「これが宇宙世紀の主人公と言っても過言ではないアムロ・レイの特権か!」
ハマーン「私のキュベレイの方がアートとしては素晴らしいはずだ!
ここの関係者を呼べ!作り直させろ!」
シャア「やめろハマーン!こんなところでみっともない!
アースノイド達がこちらを訝しげな目で見ているぞ!」
アムロ「お、シャアこっちへ来てみろよ、こいつは壮観だぞ」
シャア「こ、これは!!!何という数のガンプラだ!
ア・バオア・クーの戦いでもこれほどのMSがいたかどうか!」
アムロ「ここはバンダイがこれまで発売してきた歴代のガンプラ達だな、
ガンプラは30年以上の歴史がある、その重みを体全体で感じ取ることができるなんて…
こんなに嬉しいことはない…」
ハマーン「私のキュベレイは!どこだ!あっ!あったぞシャア!ほら見ろシャア!」
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:05:52.21 ID:oAWxDkoiP
シャア「昔のガンプラは今見るとなんというか…至らない部分が多いな」
アムロ「そうだな、今でこそ色分けや可動、
スナップフィットの技術は当たり前となっているが、
昔は成型色一色、無可動は当たり前だったのさ」
シャア「だが当時の子どもたちにはこれが憧れの的だったんだろうな、
こうやってガンプラに思いを馳せるだけでも温かい気持ちになるものだ」
ハマーン「こんなものが本当に当時の子ども達には人気があったのか?」
アムロ「ああ、模型店には長蛇の列、人気のあるMSのガンプラは
すぐに売り切れなんてよくあった光景さ。ガンプラに殺到した子ども達が
お店のエスカレーターで将棋倒しになった、なんて話も有名だな」
シャア「そうやって30年もかけてガンプラへの熱い思いは受け継がれて今に至るわけ、
か。胸が熱くなるな」
アムロ「だから俺達も後世にガンダムの、
ガンプラの素晴らしさを伝えていかなければならないのさ」
337:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:14:02.17 ID:WMMv0r4j0
ターンXと言えばAmazonでターンXえらく高くなってんな
http://amazon.co.jp/o/ASIN/B001K6JSRY/search-best-item-22
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:14:32.12 ID:oAWxDkoiP
ハマーン「グッズ類も豊富なのだな、ジャケットやジーンズまであるぞ、
シャア。これなんて似合うんじゃないか?
いつまでもノースリーブが流行っていると思うなよ」
シャア「し、失礼だな!しかし確かにカジュアルでかっこいいものばかりだな。
財布にサングラス、アクセサリーまで揃えているのか!」
アムロ「リア充も夢中になるわけだ…」
シャア「手持ちがないので私はシャツだけ買うとしよう、
そこの君、このシャアザクTシャツを1枚頼む」
ハマーン「シャア、私はこのネックレスが欲しいぞ」
シャア「いや手持ちがないとさっき言ったはずだが…」
ハマーン「欲しいぞゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴg」
シャア「…そこの君、やはり支払いはカードで頼む…」
344:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:25:20.25 ID:oAWxDkoiP
シャア「おっと、少々催したようだ、トイレへ行ってくる」
ハマーン「急ぐのだぞ、私は早く次が見たい」
~~~~~~
ハマーン「遅い!」
シャア「ふおおおお…」
ハマーン「遅いぞシャア!何をしていた!」
アムロ「どうしたそんなに嬉しそうにして」
シャア「ここは本当に素晴らしいところだな、
トイレにまでガンダムの世界観の意匠が散りばめられている!」
ハマーン「なんだと!私も行ってくる、ここで待っておれ!」
アムロ「お前達やっぱりお似合いだよ…」
ハマーン「きゃー!ハロがいるぞ!ものすごく可愛らしいな!!!!!!」
346:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:29:32.07 ID:RaEzZ+Ri0
ハマーン様かわいいwwwww
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:30:07.87 ID:GK80OcJXi
ハロに萌えるハマーンとか可愛すぎるだろ
