ノイタミナ
『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』
第11話(最終回)の感想です。


あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。
めんまのお願いである筈の花火を打ち上げた超平和バスターズ。
しかし、めんまは成仏しなかった。

何故めんまは成仏しなかったのか相談する5人。
そして皆はすれ違っていた心情を吐露し、本当の意味で”再会”する。

じんたんは、めんまが成仏しなくて嬉しかった。
めんまが自分だけに見える事で、特にゆきあつに対して優越感を抱いていた。

あなるは、めんまが羨ましかった。
自分の好きなじんたんは、いつだってめんまの事で必死になって。
だからめんまが妬ましくて、”あの日”、ゆきあつと2人でじんたんとめんまを困らせようとした。

ゆきあつは、めんまが好きだった。
今ではルックスも世間的な地位や名誉なんかも自分の方が上、なのにリーダーはじんたんで。
だから、じんたんにしか見えないめんまなら早く成仏してしまえばいいと思っていた。

つるこはあなるが羨ましかった。
自分の好きなゆきあつはめんまが好き。
そして、めんまの代わりはあなる。
だから、自分が妬ましいのはめんまじゃなくてあなるだった。
”あの日”、ゆきあつとあなるがじんたんとめんまを困らせようとしている事をめんま本人に知らせたのもつるこだった。

ぽっぽは、自分を悔いていた。
めんまの死を間近で見ている事しかできなかった自分を悔やみ、秘密基地に心を囚われたままだった。


”あの日”。
ゆきあつとあなるは、じんたんに「めんまの事が好きなのか」と訊いた。
それは、めんま本人はつるこから聞かされていたものだった。
でも、めんまは”みんな”が好きだから止めなかった。

じんたんは逃げた。
めんまはそれを追いかけ、そして川に流され・・・・・・
ぽっぽはただそれを見ていることしかできなかった。


再び通じ合った超平和バスターズの5人。
リーダーのじんたんは、みんなと今度こそ「本当のお願い」を叶える為に、めんまの待つ家へと急ぐが・・・


めんまは「本当のお願い」を思い出していた。
病弱な母を持つじんたんは、泣いたり笑ったりしない子になった。
だから、自分がじんたんを泣かせてやる。

その願いは叶っていた。
徐々に動かなくなり、成仏の時が近づくめんま。

めんまの姿も声も、じんたんにさえ見えなくなり聞こえなくなる。
それでも、最後に手帳へメッセージを託す。

めんまは超平和バスターズのみんなが好きだった。
とりわけじんたんへは、お嫁さんとか、そういう好きの感情を持っていた。


「もういいかい?」
「めんま、見ーつけた!」

「見つかっちゃっ‥た……」

こうしてめんまは、生まれ変わってみんなにまた会えると信じて成仏した。



じんたんは学校へ復帰。
あなるも満更ではない様子。

ゆきあつとつるこの関係も進展アリ?

ぽっぽはバイトの傍ら、高認試験の勉強。

みんな、大人になっていく。
でも、あの日見た花の名前は、ずっと忘れない。


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この記事書いてる時も思い出し泣きしてました。
俺の涙腺がこんなに脆いわけがない!
あなるの付けまつげのシーンとか、ちょっと笑いの要素も入っていなかったら、溢れすぎた涙で画面が見えなくなるところでした。

BDは買う予定なので、また大いに泣きたいと思います。

ありがとう、超平和バスターズ。