
Facebookページでアプリを使っている皆さん、知らない間に規約違反をしてしまってませんか?
調査の結果、大企業さんが使っているアプリでも、規約の基準に引っかかってしまうものが多くありました。(もちろん、全然OKなものも一部ありましたが!)
※画像引用: Woman holding red card / gcoldironjr2003
※画像引用: Woman holding red card / gcoldironjr2003
私もFacebookアプリASP(投稿コンテストアプリ)の開発をしている中で、規約にちょっと曖昧なところがあったので、調べていました。今回はよく見受けられる違反例を、具体例を元にご紹介します。
知り合いの方にも間違ったアプリの使い方をしている方がいれば、ぜひ教えて上げて下さい!
目次
1.規約に違反するとアプリが停止される2.アプリが停止になる3つの理由
3.常にチェックしておきたい規約リスト
<スポンサードリンク>
1.規約に違反するとアプリが停止される
規約に違反したアプリの使い方をすると、そのアプリが突然止まってしまいます!何万人、何十万人とファンがいようと、容赦なしです。
13万人のファンがいるFacebookページが停止に!
私の知る限りでは、日本では規約違反のアプリを使ってもアプリが停止されるだけで済んでいます。
ですが、海外だと間違ったキャンペーンの仕方をしてしまって、Facebookページ自体が突然停止される事もあります。
フランスの大手衣料品店『Kiabi』のFacebookページでは、ウォールに直接写真を投稿させるコンテストをやってしまい、突然ページが停止されました。13万人(*注)のファンがいたのに、それが一瞬にして消えてしまったのです!
1ファンの獲得単価が300円だったとして、3,900万円の損失です!
アプリを使えばページは消えなかった?

ですが、規約がいつ変わるか分からないFacebook。誤ったアプリの使い方をすると、いつの間にかページ自体が停止されるようになるかもしれません。
何百万円と予算を使って獲得したファンが一瞬の内に消える事態は避けたいものです。念には念を入れて、規約に沿ったちゃんとしたアプリを使いましょう。
2.アプリが停止になる3つの理由
そもそも、アプリが停止になる理由にはこちらの3つがあります。
- 停止理由1.アプリの機能・挙動が規約違反を犯している。
- 停止理由2.アプリの管理者アカウントが停止になる。
- 停止理由3.ユーザーからスパム報告を受ける。
以下にて順番にご説明します。
停止理由1.アプリの機能・挙動が規約違反を犯している。

皆さんも以下のような機能や挙動、よく見ませんか??
実はこれ、すべて規約違反です。私が見た限り、多くの会社さんで違反してしまっているようです。
【ダメな例1】
アプリ許可をすると、コメントがウォールに自動投稿される。
※クリックすると拡大できます※
【ダメな例2】
コメントをプリセットしておく。アプリ許可をすると、そのコメントがウォールに自動投稿される。(プリセットしていたものをユーザーが修正できたとしても違反)※クリックすると拡大できます※

この【ダメな例2】のほうでは、完全にコメントを自由記入にさせないといけません。
オブジェクトの場所によっては自動挿入OK!
オブジェクトのどこに何を書き込むかも注意が必要です。(オブジェクトというのは、1つ1つのウォール投稿の事です。)
例えば、【ダメな例1】の場合、投稿するオブジェクトが以下のような形であればスパムになりません。
▼大丈夫な例1
▼大丈夫な例1

▼大丈夫な例2

オブジェクトへの挿入箇所、まとめ
要するに、以下の画像の、赤枠の部分だけはアプリ側で自動挿入はNGで、それ以外の、
- 「タイトル(青い、リンク付きの部分)」
- 「ディスクリプション(グレーの小さい文字の説明部分)」
- 「画像」
の3か所は挿入自由なのです。