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:34:41.94 ID:oAWxDkoiP
ハマーン「しかしこのガンダムフロント東京、
本当にガンダムという作品からの愛を感じる場所だな。細かいところまで芸が細かい」
シャア「ああ、昔のシャブロー攻略したとき部下がパネルになっていたのにも驚いたが、
はたして名前はなんといったか…」
ハマーン「ん?薄暗くて広い空間に出たぞ?」
アムロ「あれはガンダムSEEDのストライクフリーダムガンダムの1/1の胸像だな。
表にあったガンダムの迫力もなかなかだったが、こっちの胸像も大したものだ」
シャア「またしても私の機体はスルーされる運命にあるのか…」
アムロ「あっちには1/1コアファイターもあるな、いやぁ懐かしいな。
あの時は死ぬかと思ったよ実際」
ハマーン「NTでなければ宇宙の塵となっていたな」
シャア「ん?あそこに鎮座しているコックピットは見慣れない仕様だな、
アナハイムの新型か?」
アムロ「あれは今絶賛シリーズ進行中の機動戦士ユニコーンガンダムの
ユニコーンのコックピットを再現した記念撮影スポットだな」
シャア「民間人はそうそうMSのコックピットには搭乗できないからな、
これは実に粋な計らいだ」
ハマーン「シャア!写真撮れ!早くしろ!」
350:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:39:00.24 ID:RaEzZ+Ri0
ガンプラから離れているがハマーン様がかわいいから許す
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:41:07.80 ID:oAWxDkoiP
シャア「あそこに私がいるぞ!」
アムロ「あれはガンダムに登場するキャラクターの等身大フォトスポットだ、
誰でも気軽に記念撮影が楽しめる」
ハマーン「シャア!私をシャアと一緒に映せ!二次元になってもなかなかだぞお前」
シャア「あ、ああ…そうか、ハイ、ザック」パシャッ
アムロ「懐かしいな、数々の名シーンのパネルを見ていると
井上大輔さんのビギニングが脳内再生されるよ」
シャア「あの頃の私たちはまだ若かったな…私なんて二十歳だぞ、ハタチ」
アムロ「そんなこと言ったら俺はまだ15だ」
ハマーン「私は12かそこらだな」
アムロ「お前何歳でハマーンに手を出した…」
シャア「聞くな!さぁガンダムフロント東京も楽しんだしそろそろ帰るとするか」
ハマーン「ポッ///////////////」
シャア「やめろ!色々と誤解を招くような真似をするなハマーン!」
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:46:07.30 ID:oAWxDkoiP
アムロ「さぁ、最後にガンダムフロント東京へ来た思い出として
限定ガンプラを買っていこう。
この手のガンダムのイベントでは決まって限定ガンプラが発売されるのさ」
シャア「ふむ、またしてもものの見事にガンダムばかりだな…」
アムロ「今回はHGガンダム、1/48メガサイズガンダム、
HGUCνガンダム、HGストライクフリーダムガンダム、コアファイターの限定カラーだな」
ハマーン「同じようなものが模型屋にも売っているではないか」
アムロ「ハマーン、イベントにきて限定キットを買うという行為にも
大きな意味と感動があるんだよ、これは既存のキットじゃ味わうことができないのさ」
シャア「ならば私はこのνガンダムを一つもらうとしよう」
アムロ「あ、すいません、これ全種類買いまーす!」
シャア&ハマーン「!?」
359:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:48:51.60 ID:VnXOMWgB0
やるなアムロ
360:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:54:15.66 ID:oAWxDkoiP
ハマーン「今日は楽しかったぞ、
ガンダムカフェでの限定ガンプラ焼シャアザク仕様もなかなか美味であった」
アムロ「あれはダイバーシティ限定だからな、秋葉原店では味わうことができない一品さ」
シャア「私もこの手に入れた限定シャアザクマグカップで毎日コーヒーを飲むとしよう」
アムロ「ガンプラ作りの意欲もかき立てられたし、
ハマーンとの約束も守れてよかったな、シャア」
シャア「ああ、等身大1/1ガンダムや歴代ガンプラ達、
様々なガンダムの世界観に触れることで更にガンダムへの魅力を気付かされた。
これは後のガンプラ作りに生きてくるはずだ」
ハマーン「なんだ、結局最後はまたガンプラか、この俗物め…」
シャア「いやその、なんだ、今朝は寂しい思いをさせてすまなかったな、ハマーン」
ハマーン「シャア…//」
アムロ「(さすがに俺はもうここにいてはお邪魔虫のようだな、よろしくやれよ、シャア…)」タッ
361:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/23(月) 23:56:15.64 ID:UjWHTLK/0
よろしくいうなwwwww
362:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:00:00.24 ID:6dtj4y+mP
シャア「これからはお前をガンプラと同じくらい大切にしてみせるさ」
ハマーン「貴様今何と言った?」
シャア「あ、いや違うハマーン、君はガンプラと同じくらい
私にとっては大きな存在で美しくてだな…」
ハマーン「先ほどから聞いていればそんなにもガンプラというものは…
貴様がそこまで心奪われるとは…」
シャア「??」
ハマーン「決めたぞ!私もガンプラとやらを作る!だから教えろシャア!」
シャア「なぜそうなる!」
ハマーン「うるさい!私は決めたのだ!このまま秋葉原まで
行ってガンプラを見に行くぞ!私はキュベレイがいい!」
シャア「私は帰ってグフの続きを作らねばならないのだ!!
それよりもアムロ!アムロはどこだ!アムロー!!!!!!!!!」
続く、おそらく
363:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:00:50.83 ID:ValRwqE/0
とりあえず乙
364:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:01:40.88 ID:oZ98aZn5O
このスレ読んでたら初MGのザクⅡVer.2. 0を頭部と胸部だけ作ってほったらかしてたの思い出した
すまないザク・・・
MGターンXが出るまで精進せねば
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:01:45.28 ID:UuxvR1IZ0
乙
これはいいハッピーエンド
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:06:33.83 ID:DdkENbT+0
素晴らしいねうん、すばらしい
373:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:07:56.95 ID:x5gHY7BKi
乙
これガンプラSSに見せかけたハマーン様可愛いSSだな
376:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 00:11:18.35 ID:Ow5Or64O0
面白かった乙
499:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:06:20.48 ID:6dtj4y+mP
アムロ「それで結局あの後もハマーンと秋葉原デートを楽しんだというわけか、
微笑ましいじゃないか」
シャア「彼女の愛の全てを飲み込めるほど、私は寛容ではない…
楽しくもあったがハマーンに振り回されて散々だった…」
アムロ「ネオ・ジオンのトップも丸くなったものだ」
シャア「ところでアムロ、前回のグフだが言われた通りに紙やすりで
しっかり表面をならして借り組みまで済ませておいたぞ」
アムロ「そういえばまだグフの製作途中だったな、どれどれ…
どのパーツもしっかりと接着されて合わせ目による段差が消えている、
うん、潰れたモールドも上手いこと復活させているな」
シャア「だが紙やすりをかけた部分とそうでない部分に質感の差が出てしまった」
アムロ「トップコートを吹けば目立たなくなるからそれは問題ない。
だがどうせなら塗装に挑戦してみるのもいいかもしれないぞ」
シャア「アムロ、君は無理難題をおっしゃる。
いきなり塗装だなんてまだ私には早いんじゃないか?」
アムロ「そんなことはない、貴様だって駆け出しとはいえガンプラマイスターだろうに。
塗装の技術を磨くにはうってつけのいいところを知っているんだ」
500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:07:27.43 ID:n91ccglc0
これは続きと見てよろしいか?