ここら辺は、上手くOGPの設定をして違反にならないように表示場所を調整しましょう。
規約はここを注意!
ダメな例1・2がNGという事は、『Facebook Platform Policies』の「IV.Application Integration Points」で触れられています。
読んだことが無い方も多いかと思いますので、該当部分をご紹介します。
2. You must not pre-fill any of the fields associated with the following products, unless the user manually generated the content earlier in the workflow: Stream stories (user_message parameter for Facebook.streamPublish and FB.Connect.streamPublish, and message parameter for stream.publish), Photos (caption), Videos (description), Notes (title and content), Links (comment), and Jabber/XMPP.
また、同じく『Facebook Platform Policies』の以下の条文にも違反しているアプリがあります。ここら辺もご注意頂ければと思います。
3. If a user grants you a publishing permission, you must still obtain consent from the user before taking any action on the user's behalf, such as publishing content or creating an event.
停止理由2.アプリの管理者アカウントが停止になる。

管理人のユーザーアカウントがアカバンになった場合も、アプリも芋づる式に停止になります。
ユーザーのアカバンの理由は、「実名以外を使った」、「他のユーザーからスパム報告を受ける」、「管理人のアカウントを複数人で使い回している」などです。
こういったところは、必ず守りましょう!
管理人の複数人登録は逆にリスク?

皆さんもご存じのように、管理人は複数人登録できます。
但し、何人かいる管理人のうち、誰かがアカバンになるだけでもFacebookページを停止されてしまう事もあります。
但し、何人かいる管理人のうち、誰かがアカバンになるだけでもFacebookページを停止されてしまう事もあります。
誰かがアカバンされても大丈夫なように、、、と何人も管理人に登録すると、逆にリスクが高まるだけなのです。
停止理由3.ユーザーからスパム報告を受ける。

ユーザーからスパムアプリとして報告され場合も、アプリ停止になります。
何回スパム報告をされると停止になるかは明確にはなっていませんが、そもそも「許可なくユーザーのウォールに書き込み」したり、「意味もなく友達のウォールに拡散される」アプリを作るのは止めましょう。
3.注意すべきはこの規約

何をチェックすべか、まとまった情報がないので以下にてまとめました。ご参考になればと思います。(いつ更新があるか分からないので、常にキャッチアップできる体制を作っておきましょう。)
1.プロモーションガイドライン

http://www.facebook.com/promotions_guidelines.php
現時点では2011年5月11日が最終更新日です。
『コンテストや懸賞、その他の同様のオファーの告知およびその運営』についての規約が書いてあります。
2.ブランド情報センター
「Facebook」という言葉の使い方や、ロゴの使い方などについて書いてあります。
3.Facebook広告ガイドライン
現時点では2011年8月23日が最終更新日です。
Facebook広告についての規約が書いてあります。
4.Facebook Platform Policies
現時点では2011年9月22日が最終更新日です。
Facebookというプラットフォームを利用する上で守るべきポリシーや原則などが書いてあります。
5.Facebookプライバシーポリシー
現時点では2011年9月23日が最終更新日です。
Facebookとユーザー間の情報の取り扱いについての規定ですが、企業側も一通り目を通しておく必要があります。
6.利用規約
現時点では2010年10月4日が最終更新日です。
基本的にはFacebookとユーザー間の取り決めについて書かれていますが、『9. アプリケーションおよびウェブサイトの開発者および運営者に適用される特別規定』など、企業側が押さえておくべきことも書いてあります。
7.Facebookページガイドライン
現時点では2010年7月15日が最終更新日です。
Facebookページの使い方についての取り決めが書いてあります。
無料相談お受けします。
皆さんが使っている(or 使おうとしている)アプリが規約違反か不安な方は、こちらまで個別にご相談下さい。
→[email protected]
「投稿コンテスト」や「キャンペーン」向けのアプリは、ガイアックスでも規約に準拠したものを提供しています。ご興味ある方はこちらまでご連絡下さい。
→[email protected]
「投稿コンテスト」や「キャンペーン」向けのアプリは、ガイアックスでも規約に準拠したものを提供しています。ご興味ある方はこちらまでご連絡下さい。