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:08:29.88 ID:heJaRMgk0
続きか
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:14:36.69 ID:+AjI2gep0
来たかっ
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:17:52.84 ID:6dtj4y+mP
次は秋葉原、秋葉原、お出口は右側です
シャア「またしても秋葉原、か。こないだハマーンに散々連れて歩かされたばかりだぞ」
アムロ「今から行くところは俺達ガンプラファンの帰れるところさ、
こんなに嬉しい場所はない」
シャア「ふむ、そこまで言うのであれば連れて行ってもらおうか、その場所とやらに」
アムロ「それにしても秋葉原は久しぶりだ、
やっぱり秋葉原にくると気分が落ち着くよ、悔しいけど、俺はオタクなんだな」
シャア「アムロは7年の間に自らの魂をオタクコンテンツに解き放っていたのか…」
アムロ「着いたぞ、ここだ」
シャア「こ、ここは…!」
アムロ「ここは模型製作スペース、クラフトベースだ」
シャア「なんだここは!正にガンプラ製作にうってつけの場所ではないか!」
アムロ「ガンプラはもちろん模型製作に必要な道具の一式が揃っている。
これから塗装に挑戦しようとしているシャアには最高の環境だろう?」
509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:24:12.15 ID:mGYkzhENi
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!
511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:33:22.78 ID:6dtj4y+mP
ブライト「アムロじゃないか、それにシャアも」
シャア「ブライト、君がこのクラフトベースを切り盛りしていたのか」
ブライト「未来のガンプラマイスターを見守るぐらいのことは俺にだってできるつもりさ。
それにしてもアムロ、お前が人様に偉そうにガンプラを教えるようになるとはな」
アムロ「人は変わっていくものだろ、ブライト」ドヤァ
ブライト「えらそうな口を聞くな!」
パンッ!
アムロ「殴ったね!」
ブライト「お前もガンプラ駆け出しの頃は『もう作らないからな!
誰が二度とガンプラなんか作ってやるものか!』だの
『僕は取り返しのつかないことをしてしまった…
塗料と間違えてサフを吹いてしまった…』だのと」
アムロ「お、俺はもうそんなミスをする人間じゃない!」
パンッ!
アムロ「二度もぶった!昨日チェーンにぶたれたばっかなのに!」
ブライト「それがガンプラマイスターとして甘ったれなんだ!
自分に自惚れて一人前になれるやつなどいるものか!」
アムロ「も、もうこの店に来てやらないからな!来てやるもんか!」
シャア「これでは茶番だよ」
513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:36:17.20 ID:heJaRMgk0
わろた
514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:41:16.91 ID:C/G/GPtM0
これは模型雑誌に連載させてもいいレベル
520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 21:50:03.32 ID:6dtj4y+mP
ブライト「先ほどは取り乱してすまなかった。
アムロから話は聞いたぞシャア、気が済むまでここでガンプラ製作に取り組むといい」
シャア「すまない、恩に着るぞブライト」
ブライト「工具やエアブラシ、各ブースは自由に使ってくれて構わない。
塗料はさすがに自分で買ってもらうがな」
アムロ「それにここでは他のガンプラマイスターもガンプラ製作に勤しんでいる。
ガンプラについて教えてもらったり、交流を深めるのもこういった場所ならではの楽しみだ」
シャア「よし、やる気が出てきたところで早速塗装に挑戦してみるとしよう」
527:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:04:00.88 ID:6dtj4y+mP
アムロ「それじゃあまずは塗装の準備段階からだ。
塗装をするときはまずそのガンプラの成型色に注目しよう」
シャア「成型色というのはこのグフで言うところの青いプラスチックの色のことだな」
アムロ「そうだ、成型色には塗装を施したときに透けてしまう色がいくつかある、
例えば黒いパーツの上にいきなり明るい色を塗っても綺麗に発色しないんだ」
ブライト「奪取したガンダムMk-Ⅱをいきなり
シャア専用カラーに染めようとしてもそう上手くはいかないということだ」
アムロ「だから黒いパーツに明るい色を付けたいときは、
事前にサーフェイサーという白やグレー色の下地を吹きつけることが必要となる」
シャア「なるほど、なんとなくだがわかったぞ。
その白やグレーの上からなら明るい色も綺麗に発色してくれるというわけか」
アムロ「正解だ、他にもサーフェイサーにはパーツの表面の細かい傷を隠す効果、
塗料の食いつきを高める効果もある」
シャア「私が今回塗装するグフは成型色が青で、
塗装も青くするつもりだがこの場合はどうしたらいい?」
ブライト「よっぽど凝り性の場合はサフを吹けばいい、
今回は無理してサフを吹く必要はなさそうだ。
まぁ今アムロが話したことは覚えておいて損はない」
534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:15:11.09 ID:6dtj4y+mP
アムロ「それじゃあ今回はあえてエアブラシを使わずに
缶スプレーを使って塗装をしていくぞ、缶スプレーの魅力は
誰でも気軽に塗料の吹きつけ作業ができるということだ」
シャア「だがしかしエアブラシと比べるとどうにも貧相なイメージがあるな」
アムロ「缶スプレーはダテじゃない!まぁ最初のうちは缶スプレーに慣れることも必要さ」
ブライト「一人暮らしのマンション住まいの人は絶対に閉め切った部屋で
缶スプレーを使ってはいけないぞ、スプレーに含まれている有機溶剤は人体に有毒だ」
アムロ「まずはこの時点で色を乗せたくない箇所にはマスキングテープなどを
利用してマスキングしておこう。
そしてパーツを掴む専用の持ち手で固定する、
こういった整った環境で専用の持ち手がない場合は割り箸に両面テープでも構わない。」
シャア「手にパーツを持ったまま塗装をするわけにもいかないからな」
アムロ「そしてパーツとの距離は大体30センチ以内だ、
エアブラシと違ってエア圧を調整できない缶スプレーはこれくらいの距離がベターと言える」
ブライト「吹きつけるときは全体にムラなくだ、
一か所に集中しすぎると色の濃さや塗膜の厚さがアンバランスになってしまう」
539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:27:13.99 ID:6dtj4y+mP
アムロ「こんな感じにやるんだ、見てろシャア」(シュッ、シュッ、シューッ)
ブライト「全体をムラなく、いかに少ない吹きつけ時間で塗りきるかが大切だ。
塗りこぼしがあって、ここの色薄いよ!何やってんの!と言われないようにな」
シャア「なるほど、これが塗装の手順というわけだな、
よし、やってみるとしよう…しまったアムロ!
ついスプレーを吹きすぎて塗料による凸部ができてしまった!」
アムロ「人は同じ過ちを繰り返す…
まったく…昔の俺もよくやったミスだよシャア」
シャア「認めたくないものだな…作業を急ぎ過ぎた過ちというものを…」
アムロ「だが心配ない、
乾いた後にコンパウンドで磨いたりすれば目立たなくすることが可能だ」
シャア「ほぅ、しかし塗装を施すことで本当に合わせ目の存在が消えてしまうものなのだな」
アムロ「この技術を身に付けてしまうと合わせ目という
合わせ目が気になって仕方なくなるぞ」
ブライト「大体のおおまかなパーツの塗装は終わったようだな、
乾くまでの時間他のガンプラマイスターさん達の作業の様子を見てくるといい」
541:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:33:51.02 ID:6dtj4y+mP
シャア「しかしこうやってクラフトベースの中を見回していると
老若男女様々な人々がガンプラを楽しんでいるかがわかるな」
アムロ「ん?なんかあっちはやけに騒々しいな」
ドモン「俺のこの手が真っ赤に燃える!!!!
最高のガンプラを作れと轟き叫ぶ!!!爆熱ゴッドフィンガー!!!!!!!」
東方不敗「愚か者めがぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!ドモォォォォォォン!!!
赤い塗料で汚れた手でガンプラを組み立てるなぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」
ドモン「師しょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!」
東方不敗「本物のキングオブガンダムマイスターを目指すのだぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」
ブライト「お客さんうるさいよ!何やってんの!!!!!!!!!」
542:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:39:32.31 ID:AhRJ1PtF0
面倒くさそうな二人が来たw
547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:42:11.89 ID:6dtj4y+mP
アスラン「キラ!それ以上塗料を吹きつけすぎるとモールドが埋まってしまう!モウヤメルンダッ!」
キラ「それでも!まだ塗り足りないところがあるんだ!」
アスラン「この馬鹿野郎――――――!!!!!」
アムロ「友人同士でガンプラ作りか、素晴らしい青春だな」
シャア「あそこではカップル同士でガンプラを楽しんでいるぞ」
シロー「アイナ、二人でこのガンダムEz-8完成させよう!」
アイナ「ええ、シロー。私達二人この世で一番のガンプラカップルならいいのに」
シロー「アイナー!好きだーーー!!!」
ブライト「そこのお客さんもうるさいよ!何イチャイチャしてんの!!!!」
548:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:48:42.15 ID:mGYkzhENi
なんだこの店wwwカオスすぎるwww
552:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 22:57:04.58 ID:6dtj4y+mP
バーニィ「よーし、もう少しで最高にかっこいいザク改が完成するぞアル!」
アル「すごいやバーニィ!早く僕のガンダムアレックスと戦わせて遊ぼうよ!」
シャア「小さな子どもにガンプラを作ってあげる青年か、見上げたものだ」
バーニィ「よし、最後にここのパーツを…あれ、ない…なぁアル、
上手く言えないけど、こいつの…パーツなくしたっぽいんだ…」
アル「嘘だと言ってよバーニィーーーーーーーーーーー!!!!!!」
アムロ「ちなみにガンプラを紛失した場合はバンダイからパーツを取り寄せることができるぞ」
563:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:24:06.50 ID:BK3OqjKL0
>>552
パーツ買ったわwww
切手同封しましたwwww
557:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:15:29.61 ID:6dtj4y+mP
アムロ「あそこにいるのはハロ!ハロじゃないか!」
シャア「いやアムロ、あのハロにしては妙に気持ち悪いぞ」
緑色の謎の生物「ゲーロゲロゲロゲロ!!やはりガンプラは最後に
頭を作ってヘッドオンするのが一番であります!!
さぁパイルダーオンするでありますよー!!!」
紺色の謎の生物「まーたこんなところでガンプラ作って
ポコペン侵略をおろそかにしてる怠け者はこうしてやるですぅ、やっちまうですぅ」
黄色の謎の生物「クーックックックックックッ、ポチっとな」
ドカーン
緑色の謎の生物「あああああああああああああああああ
吾輩のガンプラに何するでありますかあああああああああああ!!!!!!!!」
ブライト「そこのお客さんもやかましいよ!!!
何爆発させてんの!!!火気厳禁だよ!!!」
558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:17:48.57 ID:kB4Tp5p40
ポコペン侵略て楽しそうだな
559:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:18:59.69 ID:p21ibEQW0
ポコペンふかくにもわらたwwwww
564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:24:51.13 ID:6dtj4y+mP
あ、ペコポンだった
素で間違えてたわ、恥ずかしい!
565:キュア坊主 ◆cpreCureyCoI :2012/04/24(火) 23:25:26.24 ID:QmRlHgOo0
>>564
ポコペンで合ってるから安心しろ
566:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:27:58.75 ID:6dtj4y+mP
>>565
ケロロ読んだのずいぶん前だから記憶があやふやだったぜ㌧
567:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:29:32.02 ID:6dtj4y+mP
アムロ「さて、そろそろパーツもそろそろ乾いてきたころだろう、
次は細かい部分に色を足していくとするか」
シャア「このグフでいうとコックピットの部分とシールドの部分、
あとはヒートサーベルが色分けされていないな」
アムロ「地道な作業だがマスキングをするのが一番だ、
マスキングテープを貼って、溝にそってデザインナイフで切り取る、
そして各部に合った色で塗る、細かい部分は筆を使おう」
シャア「えぇい!地味な作業だがやってみるさ!」
アムロ「まだまだやることはあるぞ、次はジオン系機体のモノアイのディティールアップだ」
シャア「そういえばHGUCではモノアイをシールで再現することが多いからな、
私も気になっていたところだ」
アムロ「このディティールアップパーツ、H-アイズを使う。これは模型屋さんに行けば売っているからジオンファンは常にストックしておくといい」
シャア「モノアイといえばジオンの象徴のようなものだからな、グポォーン」
アムロ「この工具はピンバイスと言って穴開け加工に使うものだ。
グフのモノアイの部分にH-アイズに合う大きさの穴を開けてはめ込むだけだ、簡単だろ?」
568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:31:12.31 ID:heJaRMgk0
グポォーンでフイタ
569:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:35:26.61 ID:qxTCUZYd0
グポォーンの再現度がやばいwwwww
570:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:39:32.66 ID:2FLtDuZE0
グポォーンが完璧
571:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:43:05.55 ID:6dtj4y+mP
シャア「まだだ!まだ終わらんよ!次はスミ入れだな」
アムロ「今回はスミ入れペンを使わずにエナメル塗料を使ったスミ入れをしてみよう。
使うのはエナメル塗料、エナメル溶剤、筆だ。慣れるとこっちの方が楽なんだ」
シャア「使う道具が多くてとても楽そうには見えんが…」
アムロ「まずはエナメル塗料をエナメル溶剤で希釈する濃さはトロトロのエナメル塗料が
サラサラになるくらいがちょうどいい。
そして筆に塗料を染み込ませてモールドにチョン、と当てると」
シャア「モールドの上を塗料が走っていくぞアムロ!!!」
アムロ「これがエナメル塗料によるスミ入れが楽だという意味さ。
モールドや凹凸に沿って塗料が勝手に流れて行ってくれるからな。
はみ出たところは溶剤を染み込ませた綿棒で拭くといい」
シャア「できるぞ!私にも簡単にスミ入れができる!」
574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/24(火) 23:50:29.67 ID:6dtj4y+mP
アムロ「次はこのガンダムデカールを使ってのディティールアップだ」
シャア「デカールとはシールのことだな、よし早速…
ん?アムロ、このシール台紙から剥がれないぞ」
アムロ「焦るよシャア、デカールは使いたい部分を切り取って水に浸して剥離させるんだ、
そして目標の位置に貼り付ける」
シャア「これは慣れないとスルスル動いて難しいな…ていっ、とうっ」
アムロ「それに時間をかけすぎるとデカールが乾いて張り付いてしまう、
慎重に貼りたい位置に置いてくるんだ。
残った水分は綿棒かティッシュでしっかりと吸いこませよう」
シャア「いかんアムロ!デカールがずれて貼りついてしまった!」
アムロ「そういうときは水分を垂らしてゆっくりデカールを動かせば大丈夫だ、
完全に貼りつくまでであれば修正は可能だ。
あとは自分のセンスで好きな位置にデカールを貼ろう」
579:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:06:09.57 ID:BO7RJ9oPP
アムロ「最後はこのウェザリングマーカーを使ってグフを汚す」
シャア「そういう冗談はやめにしてくれないか?アムロ。
せっかく作ったガンプラを汚すなど言語道断だ」
アムロ「よく考えてみろシャア、グフは地上戦に特化した機体、
こんなにピカピカだと不自然だろう?」
シャア「な、なるほど…」
アムロ「そこでこのウェザリングマーカーの塗料を大きめの筆に染み込ませて
ティッシュで拭き取る、そしてシャッシャッシャッ、とグフに筆を走らせるんだ」
シャア「機体の装甲にリアルな土泥の汚れが!!
確かに実際のMSにはこのような土や泥が飛散するものだな」
アムロ「ウェザリングマーカーの種類を使い分ければ
土や泥汚れ以外にもスス汚れや機体の塗装ハゲも再現することができる」
シャア「汚れの表現がなかなか難しいな…」
アムロ「実際のMSを見にいけないときは汚れた車や
建設機械を見るだけでも参考になる、
あとはそのMSがどんな動きを想像すると汚し方もおのずと見えてくるはずだ」
シャア「よし、そして最後に仕上げのつや消しを吹けば…」
582:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:15:52.93 ID:BO7RJ9oPP
シャア「よし、完成だ!一手間どころか何手間も加えた
私の血と汗と涙の結晶!グフができたぞ!」
アムロ「今回は今までよりも時間をかけて新しい作業も含めてのガンプラ作りだったが
なかなか楽しかっただろう?」
シャア「ああ、今まで普通に組み立ててスミ入れとトップコートだけのガンプラと比べると
その差は歴然だな。こんなにもリアルな実機のような雰囲気に仕立て上げられるとは」
アムロ「今日シャアが学んだことはまだまだ基礎中の基礎だ。
ガンプラにはもっとたくさんの作り方や楽しみ方がある」
シャア「何気なく作り始めたこのHGUCグフには色々と学ぶことや
気付かされることが多かった、ランバ・ラルにも感謝しなくてはならないな」
アムロ「さぁ、せっかく完成したガンプラなんだ。
俺だけじゃなくてもっと色んな人に見せてこいよ。
意見をフィードバックしてもらって次に生かすのも大切なことだ」
シャア「ああ、そうしよう!」
585:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:19:41.42 ID:mFzefO+X0
微笑ましい
587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:24:54.04 ID:BO7RJ9oPP
ブライト「お、完成したのか。塗装初心者にしてずいぶんとよく出来てるじゃないか、
あまりのリアルさに当時グフに強襲されたことを思い出すな」
キラ「おじさんガンプラの塗装は初めてで
こんなに丁寧な作品を作ったんですか?
コーディネイターの僕でも難しいですよ、すごいですね!」
アル「おじさんのそれグフでしょ!すごいなぁ本物みたい!もっとよく見せてよ!」
シャア「ハハハ、だろう?特にここの合わせ目を消すのに苦労したのだ、
あ、あとはこのモノアイもポイントだ、
グフの目つきの悪さを強調するためにやや上の位置に、
あ、あとここのマーキングもだな…」
シロー「グフの凶悪さが上手く表現されている…
グフの恐ろしさは俺が一番よくわかっているから間違いない」
緑色の謎の生き物「これはいい仕事してるでありますなー!
細かいディティールアップの数々からガンプラへの愛を感じるであります!」
ドモン「俺が作ったゴッドガンダムとどっちがかっこいいか!
お前にガンダムファイトを申し込むっっっ!!!!」
シャア「君達の作ったガンプラもよく見せてくれ、
今後のガンプラ作りの参考にしたい。
ん?そのガンダムは見たことがないな、一体どこの所属だ?」
アムロ「(シャアのやつあんなに嬉しそうな顔をして。
ガンプラマイスターの仲間もできてよかったな。
さて、俺の今日の役目はここまでだ。
シャア、ガンプラの高みはまだまだ遠いぞ)」バタンッ
シャア「手間をかけた分だけその感動は大きい!
このスレッドを見ている諸君!今度ガンプラを作る際には
一歩進んだ作り方に挑戦してみてはいかがかな?一味違うガンプラを君に!」
590:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:26:09.90 ID:mFzefO+X0
乙
591:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:27:37.86 ID:qxoIPi0B0
乙
面白い
592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/25(水) 00:28:45.87 ID:21BsDFjm0
みんな仲良さそうだとさ、嬉しくなっちゃう
そして乙
とうとうフィギュアを買ってしまった・・・・・・・・
まどかマギカのねんどろいどぷち買ったったwwwww
半端ない同人誌みつけたったwwwwwwwwwwwww
【無職】超絶ホワイトな会社見つけたwwwwwwwwwwwwwww【必見】
1.腹痛2012年04月26日 13:01 ▽このコメントに返信
腹いてー